詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
きれいな桜でしょう
でも この木の根をはる土の中では
多くの尊い命が 亡くなりました
その者たちの魂が 一年に一度
この『春』という新しい季節に
花となって 様子を見にくるのです
私たちを 見守ってくれているのです
「大丈夫だよ」 と あなたに
メッセージを届けるために
だからこそ 桜の花弁は
儚く 美しいのかもしれない
それは まるで
あの人の輝く 生きた証のように
俯いてしまう 私たちが
少しでも 上を向けるように
もう一度 前へ歩き出せるように
優しく 教えてくれてるのかもしれませんね
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「細かいことは気にするな」
出来たら とっくにやってるよ!
でも 出来ないんだ…
周りから「細かい」と 言われることにさえ
反応してしまう 自分の心
情けない… だけど
こう感じることは 間違いなんだろうか?
たとえば どこかケガをして
痛いと感じてるのは 間違いなんだろうか?
ある人は言う 「痛かったでしょ?」と
またある人は言う 「それくらいで痛いの?」と
ボクの答えは 「分からない…」
確かに痛いから 助けを求めたい自分
けれども 「我慢できるでしょ」と
言われてしまえば 我慢できるかもしれない
…
思ったり 感じたりしているのは
自分自身なのに
その感情 感覚さえ 惑わされて分からなくなる…
こんな風に思ったり 感じたことを
言っていいのか 悪いのか
それは許されることなのか
こんなことさえ考えてしまう
自分はやっぱり オカシイのだろうか…
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起こらないから
奇跡と言うんじゃない
起きる可能性が わずかでもあるから
だから 奇跡っていうんだ
そして その奇跡はきっと
僕たちの中にも あるんだ
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すべてを 分かり合えたら…
あなたは死なずに 済んだのだろうか
孤独に怯えることも なかったのだろうか
純粋すぎるあなたの心 それ故に
理解されなくて…
それでも真っすぐな あなたの眼が好きだった
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
どこでなら 本当の自分を出せる?
誰になら 本音を吐き出せる?
分からない 分からないよ…
だから ボクは
今夜も 一人で
カッターナイフを 握っている