詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
縁は
出会えば 終わりじゃなくて
ともに 育んでいくものだから
この眼には 映らないけれど
そんな見えないものに 人は
どこか 支えられているんだよね
心で感じられるから
人は 生きていけるんだよね
だから そんな縁を
時には 上手くいかないとしても
出来る限り 大切にしていきたい
たった一度の人生で 不思議と
巡り会った 縁なのだから
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ボクの手は 汚れているから
抱きしめることも 許されないと
一度でも 触れてしまえば
ボクが 大好きなキミを
汚してしまうから
直接話すことさえも
なんだか申し訳なくて
キミが学校 休んだ日は
なにか出来るわけでもないけど
勝手に心配になったりしてた
遠くで見てる それだけでよかった
たとえ 叶わぬ恋だとしても
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いつからだろう…
眩し過ぎる朝に
嫌気がさすようになったのは
どうしてだろう…
新しい一日が 始まるというのに
ワクワクも ドキドキもしないんだ
むしろ
まだ なにも起きてもいないのに
不安になって 怯えたり
まるで 今日一日のすべてを
既に知ってしまっているような
諦めに似た 憂鬱な気持ちでしかない
いったいなにが
ボクを こうさせてしまったのだろう…
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家族・友達・職場・学校…
キミはキミ 一人だけなのに
その日 その場所 その状況で
それぞれ 使い分けられている
異なる自分がいることに気づく
いつも 違う自分を使い分け
時には 本心のない自分を演じて
キミの体は 1つしかないのに
いくつもの自分を こなしたんだから
だからせめて 今日一日くらい
ゆっくり自分を 休ませてあげてね
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一度 意地を張っちゃうと
お互い 引くに引けなくて
「ごめんなさい」と 言えなくて
あとになって気づくんだ
冷静になると なんでもないこと
そんな些細なことで ぶつかって
言い過ぎたかな?と 不安になったり
謝ろうかな?と うかがってみたり
キミからの 連絡待ってたりするんだ
それはきっと ケンカしても
浅い想いで 付き合っていないから
軽い気持ちで 「好き」なワケじゃないから
やっぱり 簡単にキミのこと
嫌いになんて なれなくて
そばにいないと 落ち着かなくて
ボクには キミが必要なんだと
改めて 思い知らされるんだよ
ごめんね
そして 戻っておいで
キミの居場所は ここにあるから
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赤ちゃん
そう呼ばれる 新たな命
その姿を この目に見ることも
この手で 抱くことも出来なかったと
キミは 自分を責めるけど
キミが悪いワケじゃない
キミの赤ちゃんは 無事に
生まれてくることが
出来なかったけれど
それでも キミの体の中で
確かに 生きていたんだよ
キミと一緒に 息してたんだよ
だから 自分を責めないで
きっと お腹の赤ちゃんだって
キミのことを恨んだりしない
むしろ感謝してると思うよ
「短い間だったかもしれないけど
ありがとう お母さん」って
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お母さん ごめんね
ボクが 産まれてくることを
あんなにも 楽しみにしてくれてたのに
お腹の中で ずっと守ってくれていたのに
ボクも 周りと同じように
産まれて 生きていきたかった
だけど お母さん
ボクは 後悔していないよ
わずかな間だったけど
あなたに この命を宿して
あなたの中で あなたと共に
確かに 生きることが出来たから
ありがとう お母さん
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嫌いな人に 「嫌い」と言える
嫌いな人に 無理したり
嘘を演じて 「好き」とも言える
好きな人に 意地張ったり
気にして欲しくて 「嫌い」とさえ言えるのに
好きな人に 「好き」と言えない
素直に伝えることが出来ない
屈折している 私
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3歩進んで 2歩下がったって
一歩 確実に進んだんだ
例え 評価されなくても
他人には 見えないような
小さな一歩だとしても
キミは 確かに前進したんだ
それでいいじゃないか
キミは キミのペースで
キミの道を 歩いていけばいいのだから