詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
キミは 汚くなんかない
自分のイヤな部分にだって
ちゃんと 気付けているのだから
誰にだって 自分の嫌いな部分はあって
それは 理想の自分ではない
けれど 現実 心の中に存在している
確かな よりリアルな自分
それが キミの一部なら
それでも構わないよ
いい恰好ばかり 装わなくてもいい
いつも綺麗なキミじゃなくてもいい
疲れちゃうだろ そういうの
キミの 自分の嫌いな部分を
見せてくれてもいいんだよ
そんなことで キミを嫌いになるほど
ボクの想いは 浅くないから
たまには見せてくれていた方が
よりキミを知ることが出来るから
キミの 自分の嫌いな部分さえ
ボクは受け止め 好きになりたい
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あなたは
『私』が 必要なんじゃない
あなたの言うことに 黙って従い
あなたの思い通りに 行動して
あなたに 決して逆らわないで
そばにいてくれる人なら
誰だって いいんでしょ
…
もういい加減にしてよ…
あなたの都合に 振り回されて
私 もう疲れちゃったよ…
こんなの 本当の恋愛じゃないよ…
私の好きだった あなたじゃないよ…
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夜
キミの涙を聴いたとき
ボクの心は 熱く震えた
どうして こんな肝心な時に
そばにいてやれないんだ と
ただ 嘆くことしか出来ない…
二人の想いは 一致しているのに
立ちはだかるのは 程遠い距離
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泣きたいときに限って
いつも 誰もそばにいない…
大丈夫
そう言い聞かせてみる
唇を 強く噛んで
感情の波が引くまで 堪えて
そんな毎日
もはや それが当たり前で
何年も過ごしてきてしまったから
誰もそばにいないことが むしろ
いつの間にか もう
ボクにとって ‘いつも’のことだから
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人は 思い出がないと生きていけない
でも 思い出だけでも生きていけない
夢はいつか 覚めなきゃいけない
覚めない夢は いつか
哀しみに 変わってしまうから…
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身体が 弱っているなんて
心が 壊れているなんて
誰になら 話し出せるんだろう
仲の良い人に 言ってしまえば
きっと 心配をかけてしまう
親のどちらかに 知られれば
きっと 迷惑になってしまう
だから 打ち明けられないで
いつもどおりを 装って
元気なフリを 演じ続ける日々
…
「いつ 解放されるのだろう…」
誰にも言えずに 置き去りにされた
本音と 薬が転がっているだけ…
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こんなボクでも
慕ってくれたり
頼りにしてくれる人がいる
それは とても嬉しい
だからこそ なのか
その人たちに ボクの
弱いところを 見せてはいけない
頼りにしてくれる人達に
不安な想いをさせないために
そう思ってしまうんだ
でも…
そんなとき ボクは
誰を 頼ればいいんだろう…
誰になら 打ち明けれるだろう…
どこで 泣けばいいんだろう…
どこでなら 気持ち叫べるだろう…
…
分からない
ボクは迷子 心のマイゴ
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心の中が モヤモヤして
他人に上手く 話せないでいる
いや 自分の中でも
上手く まとまっていないだけ
それなのに…
この人は こんな私のことを
心配してくれる
この人に 迷惑をかけたくない
余計な世話まで させてしまいたくない
だから…
「ううん、実はその…」
でも…
吐き出せたら きっと楽になれる
そんな気がしてる 自分もいて…
(どうしよう…)
一度 話してしまったら
この人のことだ
優しいから きっと朝まで
付き合ってくれるんだろう
自分が眠ることも忘れて
私の相手をしてくれるんだろう
でも それは…許されること?
いや 私のエゴだよね…
だから
今夜は 話さないでおこう
「やっぱり、なんでもない」
私 まだ頑張れる
今までだって 1人でやってきたんだし
それに
この人を寝かせてあげなきゃ
きっと 疲れてるはずだから
「もういいの 大丈夫だから。」
「うん、また明日。おやすみなさい。」
そう言って 携帯を閉じる
これでよかったんだよね…?
私は 眠れそうにないけど
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キミは なにか言いたそうで
だけど 全てを教えてはくれない
「どうしたの?」「大丈夫?」
もう何度も 同じ言葉ばかり
電話の向こうじゃ
まるで無意味に思えてくる
キミの表情まで 見えない
それがなんとも もどかしくてつらい
キミの力になりたいのに
こんなときに なにもしてやれない…
「ボクでよければ、話聞くよ?」
今まできっと 数え切れないくらい
我慢してきた 我慢を強いられてきた
だから キミは言い出せなくて
誰かに 上手く甘えられなくて
心の内を 吐き出すことをためらう
「そう、なんでもないならいいんだ。」
今夜も言わないつもりなんだね
ボクから 無理には聞かないよ
キミが言い出してくれるまで
出来るのは 信じて待つことだけ
「うん、わかった。」
キミが安心して 眠るまで
許されるなら 寄り添っていたい
優しくそっと 抱きしめていたい
「おやすみなさい。」
だけど キミが甘えられる人は
ボクじゃないのかもしれない
「また明日。」
不安が募って 眠れそうにないけど