詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
外に出れば 街は飾られ
恋人たちで溢れている
ひとりぼっちのボクの手は
いつものように ポケットの中
早く過ぎ去ってしまえばいいのに
ただ 傷つくだけの 冷たい世界…
ボクの居場所のない季節…
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太陽は 眩し過ぎるから
お楽しみは 夜になってから
さぁ キミも一緒に屋上へ行こう
なにも考えなくていい
肩の力を抜いて 楽にして
ただ 眺めるだけでいいんだ
そうすれば 月は優しい光で
語りかけてきてくれるから
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立てなくなった時は 寄りかかってきて
ボクが支えるから
泣きたくなったら 遠慮なく泣いて
そっと抱きしめるから
寂しい時には いつだって呼んで
ずっとそばにいるから
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どうして キミはこんなにも
つらいとき 苦しいとき
笑っていられるんだ…
健気な けれど 痛い笑顔
どこか哀しげで 優しい笑顔
彼女は精一杯 努力している
自分の不安を 押し殺してまで
‘普通’に振る舞おうとしている
もう 見ていられないよ…
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‘好きな人のそばにいたい…’
ただ それだけのために
‘自分自身’を捨ててまで
違う人間になろうとしてる…
そんなキミを 見てるのがつらい…
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ボクはキミとは違うから
歌うことは出来ないけれど
あの美しい旋律を 風になびく髪の艶を
ボクはずっと 忘れられない
緑いっぱいの丘の上
帰りに 二人で寄り道をして
沈む夕日を 並んで見てた
瞳を閉じれば 今でも浮かぶ
あどけない笑顔と 和らかい声
深く心に染みついて
いつのまにか 友達を越えて
ボクはキミを 好きになってた
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ボクが訪れたのは
それから4年後のことだった
あの日 ‘キミの死’という
あまりにも突然で 残酷な
現実から ボクは目を逸らした
逃げたんだよ… 最低だろ
今さら この街に現れて
墓前に立つなんて
生意気だよね…
許してくれなんて 言わないよ
申し訳ない気持ちで いっぱいで
ボクは キミの彼氏だというのに
最低だろ ごめんね…
なにも出来ないまま…
役に立たないまま…
なにもしてあげられなかった…
ボクはキミを… 守れなかった…
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キミを想うと 胸が痛い…
どうしてそんなに頑張るの?
どうしてそこまで無理するの?
どうして こうなることと分かってて
一言 言ってくれなかったの…?
誰かに頼ってもいいんだよ
誰かに甘えてもいいんだよ
自分の弱さを 隠しとおすことが
本当の強さではないと思うから
一人で強がる キミも好きだけど
素直になってもいいんだよ
大丈夫 離れていかないから
本当のキミを知ったとしても
ボクはずっと ここにいるから(^^)