詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
「大丈夫だから…」 そう言わなきゃ
みんなに迷惑かけるから…
周りに心配かけるから…
「大丈夫だから…」 そう言わなきゃ
友達が自分から 離れてゆく
そんな気がして… 恐くって…
「大丈夫だから…」 そう言わなきゃ
誰かと比べて 「大したことない」
必死に自分に言い聞かせてる
「大丈夫だから…」「 大丈夫だから…」
精一杯の愛想笑い 演じて
ホントは苦しいけど…
ホンネは寂しいけど…
「大丈夫だから…」 そう言わなきゃ
もう独りぼっちには 戻りたくないもの……
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自分のことをバカにする
相手の不運を喜んでしまう
心の狭い自分がいる…
そこでうずくまり 泣いている
人を見てみぬふりして 助けない
心の狭い自分がいる…
可哀想だと思うどころか
「ざまあみろa」と罵る気分
優しく声をかけるどころか
関わらないよう 避けてるばかり
無邪気な子供は 「大丈夫?」
無邪気な子供は「どうしたの?」
相手に関係なく 声をかけたり
心配してるっていうのに…
いつからか ボクの中には
心の狭い自分がいる…
年を重ねるにつれ 子供より
相手のことを思いやれない
心の汚い自分がいる…
心の醜い大人がいる…
心の狭い自分がいる…
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あと少し もう少し早く
キミと出会っていたのなら
きっと ボクの人生は 今と
変わっていたかもしれない
キミを愛していたかもしれない
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手を繋いでも 唇を重ねても
身体をひとつにしても
あなたの心は そこになかった…
私を見ては くれていなかった…
あなたは確かに ここにいるのに
あなたの心は そこにはなくて…
どうしたら私を見てくれるの?
どうしたら私を愛してくれるの?
私はこんなにもあなただけを
愛しているというのに…
あなたを手にすることが出来ない…
あなたの心に 手が届かない…
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
他人の顔色 伺うような
自分の評価 気にするような
ボクは 小さな人間だから
他人の言うこと 真に受けて
「冗談」 そうは思えなくて
心 傷ついてしまう…
でも 多分ボクも同じ
どこかで誰かを知らないうちに
傷つけてきたのかもしれない…
傷つけているのかもしれない…
きっと お互い様なんだろう
この世の中を 生きていく上で
傷つかない人なんて きっと
いないのだから
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幸せは まるで雲のよう
しっかり掴んだはずなのに
気付いたら もうそこにはなくて…
幸せは まるで風のよう
確かに肌で感じていたのに
いつのまにか 消えてしまって…
幸せは まるで夢のよう
さっきあなたは そばにいたのに
目覚めると 私 独りぼっちで…
幸せは まるで花のよう
あなたとの日々は 輝いていたのに
雨降ると 儚く舞い散って…
幸せは まるで月のよう
私の心に 満ちていたのに
あなたがいないと 欠けてしまうの…
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キミのいない世界は 色がなくて
冷たくて 生きてる意味がないとさえ
思ってしまう時ばかりだった…
でもね 今は違うよ
分かる気がするんだ
命の尊さ 「生きる」ということ
そして キミがこの世を去ったのは
決して意味のないことなんかじゃないと
キミが文字どおり 身を持って
ボクに教えてくれたこと
ボクに伝えてくれたこと
ありがとう 無駄になんかしない
キミの残したメッセージは
この胸に 受け取ったよ
今度はボクが届ける番だね
キミが去った後 ボクが生きて
感じたことや思ったこと
そして 二人が確かに出会った
この世界の素晴らしさを
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独りには慣れていた
気楽だとさえ 思っていた
なのに そんなボクの前に
ある日突然 キミは現われて
キミは不思議な人だった
何の魅力もないボクに
話し掛けたり 世話を焼いたり
ボクの代わりに泣きだしたり
なぜか いつもそばにいてくれた
ボクがキミの名前を呼ぶと
必ず 笑顔がそこにはあって
いつの間にか ボクの心は
キミに惹きつけられていた
けれど キミはいなくなった
あまりにも 突然だった…
三年前の今日 キミは静かに
息を引き取った…
キミを失って ボクは泣いた
心震えて 枯れ果てるほど
独りには慣れていた
けれど 二人でいることの
楽しさを知ってしまったボクに
キミのことが好きだと ようやく
気付いたボクに 独りは身に染みた…
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そばにいたい… でも
二人 そばにいることが
キミのためにも ボクのためにも
ならないことを知ってしまった…
傷を舐め合う 慰め合う
お互いなら「分かりあえる」と
同情と愛の 違いが見えずに
キミに甘えてばかりいた
キミを甘やかしていた
キミはワガママになった
ボクは疲れ果てていた…
だから 別れたはずなのに
断ち切れないのは なぜ?
自分の気持ちが見えずに
キミをまた傷つけていた…
キミをまだ苦しめていた…
嫌いで別れるワケじゃないから
嫌ってしまった方が楽なのか
イヤで離れるワケじゃないから
イヤなとこ見つけた方がいいのか
消えてしまった恋の火が
再び 胸に灯ることはなかった…