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ふくざわゆいとの部屋


[1067] 失声症
詩人:ふくざわゆいと [投票][得票][編集]

良心が言う



「これは違う」と




叫びたい



「だれか助けて」と



けれど その声を上げても



いつもそばには 誰もいなくて



独りで ずっと震えているだけ



周りは 見て見ぬフリをするだけ



そんな日々が 続いたからか



いつの間にか 心の中の



声を上げることさえも



そのうち 忘れてしまって



街に呑まれて 群衆に紛れて



モノクローム




こうして また1つ



声が 消えていくのね…

2013/10/02 (Wed)

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