詩人:ふくざわゆいと | [投票][得票][編集] |
昔 ある女の子に言われたんだ
「自分で自分のこと
どれだけ一生懸命でも決して
『自分は 頑張っている』なんて言うな」って
だから 無理や限界の境目は分からなくなるほど疲れても
求められてるものや
結果が出せない限りはダメなんだと思ってた
まだ足りないんだ 自分は頑張っていないんだと思い込んでしまった
けど 違ったんだ 気づいたんだ
多分 その女の子は 言葉足らずで
ホントに伝えたかったのは
わざわざ 口にするな ってだけで
自分で自分を認めてあげたら
それでいいんじゃないかって
誰かに 認められなくたって
自分が頑張ってきたことを
自分自身が誇りに思えたら
それでいいんじゃないかって
例えば 缶コーヒー ひとつ買って
10分くらい 喧騒から切り離して
ほっと落ち着いてもいいんだよって
誰かに知ってもらいたい
見てもらいたい 分かってもらいたい
そんな気持ちは 誰にでもあるけれど
自分から口にしてしまうのは
あまりにも品がないんじゃないかって
自分の価値を 押し付けているようで
それは もったいないんじゃないかって
だけのことだったんだと思う
「あなたが 頑張っている人だって
私は ちゃんと分かっているよ」って
今になって ようやく分かるような気がするよ
ひとつひとつ またひとつと
目の前のことを やっていけばいいんだ
頑張っていけば それでいいんだ
もし 誰も気づいていなくても
自分が分かっていればいいんだ
キミには 自然と伝わっていたのだから
その当時 すぐには分かってなくて
文字どおりに受け止めてしまって
自分に無理をさせたこともあったけど
もっと自分自身を好きに 楽に
大切に思っても 良かったんだ
今になって ようやく分かるような気がするよ
教えてくれてありがとう
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