電車が入ってくる駅のホームに立つと 傷が疼く… 「飛び降りろ」と赤信号の交差点 車が通り抜けるたび 傷が叫ぶ… 「飛び出せ」とボクの右腕に刻まれた 傷 心の代償やがて 紅く染まった腕は 痛みを伴っていうことをきかなくなっていった… ボクの身体なのに ボクが切ったから…神様が罰を与えた… 母は泣いていた…
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