ホーム > 詩人の部屋 > ふくざわゆいとの部屋 > 流産

ふくざわゆいとの部屋


[970] 流産
詩人:ふくざわゆいと [投票][得票][編集]

赤ちゃん



そう呼ばれる 新たな命



その姿を この目に見ることも



この手で 抱くことも出来なかったと



キミは 自分を責めるけど



キミが悪いワケじゃない



キミの赤ちゃんは 無事に



生まれてくることが



出来なかったけれど



それでも キミの体の中で



確かに 生きていたんだよ



キミと一緒に 息してたんだよ




だから 自分を責めないで



きっと お腹の赤ちゃんだって



キミのことを恨んだりしない



むしろ感謝してると思うよ



「短い間だったかもしれないけど



ありがとう お母さん」って

2011/06/05 (Sun)

前頁] [ふくざわゆいとの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -