詩人:サブちゃん | [投票][編集] |
沈黙の中
咳がしたい
でも今は駄目だ
我慢できない…
近くの友人に言う
近くの友人は言う
咳は飲んでしまえばでない
僕は試した
すると……
ケツから咳がでた
沈黙の中
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じぃちゃんは桃が好きだ
僕はじぃちゃんの作るお雑煮が好きだ
今は入院してるけどきっと治る
『桃が食べたい…』乾いた声で僕に伝えるじぃちゃん
僕は『明日ね』と言うとじぃちゃんニッコリ笑った
その夜、僕は夢を見た…今でも昨日のことのように思い出す
入院してるはずのじぃちゃんが家にいて僕はじぃちゃんのお雑煮を食べているのだ
たしか三杯食べた
『もうお腹いっぱい』と言うとじぃちゃんは『あと食べさせられないんだからもっと食べなさい…』と言った
…
電話の音で目が覚めた
ちょうど四時…
僕はじぃちゃんに桃を食べさせてあげられなかった…
僕はじぃちゃんの作るお雑煮が好きだ
じぃちゃんは今でも好きかな…?
…
僕のこと
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編み戸にすがっているハエを殺そうとする
ハエはきずかない
そっと忍び寄る…
殺した…
なんだか急に…
死んだじいちゃんを思い出した
また編み戸にすがっているハエを殺そうとする
死んだおじいちゃんを思い出した
……短い沈黙のあと
広い世界に羽ばたいて行った
おじいちゃんも…
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君に愛されたい
君に恋したい
今までの僕はなんできずかなかったんだと思ってる
どんなに大声を出してみてもあなたは返事はしてくれないと思ってたんだ
片思いに怯えても
両想いになろうとも
わけも分からずその答え受けとめても
あなた忘れずに今日も走りだす
君に愛されてたい
君に恋をしたい
そんな想いを抱えたら
永遠に切れない電池になる