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フィリップの部屋


[240] トースト
詩人:フィリップ [投票][編集]

チン、という音と一緒に
僕の朝は始まる


湯気の立ち具合や
カーテンが光を取り巻く
その瞬間に生まれてきた言葉は
いつも、十色


ジャムの甘味が
一リットル半の世界に広がる時
僕は
僕で無くなる
また別の何かへ



「おはよう」
という声は
いつもより少しズレてて
何か、おかしい

2007/10/11 (Thu)

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