チン、という音と一緒に僕の朝は始まる湯気の立ち具合やカーテンが光を取り巻くその瞬間に生まれてきた言葉はいつも、十色ジャムの甘味が一リットル半の世界に広がる時僕は僕で無くなるまた別の何かへ「おはよう」という声はいつもより少しズレてて何か、おかしい
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