夕日浴びた土管の上に転がる心汗の滲む手のひらはいつもパチンコ玉を握っていた神社に繰り広げられる決闘でも僕も君も月光仮面だった日が暮れる時に明日の見えない、約束交わした言葉はいつも、バイバイさようなら、は言いたくなかったからしゃがみ込む僕の手のひらを泥をつけて、と叱りつつ握ってくれた、手のひらは、あたたかったリアルタイム放課後永遠の時間ひぐらしの声僕は今も、生きています
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