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フィリップの部屋


[263] カラクレナイ
詩人:フィリップ [投票][編集]

からくれないに染まった夕日は
カラクレナイに落ちていった
時間は流れていくのではなく
風化していくだけだと知ったのは
一昨年だった気がする


からくれないに悩んだ日々は
カラクレナイに過ぎていった
ネジ巻き式の季節と一緒に
君はまた色を変え
四季の窓に座っている


からくれないに恋をして
カラクレナイな恋をしよう
自由自在の心でもって
踏み出した未来は
うすくれないに
染まっていた

2007/12/04 (Tue)

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