なんにもないなんにもなかったただそれだけの退屈な紺色今夜はもう、そんな夜再生する世界の後僕らは生まれ僕らが再生すると世界はまたどこかへ流された哲学的な妄想それはきっと幻なんだ今夜はきっと、そんな夜真夜中の静寂海を越えた国の戦火星空の眩しさ象の目ヤニ全ての世界のその果ての無限の世界へ行きたい今夜はもう、そんな夜だから今夜もまた、そんな夜になると思う
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