ピアスを揺らす風が吹いてふいに、もう二つ開けたくなった君と同じ数だけ痛みを知ってみたかった痛みとは愛の権化なり道に迷った猫を追うそうしたら途中で君と別れて結局、君と出会う出会い直し二人で一人だということを知っているそれが人間人間とは愛の権化なり離れては生きていけない奴等がいる何故だろう答えを知っている奴がいる「血液が君を呼んでいる」誰だろう神様だろうかくっつきあって影になる影となってくっつきあう僕らは愛の権化なり
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