詩人:是清。 | [投票][編集] |
鶴の首/アイデンテイテイの確立/其れに関わった人々
愛すべき人たちの眼の前で
内臓をぶち撒けて死にたい
脳を溶かす陽射
鶴の首/アイデンテイテイの崩壊/其れに携わった人々
簡単な愛情で薄ら寒いドラマ繰り広げよう
燦燦と降り注ぐ緊張感有る日光舞台、
人形劇
愛されるべきヒトの足元に這い蹲り逝きたい
解散な快感が名残惜しげに請求ス
幾つかの期待が全体を圧迫する
今生の別れと短命な蝉の真似、
若輩者が夏を最大限に楽しもうとする
逼迫した湿度
鶴の首/ソオダ水の夜/待ち望む昼
もう好い加減にしてと幾度か叫び此の砂漠に伏す
自我と謂う名のH2O、
鶴の首伸ばして彷徨い歩く真夏の夜。