詩人:是清。 | [投票][編集] |
「もう君に会わない」事
無理難題書かれた僕のメモ
破れたポケットに虚ろな奥底を視た
奪われた幽かな便りを細く細くビルの隙間に見つけた、
あの日へ還る縋る様な祈りを今は只繰り返して居る
散散な星空
夢見るよな空のバスタブを
引っ繰り返してスプーン一杯の星空で喘ぎたい
さよならなんか出来ない、出来なくていい
狂わされた、狂わされたいから此の夜に
三十二ポッケのドア撃ち開いた
完全な晴れのマシンガンなんて有る訳は無い
もう持ち得ない
日常を犠牲にして進んだ僕等には
完璧じゃない在り得ない
本音言うと苦しさに君を見詰めていられない
其れ故に弱い僕には
欲しいものなんて何も無い
これから六十余年間無くていい、それでいい
手に入るもの、手に入れるものすべては
君以外数えられそうに無いから
もう君の後姿恐れない
欲しがって居ただけのあの頃にさよならしよう