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是清。の部屋


[139] 四十九度の大氣。
詩人:是清。 [投票][編集]

ばら撒いた、過去を感熱紙に焼き付けた冊子
要らない輪、散乱する不快な枯葉、形作る輪

此の咽喉の飢えは四十九度、此の残暑のせいでない
此の琴の震えは二十四時間、此の万障の性ではない

白く重ねると黒くなる正
苦楽重ねると白くなる生

温情も今生の今此の時に左様ならした
従順な照準だけを選択して生き往けよ
整頓されていない混沌気後れから昨日の道遺棄行けよ
狡賢く抜けたすべてアリバイ工作
四十九度嗚呼、
あの残暑にやられたと言い訳して果てろ
四十九度嗚呼、
あの熱にやられてわたくしは逆に正方形、
其れで有るけれども規模を逸した大器で
四十九度の大氣嗚呼、
滑り落ちて何もかもぶち破ってきてしまう

わたくしは大きな鰐
相当数の生贄で晩餐
もう一度四十九度嗚呼、
大きな口でにやり、
陰湿に快活に爽やかに、
四十九度の大氣嗚呼、
笑って魅せるだろう。

2004/09/03 (Fri)

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