詩人:是清。 | [投票][得票][編集] |
もしも昨日が僕を嫌って
明日に投げ出すような真似をしたら
嘘に塗れた昨日をいっそ捨てよう
三千世界何処を探しても
君しか居ない
君の姿形の造形しか有り得ない
世界でメッキの剥がれた銃で
いい加減な太陽に乱射したい
僕は産れた儘のすがた
今期大流行の天然ファーのコート
身に纏って同じ姿の君を探している
刹那見失って現れた君は
無機質な皮膚で僕の眼を撹乱させてる
擬態の嘘
皮膚の裏
瞳の奥に視得る
視得る
嗚呼餌付かぬ狂犬!
ダミーに任されぬ任務行為に騙されぬ勤務相当上等な革を着込んでも誤魔化せない隠せない嗚呼狂犬の到来
擬態の嘘
皮膚の裏
言葉の奥に潜む
潜む
嗚呼寝付けぬ狂犬!
シャンデリア、太陽光が健康的に僕達の、
猥褻な眠りを邪魔している、観ている…嗚呼、