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是清。の部屋


[78] 足踏み。
詩人:是清。 [投票][得票][編集]

逃げたくない
背中を向けたく何か無いのだ
恥づかしい
足が丸で地面に張り付いて居るかのやうだよ
まう動けない

余り役に立たない/乾いた目さへ閉ぢて
今此処で立ち止まつてゐるから
明日の朝何て視れない

幾つもの理由を付けて/悩むでゐる振りで
此の場所に留まつて居たけれど
飽き性の妾に
足踏みは出来ない

何度踏み留まつて来ただらうね
下向いて歩く妾に明日と今日の違ひ何て特に無い
区切りに意味を持たせる事が
明日こそ出来るのだとしたら
曖昧な日々を綴ぢて
今此処でやり直さうか。

2004/04/27 (Tue)

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