麗しいね/黒く長い髪は夢みたいね/弦を弄る其の指さえも夢見てた夢こそ/時つ胸を縛り付ける現つ差し向つて右からが/君の云ふ人生様への礼儀隣に猫/前脚を枕にして眠りに浸いて居る恐がらないで/眼を開けて/窓を開けておいて駄目だ、此処から此処から焦燥感、狂ひさうだ。
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