詩人:李英 | [投票][編集] |
往く先々に 立ちはだかる者 次々倒しながら それでも前に進む 冷醒めとした視線回繰りぬけ 疲れたと一言溢せば まだだまだだと 後押す言霊 癒す一時 無いままに また斬り倒し 明日へ繋ぐ この手にあるもの振り降ろし 幾度己も絶ち斬ると 懐中押し当ててみても どうすることも出来ず 定めのままに 月読み見方に 一日一日遣り過ごす 我ここに一人 我いつも一人
詩人:李英 | [投票][編集] |
酔い乱れて 月夜歩いてみた 舞い踊る気持ちで この願い届けとばかりに 振り向くと そこは一面の暗闇 たぐる様に 道往く 生きてる証し確かめながら
詩人:李英 | [投票][編集] |
戒めのように 魅せられて 縛り浸けられて たどり着く 黄泉の国 ここぞとばかりに叫びだすその声音 陰と陽の戯れか 耳について離れない 誰ともつかぬその元々に かしづいてみる
詩人:李英 | [投票][編集] |
優しい指先 彩る心 景色の間に間に 感じる風 胸騒ぐ 落ちてくる花びら 口づけて 開いた扉に 我投ず 只一時の悦びか 只永遠の慶びか 今宵宴の幕はなし
詩人:李英 | [投票][編集] |
平凡な恋なら 響いたりしない 夢と現実の狭間 墜ちて往けば 解るのかもしれない 抱き締めあった記憶 心に刻まれてるのは何故 通り過ぎた風の中 あなたを見つけた瞬間 過去と未来結ばれ 永遠の恋人と出逢えた
詩人:李英 | [投票][編集] |
思わず笑顔になる 溢れる程の満面 歩く姿見掛けた時 信号で落ち合う時 取り巻くすべて かき消えて行き 見つめてしまう 君と一緒に居る時には 言いたい事有りすぎて うまく伝えられない そして そのまま行かせてしまう そして初めて気づく 君を愛してると言い忘れた事 君がそばにいないと 夜はとても長く冷たく 一人深い悲しみに暮れる どれ程大切か どれ程必要か 言葉がみつからない それは甘やかな降伏
詩人:李英 | [投票][編集] |
いつもよりはしゃいでたあの夜 寝顔に涙が一粒 深紅の華の雫にも似ている その君の憂い 引き受けようか 愛しさには情熱 ため息には沈黙 そして次第に 恋が熟れていく
詩人:李英 | [投票][編集] |
君のぬくもり 胸の中から溢れてく 出逢った運命は初めから 天のたくらみ 何故 心は掻き乱れるのか 何故 涙で癒されて往くのか それは 巡り逢った奇跡の名残り 覚えていて欲しい これほどにも愛した日々