いとしい人よ 黄昏は 暗い光が辺りを包み 静かな夜のとばりが ゆっくりと忍びよる時 風がかすかにすすり泣く そんな「黄昏‐たそがれ‐」の時は 私を想い 愛に浸って下さい いとしい人よ 黄昏に 私を想い嘆かないで 私は静かに立ち去って あなたを独りにしたけれど 誰にも別れはつらいもの でもこれで良かった あなたを残して去ったのは それがお互いの為だったのだから…
[前頁] [李英の部屋] [次頁]