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サトリの部屋


[135] 《─ナカナイデ─》
詩人:サトリ [投票][編集]

君の心を繋ぎ止めておく為には




僕の両腕じゃ足りなくて




でも
僕が繋がっていられるのには



きみの片腕で十分だった。





君が揺らぐのはいつも




僕が未熟で
君を掴みきれてないから。


君を思いやれてないから。





気付けば君は一人



震えていた。
泣いていた。



また歩き出していた。





そんな君を僕は
見逃していたんだ。







でも今は違う。






やっと見付けた。
やっと気付けたんだ。





孤独な君の存在に。





【ナカナイデ、ボクハズットココニイルヨ。】





そして君は笑った。





溢れた雫が






そっと君を写していたよ。。



2005/11/23 (Wed)

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