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清彦の部屋


[172] 胡蝶の夢
詩人:清彦 [投票][編集]

僕はいかにして僕で

今までなんの為に

これからどうやって

生きてくのだろうか



潮の目は決して見破れない

何故ならそこに

同じ波は二度と来ないから



海は風、風は空、空は星、

そして大地や生命、

うごめく運命



最高の愛など人には解せぬ

ただ、乾き苦しみ

ただ、まどろむのみ

そこかしこに神が介在するよう



あなたがいたから

僕は僕の模様をしています


怠惰や傲慢の痛みにまみれて

織り成す轟音の嵐に掻き消されて

二度と聞こえない

さよならのバラード



いつか目覚めたとき

また全ては空であり無常と知るね

模様を変え続けてひらひらと

空しく、美しく、不気味に、鮮やかに

2019/04/21 (Sun)

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