詩人:清彦 | [投票][編集] |
随分時間は経ってしまったね
僕らはもう終わりだと思うかい
あのときから
僕の世界は変わったんだよ
暗闇をずっと見つめていたね
何かが見つかると思い込んで
すべては想像で創造なんだと
思ったこともあったね
いつだって君は
ここに居やしないというのに
聞こえてますか
僕の声が
あの歌を
口ずさむことがありますか
その時君は
どんな顔をしてますか
暗闇で見た景色は夢でした
微かに感じる
冷たいような
生暖かいような
風が過ぎ去っていく気配
確かに見た景色は夢でした
愛してる
だなんて
そんなのはただの言葉だよね
違う
いいんだよ
僕は君の痛みを憶えてる
暗闇の中で
僕には見えてたんだ
眩しくて
苦しくて
世界が崩れ去った
何度も僕は
うなされて悶ながら
また夢の中で夢から覚める