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清彦の部屋


[62] フィクション
詩人:清彦 [投票][得票][編集]

現実感の喪失

あの短い物語を思い出す


あのペテン師は言うんだ

人の世界はほとんどが記憶に過ぎない

僕は頷いて辺りをもう一度見渡す

何も代わり映え無い景色だ


大きく息を吸い込むと ふと

昨日みたいな今日に 立ってる

何が現実かなんて解り得ない


きっとまた

夢の中でこれは夢だと悟るように


僕は次の夢へ

目を覚ます


2013/04/04 (Thu)

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