詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
広辞苑にも書いてない君の落とし方
心からのこの想い嫌な顔せずに受けとってほしい
何百回でも気持ちを伝えようとしては
伝えられずにもどかしいさよならを繰り返すだろう
世界地図にも記載されてない君の本心
教えてほしいんだ君を好きだからね
何千回でも僕は繰り返し迷うだろう
今か今かとチャンスをうかがってはいつも逃すんだろう 僕は。
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悲しい出来事に落ち込んでいたんだ
僕の打たれ弱い肩にしがみつくように
君はいつもの笑顔でいるのだけれど
それでいいのさ
それでいいのさ
君はそれでいいのさ
鮮やかにいま胸を染めていく
悲しみさえどこか飛んでいく
鮮やかなる景色見て
鮮やかなる景色見て。
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悪い癖なのかなぁ
お釣りをもらったときにレシートごとくしゃくしゃに丸めるのは
悪い癖なのかなぁ
サンダルを履きなれてるせいか靴を久しぶりに履くとかかとをつぶしてしまうのは
そんなくだらないことなのにね
大人はとっても嫌がる
忠告を聞くことさえ面倒なので右の耳から左の耳へ
話は全部聞いたふりで聞き流す
悪い癖を直すのは
きっとこの先もないから
悪い癖だからって
直すことはないのさ
それで誰かに迷惑をかけるわけじゃないし
くだらないことなのさ
そんなんで叱る奴は
そんなんで怒鳴る奴は
くだらなすぎて溜息がでるのさ
モラルの中は息が詰まりすぎて……。
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何を基準にして当たり前というのか
何を基準にしてシンプルと呼ぶのか
人がつくった決まりに従って
人である誰もがその決まりの中で生きる
でもたまにその決まりが逆効果になるときもある
ジャマにさえ思うときだってあるけど
その決まりがあるおかげで助かっているのも確かな事実
良いも悪いも決まりは決まり
その決まりが不満なら変えていけばいいだけだろう
窮屈な決まりの中ではよりよい暮らしなんかできはしない
誰もが賛同して認めあえる決まりなんかつくれるのか
不安定であやふやな思いをどれだけこの先保っていけるかな
自分たちがつくり出した決まりの中で
それぞれの不満や意見を言い合いながら
争いさえ起こして
決まりはそれでもこの世からなくなることはなくあり続ける
それは多分自分たちの身を守るように
秩序を掲げ平和を維持できるように
転んだとしてもまた何事もなく立ち上がって
決まりはつくられ続ける
決まりは僕らの敵でも味方でもなく
この世を安定させるためあり続ける
そんなものさ。
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生まれたままの姿
それはどんな姿なのか
醜いように清いように
僕らは正しい嘘をつきそれがたまに自分を傷つける
嘘も本当のことも見分けがつかないよ
嘘の言葉を見分けるには信じないようにするしかない
でもそんな事無理だろう
たとえ嘘だと知ることができなくても
それでも何のためらいもなく信じるのはその人を疑うことなどせず信じていたいから
だから人は嘘であったとしても涙することで少しはその傷みを忘れたことにする
正しい嘘も過った嘘も
すべては嘘でしかなく
それでも僕は嘘をつく
誰かに嘘つきって言われても
僕は正しい嘘をつく
自分に正しい嘘をつく
君に正しい嘘をつく。
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その笑顔で そのやさしさで
僕をまっすぐに見てくれる君
その眼差し そのきびしさで
僕を愛してくれる大好きな君
地球の僕以外の人が君を非難したって
僕は僕だけは君の永遠の味方だから
安心して おやすみ
僕も眠るよ
君が泣きやんだらね
それまでは眠らない
何があっても
僕は眠らない
君が笑えるまで
君が眠れるまで
僕は眠らない
僕は眠らない
僕は眠らない。
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忘れたくないこの幸せな風景
君と僕と楽しい日々
忘れた記憶の中に探りを入れて
みつけようとしても
それはもう二度と戻らない風景だから
見えるのは過ぎ去った過去じゃなく今この時だけさ
誰が決めたわけでもなく
ただそれはいつの間にか当たり前になった
永遠のない世界
始まりがあるから終わりがある
おわりがあるから始まりもある
存在するすべての命にそれは定められている
いうなれば運命
悲しき宿命
切り取れるだけの思い出を形にして
僕はそれを眺めて懐かしく思うけど
その時に感じた気持ちや想いは残せない
永遠に消える
もう二度と感じれない
一度きりのもの
永遠の風景。
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確かな理由もないのに何故か涙が溢れてきてしまう
切ない夜の雰囲気に寄りかかっていた
町は静かに旅人をいつものように見送った
手を振る君の後ろで町の灯り揺らめいて
まるで僕が行ってしまうのが悲しいように
雨はやさしく降る
置いてきた思い出だけが心残り
それでも僕は迷わず行くんだろう
一抹の不安がじゃまをするけど
それでも夢のために
自分のために旅に出るのだろう
明日からまた明日へと
旅する
誰もが旅人
この予想不可能な道のり
生きる
誰もが同じ
いずれ独りぼっち
誰もが
悲しい 旅人。
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さぁ窓を開けて
思い出たちに手を振ろう
過去はもどらない
僕はいつも扉を手前にひくことができない
扉を押して開けることはできるけど
さぁ窓を開けて
悲しみにさえさよならだ
過去は変えられない
僕はいつも終わってしまった後で後悔ばかりしてる
もう手遅れだというのに
責めるのは自分自身じゃなくいつも自分以外の他人という誰かで
思い出たちにさよならする気が起こるまでこの窓は開かない
心も開かない
窓の向こうの景色
過ぎていく毎日
悲しみにとらわれた心
さぁ窓を開けて
さぁ心を開いて
思い出に手を振ろう
悲しみにさよならしよう
もう悲しまないように
もう後悔しないように
君がそばにいるから
愛がそばにあるから
そしたら
開ける気もなかった
窓は開き始める
ゆっくり開くさ。