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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1372] 誰の為に花は咲く
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


つまらなさそうにあくびをする
こんな日々がしばらく長く続いて
帰って寝るだけの1日が今日も何事もなく終わる
いったい幸せの形がどんな物なのか
それすらわからなくなってきた
きっとそうなったのは
夏の暑さのせいじゃない
せいじゃないんだ…

積み重なるのは不安とイライラばかり
神経逆立ててストレスだけが無意味に溜まる
話を合わせて笑ってみせただけの今日も終わってみれば名残惜しくて
非常に悲しくなってきました
いつの間にか大人になり
本気で笑うことさえなくなって
残っているのはあの日と変わらぬほろ苦い悲しみ

悲しくなったから
泣いたそれまで
嬉しかったから
笑ったそれだけ

誰の為に花は咲く?
何の為に花は散る?
僕の為に花は咲く?

今日という花が
散っていく瞬間に
明日という花が
すでに咲いている
気付けばその明日も
散りまた新しい明日の花が未来に続いて
咲いては散っていく
どんな想いを抱えて日付が変わる時
僕はどう見送るのだろうか
僕の意志など関係なく日付は明日になり
進むだけだけど
僕はなにもいえずに
なにもあえていわずにただ過ぎていく今日を
もう戻らない1日を
散っていく花をみていただけ
昨日と同じ未来(ゆめ)をみてるだけ
今日も
花が咲き散っていく中で。

2007/08/22 (Wed)

[1373] ヘイタクシー!!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


タクシーは走る
僕らを乗せて(今日も)
タクシーは走る
誰かを乗せて(今日も)

タクシーはお客を選ばない
たとえ犯罪者でも幽霊でも
言いつけられた場所まで金さえ払えば
冷やかしでなければ
はこんでいくよ

タクシーは走る
希望を乗せて(明日へ)
タクシーは走る
楽しくお喋り(明日も)

ヘイタクシー!!
僕も連れてってよ
ヘイタクシー!!
彼処へ連れてってよ

混みあう駅を抜け
海沿いに来たなら
見えるだろう
最高の朝陽が
僕らを迎えるんだ
その景色を見たいがために僕は遠い此処まで来たのさ
ばからしいかい?

タクシーは走る
僕らを乗せて(今日も)
タクシーは走る
誰かを乗せて(今日も)

ヘイタクシー!!
僕を連れてってよ
ヘイタクシー!!
またさ連れてってよ

ねぇタクシー
ヘイタクシー!!
ヘイ ヘイ ヘイ
ヘイタクシー!!
イェーイ(もう)
イェーイ(僕を)
イェーイ(さぁ)
連れてってよねぇタクシー!!

2007/08/22 (Wed)

[1374] sunnyday〜君だけに恋してる
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


陽は昇り
そして
陽は沈む

月が出て
そして
月も沈む

朝になれば
太陽がまぶしいよ
夜になれば
満月がきれいだよ

幸せになることばかり考えていた
時々考えることさえ嫌になる時がある
沢山の人の中で君だけが輝いてて
偶々僕の場合は君に惚れちまっただけ

雨は降る
やがて
雨は止む

命生まれ
やがて
命果てる

明日になれば
きっと報われるさ
未来がきたら
もっと報われるさ

いつも楽をすることばかり考えていた
時々何もかも放り出して旅したくなる
沢山の愛を知り君だけに恋をした
偶然じゃない引き合わせで巡り会った

sunnyday
朝も夜もいつだって
sunnyday
春も夏も秋だって
僕は君をみている
君だけをみている

sunnyday
季節を問わずずっと
sunnyday
今日も明日もさぁ
僕は君に恋してる
君だけに恋してる。

2007/08/22 (Wed)

[1376] レイン・レイン・レイン
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


雨が降ってる
しばらくは降ってる
雨が降ってる
朝方は降り続いてる

誰を信じるの?
その人は大丈夫なの
誰を信じるの?
嘘を見抜けるのかい

rain rain rain
雨が降っていれば
悲しくもなるよね
rain rain rain
雨が弱まればさあ
出かけられるのに

雨はいっこうに止みはしない
止む気配さえなく降り続いてる

rain rain rain
雨が明日も続けば
もっと悲しくなる
rain rain rain
雨が降ったらさあ
出かけられないし

テレビをつけてもなにもやってないし

雨はいっこうに止みはしない
止む気配さえなく降り続いてる
明日もきっと止まずに降り続いてる
今さっきテレビのお天気お姉さんがそう言っていた
ブラウン管の向こう
メディアの向こうで

rain rain rain
雨が降っていれば
悲しくもなるよね
rain rain rain
雨が弱まればさあ
出かけられるのに

出かけられるのに…
雨が降り続くから
悲しくなるから
雨が降り続くから
悲しくなるから

雨が止むだけで
たったそれだけで
出かけられるのに…
出かけられるのに…
出かけられるのに…
雨は止まない
泣いても笑っても知らん顔していても。

2007/08/23 (Thu)

[1377] 君のいない夏
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


なんでこんなにも
僕は君を好きなんだろう
なんでこんなにも
僕は君にやさしくしたがるのか

夏の日は長く延びて
僕の帰り道
六時を過ぎてもこんなに辺りは明るい

何故だか急に君に逢いたくなった
こんな不思議で嘘みたいな気持ちが
胸の奥からわき上がる
好きというロゴをペンダントとして
君に届けたらどうか
そっと机の上に置いといたらどうだろう

なんでこんなにも
君が愛おしいのだろう
なんでこんなにも
今温もりが欲しいのだろう

真っ裸で空の海を泳ぎたい
夏がきたら海水浴に行きたい
でも
今ここに残ってるものは見るも散々とした悲しみと
君に届けたはずのロゴ入りのペンダント
君のいない夏が通り過ぎてく
涙さえしょっぱくて
悲しくなる
ただ暑いだけの夏が終わってく
涙の粒を残したまま
君のいない夏は通り過ぎてく。

2007/08/23 (Thu)

[1379] ハッピーバースデイ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


あぁ
お誕生日
おめでとう
あぁ
今年もまた一つ
歳をとったね

春は過ぎて
夏も過ぎて
秋も過ぎて
冬になって
また春がきて
また僕は歳をとるだろう

そんな事の繰り返しさ
素晴らしい今日1日に
『ありがとう』の唄を贈りたい

あぁ
お誕生日
おめでとう
あぁ
今年もまた一つ
大人になったね

ハッピーバースデイ
安いパーティー
けれど想いのあるステキなパーティー
ハッピーバースデイ
楽しい夜だね
けれどちょっぴり切ないそんな夜さ

あぁ
お誕生日
おめでとう
あぁ
今年もまた一つ
歳をとったね
大人になったね。

2007/08/23 (Thu)

[1380] 心の眼
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


なにもない夜
誰もいない静かな空
尽きない疑問を問いかける僕はそっと心の眼をゆっくり閉じる

不安定になる
バランスを崩しそうになる
そのまま何処までも落ちてゆくのも一つの生き方ではある

わけもなく涙
両頬をつたう悲しみ
解けない疑問の答は遠すぎて遠すぎてふれることさえ不可能だ

今、
僕に微笑みかけるのは悪魔か天使か
見分ける術さえない僕は途方に暮れ
宛もなく暗い闇をさまよい続ける
納得のいく答に行き着くまで

何度でも何度でも
数え切れない迷いと不安の中で
戦う術さえ心得ていない僕は仕方なくその戦いを放棄する

なにもない夜
誰もいない静かな空尽きない疑問を問いかける僕はそっと心の眼をゆっくり閉じる

もうそれ以上言えることはないさ
もうこれ以上の悲しみはないのさ
ここにある現実と頭の中で想像してる何か
目覚める度気づいてまた僕は心の眼をゆっくりゆっくり閉じるんだ
もうこれ以上言わなくても大丈夫なように
もうこれ以上悲しくならないように

僕はそっと静かに心の眼を閉じるんだ
その先にある"何か"に語りかけるように
僕はそっと静かに炎にまかれ空へ逝く

広々としたあの青く澄んだ空へ逝く。

2007/08/24 (Fri)

[1381] ありがとう
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


生まれてきてそして今日に至るまで
僕はどれだけの愛ややさしさに助けられたのか
気のないふりをして恥ずかしいのか
あくびをするけれど
詳しいところは自分でもわからない

たくさんの愛の中で
それは僕の中にもすくすくと育って
今度は僕が愛をあげる立場になる
そしたら僕に与えられたやさしさをその育っていく花へと
面倒なんていわずに
母がくれたあのやさしい眼差しと
父の大きなあのたくましい背中を
僕もその花にみせてあげよう

尊敬される親になる気はないけど
少しは自慢できるような
そんないなければいないでさみしくなるような
そんな存在感のある
やっぱりいなくちゃねって思わせられるような
そんな親になりたい
不器用でも
素直じゃなくても
大事なことはいつも胸に秘めていて
君という花を
僕の愛の分身を育てていきたい

そして
別れる時
少なからずも
『ありがとう』って言われるような
そんな父であれたなら
僕がいたことも
この世に生を受けたことも少しは良かったかなって微笑める
だから
ねぇ
それまで僕は君を愛し続ける
別れた後もさ
見守り続ける
澄んだ瞳で僕をみるまだ小さな花
いずれ大きな花になって
幸せになってくれたら
あぁ
僕はそれ以外なにも望まない
だから僕はそのために君との今を精一杯生きるのです。

2007/08/24 (Fri)

[1382] 道しるべ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


暖かな日溜まりのような君の笑顔
いつもいつでも側にいて
何気ない言葉で僕をうれしくさせて勇気づけるよ

美しい夕暮れのような大きな人さ
君が笑うと僕もうれしい
何気なく視線を合わせる度不思議と笑顔こぼれて

たくさんの思い出が集まってつくられた形のないストーリー
僕らの心の中でそれはこの先もまた思い出が増えれば新しいページに書き足されて続いていく

生きたいと願う人は誰も迷い悩み苦しみながら
生きていく理由も満足に見いだせないまま
歩いていくんだ
それでも
生きていくんだ
終わりまで

明日という物語が今日もまた眠らずに
僕の中でそっとつくられている
それは誰も知らない
まだ見ない
一歩先の未来

君は僕の手を引いて
あの目映く輝く光の中へ連れて行くよ
今日まで生きてきたことも意味があったんだ
だってこんなに君といると楽しいから
ありふれた毎日
でもその中で見つけたもの永遠に光り輝く宝物
それはずっと僕の心を引いて導くたったひとつの道しるべ

僕だけの僕だけを
導いてくれるたったひとつの拠り所さ
時には僕が手を引いたりして
悲しければ抱きしめあって
夜を越えて光の中へ導いてくれる
それが僕の大切な失いたくない
本当に大切なかけがえのない道しるべ
これからもお世話になります道しるべ
君という道しるべ。

2007/08/24 (Fri)

[1383] 精一杯のきれい事
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


また始まっていく
今日という1日が
また続いていくよ
明日からまた明日へ

始まっていくもの
終わっていくもの
今日は何が始まって
そして終わるのかな

僕の中でもちろん君の中でも
溢れそうなほど感情は心に迸る
消えてしまいそうなふるえる両肩を
僕はそっとそっと静かに抱きしめる

終わったとしても
始まったとしても
その続きはあるから
今日が終わったとして
明日が来ることが確実だとは限らないけど
何があるかわからないけど
生きてみないとわからないから
ほら明日へ行ってみようよ
こわがらずにさ
ほら青空を見上げてごらん

僕が言えるのは
それだけさ
それだけで限界さ
だってだってだって
君の中にはその言葉以上の悲しみが溢れてしまっているから

僕が言えるのは
単なるきれい事
だけれどね
精一杯のきれい事
君を想っての精一杯の気持ちなんだよ
考えた末絞り出した言葉なんだけれど

信じる信じないは
君次第なんだけど
君の気持ち容易くわからないけれど
これだけは言える
『僕は確かに無力だ
だけど、
君を想う気持ちは君のお母さんお父さんに追いつくぐらいあるんだよ』。

2007/08/24 (Fri)
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