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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1554] 世界の目覚め
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


深く深く息を吸い吐き出す
そんな事を繰り返すだけで僕は生きられる

酸素には限りはないのです
いつか君はそう言いながら偉ぶりながら笑ってた

世界はいま目覚めます
おはようと誰かが朝にコロンと誰かへこぼせば
それはひとつのRiSMになって響くのです
街行く人の流れにさり気なくとけ込むように
いつかは誰も受け入れたくない運命の日に身をゆだねざるを負えないらしいです

永遠という都合の良さに任せるわけには
どうやらいかないらしいから

世界が目覚めた瞬間に
僕は1人悟りました
ああ
もう後には引き返せない
つまりは返れないのだなと
僕は遂に悟りました

それはいつか
僕が生まれ未来をはじめて真剣に考えはじめた年の頃
世界が瞬き目覚めた時と共に僕は薄々感じ取ったのです

それを確実だと思ったのは
案外つい最近のことで
自らの手で凍り付いた祖父の体に触れたときに
あぁ…と気付いたのです。

2007/09/29 (Sat)

[1556] 死刑執行
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

人の命が終わっていく様を私は寿命と自害以外に知っている
灰色の壁に阻まれたその部屋の中で
何人もの重罪人たちが首をくくった
「この部屋は死んでいく人たちのための部屋です」
レバーひとつで人は一瞬にしてこの世を去る

何を考えているのか
何を言い残すのか
この部屋はひどく冷たく重苦しい空気に包まれて
また今日も人がひとり首をくくるため
命を終わらせるため自らの罪をその命をもって償うのです

「では、
始めます。
aZ〇〇〇、何か言い残すことはありませんか?、なければ死刑を執行します。」

きっと
そこに立つだれもが言うでしょう
言いはしなくとも心の中でつぶやく
「死にたくありません、帰りたい」
声にならない叫びの代わりにやっと出てくることばは
そう「…ありません」
たったそれだけ
たったそれだけしか出てこず、ないのです。

2007/09/30 (Sun)

[1557] rainbow・Man〜虹男
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


こぼれだした涙が心のどこかではじけて落ちた
雨降りの街で今日も止むのを待って空を見てる

悲しいことがあった日には次は良いことがあるって
信じてごらんそう思えば気持ちが晴れやかになるさ

さぁ出かけよう
虹の橋を渡って行こう
繰り返していく
毎日で希望を見つけた
雨上がり陽が照るように濡れた頬を乾かす

ピチャピチャと水たまりよけて
キミに逢いに行こう
走り抜ける足並みは軽やかに弾む
キミの家へ急ごう

不意にうまれた笑顔がハートに花を咲かせたよ
晴れ渡った青空の下を自転車で坂道上っていく

マイネームイズ
レインボーマン!虹男
雨上がりの空に虹を架けよう
きれいな七色の虹を架けよう
自転車のカゴの中の子犬がワンと鳴けば
そろそろキミの家の真ん前に着く頃
ほらあふれ出しそうな喜びがほど良いリズムになって
ハートも踊り出すのさ

さぁ出かけよう
虹の橋を渡って行こう
繰り返していく
毎日で希望を見つけた
雨上がり陽が照るように濡れた頬を乾かす

マイネームイズ
レインボーマン!虹男
サイコーの笑顔を持ってきたよ
スマイルサニーデー
マイネームイズ
レインボーマン!虹男。

2007/09/30 (Sun)

[1558] 彩りはあざやかに
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


キミの今日を彩るのはいったいなに色?

ボクの存在を際だたせるのはどんな色?

キミはボクのボクはキミの色を知ってる

自分を識別するのは自分じゃなくキミだ
じゃなければ他のだれかだ

だからボクの今日を飾るのもキミの今日を飾るのも

キミはボクの今日を
ボクはキミの今日を

彩りはあざやかに
染めるため
ボクはキミに
染められる
キミはボクが
染めるのさ

いつだってね。

2007/09/30 (Sun)

[1559] グッドバイガール
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


歩き疲れて今にも倒れてしまいそうな心
それでも僕は涙を拭い歩き続ける長い道
悲しみ喜び感じるそのたび涙が溢れ出す
絶え間なく僕の中に降り注がれる様々な愛の形

振り返る君の泣きそうな顔
雨が曇らせてしまうその前に
笑顔をみせてくれたら
僕はもっと強い男になれるのにな…

思い出はいつだって嬉しいことばかりを思い出せはしないんだ

悲しみ喜びそのすべてをあわせて初めて思い出というのだから

ためらいもなく傷つけあう僕らに
わかりそうでわからない真実(こたえ)
教えてほしいこの命が尽きてしまう前に

繰り返すさよならに終わりはないのさ
出逢いそして別れてく
誰もが今日にさよならするんだろうな
留まれなどできないさ

振り返る君の泣きそうな顔
雨が曇らせてしまうその前に
笑顔をみせてくれたら
僕はもっと強い男になれるのにな…

やさしげな月明かりの真下を僕は泣きながら歩いてゆこう
せめて今だけ今だけは泣かずにはさあ
いられないからふるえた声でつぶやく
グッドバイガール
僕が愛した
グッドバイガール
手を振らずにさよならさせて
こうして声にするだけでも悲しいから
グッドバイガール。

2007/10/01 (Mon)

[1560] いつも誰かのため
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

僕が今
生きていられるのは
紛れもなく親のおかげ

でも今
生きていられるのは
間違いなく君のおかげ

誰のために生きるのか
その答は
君が知ってるはず

何のために生きるのか
その答は
もう知ってるはず

目の前にいる君のためです
後はもちろん自分のため
だけどほとんどは君のため

卑しい心ぬぐい去るため
目覚めさせてくれるのはいつだって君
負けそうな背中を押して
元気づけてくれるのもいつだって君さ

だから
誰もがそう僕も君も
無意味な時間など命など1分1秒だって存在しない

だから
誰もがそう僕も君も
いつも誰かのため
いつも何かのため
がんばったり涙こらえたり
すべてはそこに守りたいものがあるから
いつも誰かのため
いつも何かのため
僕は命の限り死ぬ気で
いつも君のために
いつも愛のために
僕は命を懸けて死ぬ気で

生きて、生きて、生きている

そうすべては
いつも誰かのため
いつも何かのため。

2008/02/24 (Sun)

[1561] Hello!morning
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


泣かないで僕の側へ来ておそれないで
悲しみに負けないで飛び立つ翼あげる
些細なことですぐ弱気になる僕だから
せめてこのメロディ町中を染めてくれ

今もう一度
始まるそのすべてにHello!Hello!Hello!
今新たに
始まる新しい物語にHello!Hello!Hello!

青空白い雲突き抜けてゆこう
そうして幸せをつかみ取るのさ
どんなに悲しいことがあっても
明日はやってくるからしょげてないで
悲しんで落ち込むその心に笑顔をくれよ
君の満天の笑顔にHello!Hello!Hello!
みずみずしい朝にHello!Hello!Hello!

世界にグッドモーニング
目覚めりゃまた二度寝のスリーピング
なわけない
言ってごらんよお日様におはようって
あんま良い日じゃなくてもグッドモーニング
SAY Hello!Hello!Hello!Hello!morning。

2007/10/01 (Mon)

[1562] 悲しい幸せ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


いつの間にか気づけばこんな孤独の中
1人満足そうに本当は淋しい歌歌ってる
正しい道って一体どんな道なんだろう
1人誰もいない河川敷に来て考えていた

白い雲が当たり前な顔をして流れてく
起きあがるのも面倒で一日中ねてた昨日

確かに確かに僕は生きているのにさあ
どうしてこんなに生きてる心地がしない?

まるで生きているのに死んでるような
そんな感覚の中でいつも側にあるのは独りぼっちの悲しい幸せ

貯めた金で好きなもの買って好きなように
生きているのが僕にとっての幸せだと
思っていたのに思っていたいのに胸が胸が痛むのはなぜ?

楽しいはずの独りぼっちの時間
晴れ渡っているはずの心もどうして薄曇り
違う違う違う違う
自分に言い聞かせてこのまま進む孤独な道を歩くはずの僕なのに。

2007/10/01 (Mon)

[1563] そんなささいな恋だから
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君に出逢い
愛を育み
ただ当たり前な幸せを
2人で分けあうだけさ

春の桜が満開に咲く暖かな日も
夏の蒸し暑い坂を汗かき上った日も
秋はイチョウ並木道を君と歩き
冬はコタツで足をすりあわせて笑った

そんなささいな恋だから
いつだって心に吹く風は穏やかでした
そんなささいな恋だから
足りないものなら一つの物を分けあって

僕らは少しずつ
愛を膨らませていく
そしていつの日か
その愛を広い空へ放つ

そんな君との未来夢みて静かに待つのさ
そんな君との明日を信じて今日を生きるのさ

「恋しているよ今も
変わらない気持ち持ち続けているから
あの日のままさあ
この気持ちだけは変わることはないよ
いつまでも」

そんな事
言えたらいいな君に。

2007/10/01 (Mon)

[1565] 恋桜
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


なにもかもすべて失ったとしても
あの輝いた日々だけはいつまでも
その目映いばかりのままでいてほしい
たとえどれだけの月日が僕らを年老いさせたとしても
大事な気持ちをずっと保てるなら
それで良いさ

始まりの季節に淡く切ない恋をした
カッコいいことは言えないけれど
はじめてのあんな気持ちが心をチクッとさした
窓の外にはもうすぐ咲きそうな桜
僕らの恋もパッと咲くといいな
じらさないですぐさま答送って
春風のうたに乗せて

恋桜 いつだって人は同じ夢を追ってはいない
別れ別れの旅はつづくよ訪れし春に誘われて
同じこの桜の木の下で
また巡り会える日までサヨナラさ

時期外れの甘酸っぱい恋に想い馳せて

またこの場所で新しい恋が始まるのさ
あの日感じた気持ちもう一度この胸に。

2007/10/02 (Tue)
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