ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 投稿順表示

甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1749] 悲しいから 嬉しいから
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


悲しみはいつもその名の通り僕を悲しくさせるだけさせる
喜びはいつだって僕を笑顔にさせこんなに嬉しくするというのに
この世界にはどれだけそんなものがあふれているんだろう
人の持つ感情の数だけあるのだろうか
ふとした時間の片隅でそんな事思う
感情がその数を左右するならば心には感じた分だけの悲しみ喜び今日も絶えることのない流れが僕に今日は今日の悲しみ喜び注がれるのかな
最初から数も涙を流す量も決まっていてその悲しみがうむ憎しみや人をうらんだりする気持ちもすべてはつくられたシナリオ通りに僕らがこなしているだけ事をはこんでるだけだとしたら悲しいな

今日も明日も僕は涙を悲しみの数だけ流し
あたたかい涙時に頬を伝う悔やんでかみしめた唇に血がにじむように涙が傷跡にしみて血を洗い流しても
なんだか心が空っぽでむなしさがいつまでも胸の中鉛をのみこんだような感じがほろ苦くさせてた

僕の心のずっと奥のほうで今うまれた悲しみは誰かを憎んでのものか
それとも誰かをしのんでのものなのか
その答を知りすぎている僕はもうあふれたまま止まらない涙だけ体中水浸しでほかの臓器は浸水してまるで沈殿するように沈んでく 想いも気持ちも浅はかな読み違いにあきれた現実がいつまでもいつまでもただ悲しむ僕をなにも知らない誰か無神経な奴らにただ笑わせていた
それでも僕はそれに悲しんでるわけじゃない
僕が悲しんでるのは全く別の理由だ
そんな事気にしてもなく心にもない
ただ瞳に映る悲しい現実に目をそらせずにただ見つめてた
それだけで精いっぱいだった
悲しみ 喜び
満たしていくそれぞれの意味はひとつじゃなく様々あってそしてその都度その都度変わり今流してる涙も昨日流した涙とは違う意味を持つ涙になって眼孔からあふれ出てるんだ

悲しいから 嬉しいからいつも涙は止まらなくあふれて絶え間ないほどに。

2007/11/23 (Fri)

[1750] 点描T
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


人の数だけ存在する悲しみも喜びも人がいるから あなたがいるから いることではじめて僕はこんなに救われた気持ちで涙流せるのです
この世界にはきっと僕が思うよりもずっと残酷で非道なまでの悲しみがあふれてる僕が思うよりもずっと人は弱いものだからどれだけの人の数が世界に溢れかえっていようが悲しみにはつよさではとてもかなわないから やがていつの頃からか人は悲しみから逃げたり耐えること覚えたんだろう
喜びがその先に待っているんだと 自分を勇気づけたり励ましたりしながら どんな痛みにもじっと堪えてきたのに
未だ悲しみに染まらずに打ち勝つすべを僕たちは知らず
今も誰もが捨てるほどある悲しみに涙流し
喜びに微笑む
どれだけの悲しみが喜びがこの先僕を待っているのか
それさえも僕は知ることは永遠に舞い散り瞼を閉じ終わってく寸前まで確信づける事はできないけど
きっとそんな事考える余裕も余波も勇気すらもないままただただおびえにおびえしにたくないと叫ぶのでしょうか
それが悲しみに耐えてきた僕たちに与えられる最期なのでしょうか
似つかわしくない終わりが後どれだけの月日を追い日々を暮らしていけばくるのかな
ただ今はその日時すらわからないけど
適当な機械まかせの予測や憶測で推測することでしかできないけど
悲しみ紛らわす喜びや退屈しのぎに毎日過ぎていくだけ
明け暮れるだけ
それまで その決められた時間というもののいつかは必ず終わる限りある事だけ知ってしまってる僕は 誰かのしにめを看取りながら
ただ今は息を潜ませ
僕もその人たちと同じように毎日をただ当たり前に同じ事を同じ様に繰り返すことを繰り返しながら
この長く苦しい人生の終わりが僕を迎えに来るまで
僕の番になるまで
番を待ってるだけ
待ってるだけで日々は変わらず ずっと
続いていき明日も何ひとつ変わったこともないまま

2007/11/23 (Fri)

[1751] 点描U
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


時だけがすり減っていくだけ 差し迫る終わりの日にほろ苦い想いを馳せたまま
気持ちは風に吹かれ黄昏に染まる空が泣き出した 夕立の点描がアスファルトを点々と黒く描いていく
点と点をただ結ぶようにひとつの画にしていく
こんがらがった線と線をまっすぐな糸に戻すように
何ひとつ僕の人生に狂いが生じたり壊れるたをそのままほったらかしにしとくのはできないから
狂ったなら
絡まったのなら
直すまで 直すまで
絡まった現在(いま)がそのまま絡まった未来にならぬように
そのまま狂った人生で終わらせないために僕は何年何十年かかっても かかったとしても
糸をほどこうと指先を動かし続ける ただきりもなく同じような情景をずっと見つめ続けて
現実から逃げたり目を背けることはしたくないしできないから
妄想におぼれない程度に 程度の無謀な夢をもみたりする
夜の中 昼間でも 時間に関係なく自分だけの閉じられた世界が誰にも狂いを止めるため壊れるのを防ぐため機械のメンテナンスと同じように時々は必要だから
壊れきってしまわぬように
狂いすぎてしまわぬところまで
僕は夢をみて
現実という
世界の中に 頭の中想像めぐらせて点を打ちそれを構想という衝動的な行動だけで夢を現実のものにするために線でつなぐ
そしてまたその線に点までつながったらまた次の点を打ち
そしてそれを何度も繰り返し 最後に行き着いた点が人生の終わりという終着点
そこに行き着くまでは僕は点を打ち続け思った通りにいかなくてもその点は打ち続けなければ途中で点を打つのをやめたならば後はただ貧しくなるのを待てばいい 冬の寒さにも凍えたいのなら そのままあの世にカミングアウト
シャットダウンのボタンを押せば楽になれる 押せばいいさ
でも僕は生きていく
今も点を打つはずだった所がちょっと違ってるけど
それでも生きていればそれなり

2007/11/23 (Fri)

[1752] 点描V
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


にいいこともあるからと思うから
生き続けるよ
点を打ち続けて
点描画を描くように次のなすべき事も線を少しずつ次の打つ予定の黒点まで線を引き引っ張るまでのわずかな時間も無駄にしないようにちゃんと次、次と先のこといつも考えて点を打ってる
点 点 点 点 点 点
点を打ったら次は
線 線 線 線 線 線
人は憎み誰かを愛したり様々な出来事に泣き限りある時間の決められた与えられた猶予の中でいろんな感情 思い 限りはあるけど きっと数え切れないほどの大事な大事な気持ちも思いも誰かに注ぐ
それを小ばかにすることはできない
終わりまで 終わりまでずっと命続くように願いながらも
その心のどっかで今日も誰かを憎んでたりして…なんちゃってな

そして 今日も
限りある物語の一瞥という点を打ったら線をちょっびっとずつ引っ張ってく
それが 次の点までたどり着く間 そこまでが今日だ
やりたいこと
したいことたくさんあっても今日できることは限られてて
そううまく何でも今日のうちに終わらせたり成し遂げて作り上げることはできないけど
なるべく精いっぱい
できるだけ精いっぱい
やる…そのつもりだから
今日もしっかり目を離さずに そらさずに現実を見つめる
ちょっと瞬きしてあけるときが逆に慣れた分こわいけど
いってることやしてること、やってることが時々自分でもおかしいと思うけど
とりあえずやってみるだけやってみて
決めるのは 泣くのはそれからだな
気の遠くなるほどの長い時間の中で紡いでく物語
それは幻じゃなく
ほころびあい 重なり合う瞬間にうまれた偶然の産物
それでも現実という僕らにとってはただひとつの住まい所
世界なんです

ああ
点を打つ
ああ
線を打つ
今日も明日も
変わらないスピードと曲がらないようにふるえる指先で
思いだけ集中して

2007/11/23 (Fri)

[1753] 点描W
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


描いてく 明日を
描いてく 未来までもを 点と点を線で結んでいくそれを繰り返すだけ その繰り返しをするだけで
僕は生まれ 死にもするのだろ?
まだまだ書き足りず満たされない言葉で体中ふるわせ生きてること叫びながら

雨に濡れ 風に吹かれ旅はまだ終わらない
点はまだ打たれ続けなければ 打ち続けなければ 明日も
未来のその先までも床に没するまで
点描画家の苦悩は悲しみ喜びはたまた憎しみ背負って
続く 続く 続くよ
愛されるべき子猫の君だけの僕であることも忘れちゃって
点を打つことばかりに泣いて笑い精いっぱいで 時々しかキスもできないけど
ラララ 今この瞬間だけは日々の何もかも忘れて抱きしめるから ララルラ 抱きしめるから。

2007/11/23 (Fri)

[1754] 濁った色〜綻んだ世界
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


心の中ふいに生まれてしまった
確かなものじゃなくあやふやなんだ
いつも いつでも
人は人よりえらく高くあり続けたいとばかばかしくて貧しい願い捧げる
心の貧しさに耐えきれずにいつの間にかだんだんと心が色あせてく
いつまでも
いつまでも
繰り返される
残響の叫び声

濁った色に染めてよ
大切な人を汚く汚すというならば
僕を先に汚せばいい
生きていて楽しいかなんて聞かれる筋合いはない
おまえ等に俺のなにがわかる?
なにが見える?
腐った肉片の固まりに横たわる小指は骨まで見えてるから
人は外見を見ただけで内面の中身をみようとしないから
汚れてく 汚れてく
汚れてく 汚れてく
汚く 何よりも汚く
腐っていく
本当に腐っていくのはおまえ等の方だな
頭の中ほじくり返してごらんよ
いつか僕があんたに放った憎しみの流れ弾の破片があるはずだよ
ざまぁみろ
濁った色に汚れてく濁った色に染まってく 僕が笑いながら狂いながら 瞬間のうち 君の前 腐っていく
これで僕も君と同じになれた 同じになれる
人は見たくないものに対しては身勝手に心カンタンになくして罵るだけだから
今君を僕はつよくつよく今まで君を汚した誰よりも何よりもやさしくあたたかく抱きしめられたらいいな

そしたら油臭い工場のような暗くどんよりと淀んで綻んでく世界の切れ端に生まれ変わった事も心からああ 愛せる
そんな僕でありたいそんな僕を好きでいたい 君の二番目に
永遠に続くふたりだけの愛の世界。想像の果て
それでも僕はまだ
濁った色にはなれない
妄想するだけで
現実には 届かない
まだまだ 届かない
君のトコロニハ。

2007/11/23 (Fri)

[1755] 淀む世界で平泳ぎ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

何か満たされなくて
その何か満たすために
何かを犠牲にするのも
惜しくなどないよ
たったそれだけの命だったという事だから…
言葉ははねる
時に拾い上げた己を死に追いやる
言葉とは諸刃の剣
そういうもんだよ
闇に墜ちてく瞬間に世界は共鳴し光ったよ きれいに
そんな景色を墜ちてく前にみた みた…ような気がした

何かを埋めるために
誰かの命も
ゴミのように捨てるのですか?
それが本当に人間のすべき正しさですか?
何もかも知ったような 知ってるような見透かした目をしたあなたをただ許せなかっただけ
ただいなくなればいいのにと本気で思って現実で本当になってしまっただけなんだ
言い訳はすでにもう彼方より遠く
聞き入れられるわけもなく
ほころびは広がり
世界は腐りはじめ
狂ってくよ
それをただ死骸の僕は色のない瞳に映してるだけ だけ だけ だけ

淀む世界で平泳ぎしながら
がら がら がら。

2007/11/23 (Fri)

[1756] 手のひらの上の地球
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


どうせ、風に吹かれて
消えてしまう思いなら
その前に君に伝えたい
些細な出来事に涙したり笑ったり
そんな当たり前な事繰り返してる
それだけで僕らはいつか別れ別れの旅にでるのかな
ふとそんな事頭よぎると思わず涙が止まらなくあふれるの

お互いが歩んできた歩数の数だけ
日々はあり
僕らが感じてきた悲しみも喜びも
その数だけあるのかな
いや、それ以上に逢った気がするけど
毎日、毎日そんな事に気にしてはないからわからないけど
大切なことだけは忘れないで記憶の中に薄れそうなときにはもう一度
思い出して記憶に深く刻み込むよ
薄れそうになったり忘れそうになるそのたびに涙流しながら

『生きてる』っていうだけで僕らはこんなにもあったかい
今日も明日も ずっと
『好きだよ』って君がいうだけなのにどうしてこんなに頑張れる?嬉しくなるんだ?

その答は もう僕は知ってるから
きっと 季節がどれだけ過ぎても
思い出という鮮やかな記憶に変わり
僕の中に消えずにあるものだから
ふたりこうして手をつないで歩いてきた
今も何ひとつ忘れることなく憶えてるよ
手のひらの上の愛という地球を転がして
今、愛があるべき姿を僕に嘘偽りのない確かな答をこの世界できっと一番もらって嬉しくなれる励まされる僕にとっての最高の言葉がもう一度愛がある大切さや君の存在の大きさを再確認させてくれる
だから、僕はあらためて気づかされるんだよ
君というあったかさに包まれながら
どれだけ幸せな奴だったのかって事も
すべて含めて 何気ないときなんて事のないありふれた毎日の中でおしえてくれる
愚かにも忘れてた何かも
その言葉を合図に僕の胸の中一気に愛ややさしさがあふれてたまらなくなって
たまらなくなるから
涙が
笑顔がおかしな具合で 僕の人生さえ彩ってるんだ
それは

2007/11/23 (Fri)

[1757] 手のひらの上の地球U
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


それは
君と出逢ったときから始まってた事さ
出逢えたときから
絶え間なく
この僕の心の中にきれいなメロディになって響いているよ
高らかに
それはいつまでも変わらなく胸にあふれ
響いているんだ
愛のメロディ
君がその言葉を発するたびに奏でるように溢れ出す
僕のつまんない毎日もまるで世界が変わったように明るくなり
輝き出すよ
君っていう愛のおかげでね
感謝してもしきれません
そんなくらいに僕は毎日が感謝と君のあまりの人の大きさに学ぶことの連続です
ああ
ありがとう
ありがとうね
ラララララ
いつも ずっと
いつまでも
君といたいよ
変わらず 今のままで二人笑いあったり慰めあいたいね
涙してても どこかあたたかいぬくもり感じるような愛をいつもいつだってそばにおいて
ラブユー
君だけを 愛して愛して愛してるから
明日も僕の心の中にはメロディ絶えず
ずっと流れ続ける
永久に 永久に 永久に消えないしるし
ふたりだけの約束
ひとりにひとつしかない手のひらの上の地球
君だけにあげるから
あげるよ あげるよ
ラブユー
愛して 愛して 愛して 愛してるから
ずっと ずっと ずっと
愛してるから。

2007/11/23 (Fri)

[1758] 春夏秋冬T
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


春が終わり
夏が終わり
そして秋がきても
早いもので
もう冬が終わろうとしているところです

冬のさえた空気と凍えた両手も
春になれば花が咲き暖かい風が吹くでしょう
秋は遠い思い出を振り返り過ぎ去った季節をしのぶ季節
冬にそなえ冬の訪れを近く感じたならこたつの支度をそっとするのさ
どんな季節も僕にとって何度訪れても今年の季節はこの人生の中で一度きりしか感じられない
毎年違った出来事それぞれの季節の中で感じるものは異なってこそ美しいもの
だから思い出すたびにこんなにも涙してしまう
冬の終わりには新しく始まる春の生まれるその息吹に来年もまた美しく素晴らしい年でもありますようにと願うだけさ
冬が終わると同時に
失ったもの
逆に得たもの
いろいろあったねと話す僕と君の春夏秋冬はまだまだ続くようです
悲しみ喜び変わらず繰り返し変わらないものそれはふたりの願いであるように
ずっとこの愛だけは
変わることなく胸の中でどんな季節になってもどれだけ時がたち時代が巡ろうと
僕たちの明日はきっときっときっと輝いてるはず
やがてくる新しい春は去年よりずっと暖かい風を吹かせ
前よりも増して君への愛を 思いを深まらせていく
遠いあの誓いを結んだ季節をいま思い返しながら
僕は君と思い出の場所から遠ざかり月日が過ぎ去る悲しみに引き返すことなどせずに君との今をしっかりかみしめ歩みだしていくこと
新しく訪れる春に
思い託しながら
このまま 変わらない愛を胸に未来へ進み出ること 君にいま誓ったばかりです
そして
僕は当たり前のように季節を感じながら
いつかこの世界を去らねばならない時がこようと大事なのはそんな事を悲しんでることじゃなく今この時を精いっぱい目いっぱい生き抜くことが大切だと思いながら 君との春へまた気がつけば夢から覚めたように頬に吹く春一番

2007/11/24 (Sat)
4221件中 (1571-1580) [ << 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 >> ... 423
- 詩人の部屋 -