詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
空にはいつも
何処までも広がる青い空と白い雲
心にはいつも
いつまでも癒えぬ深い傷と不安の影
遠くに見える朝靄に隠れた町並み
一日の始まりを告げる朝焼け
絶え間なく注がれる朝陽の光
朝一番にいつものマラソンコースに来たんだ
ここから見える景色は私に元気をくれる魔法のようなやさしい陽光
吸い込む空気がおいしいな。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君の隣
風のによい
暖かな春の日差し
揺らめく二人の時間
誰にも邪魔できない
二人が描く未来
たとえ過去が汚れていても
現在が美しければそれでなにも問題はない
四つ葉のクローバー
探しに行こう
二人のクローバー
幸せを見つけに行こう
あの日の涙が嘘じゃないならば
今すぐこの僕と幸せを育みませんか?
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
時は寄せて返す波です
命はその中で生まれ死す運命なのです
風のように吹いては止み
雨のように降っては止む
流れる雲の行方は誰にも知ることはできません
行き着くには限界があり
旅するにはあまりにも一生は短すぎます
終わりのない後悔の中で
私は繰り返し繰り返し懺悔し続けます
自分のしたことの罪深さを
貴女にしたことの愚かさを
私は一生謝罪し続けるのです
そう まるで
流れゆく時間の流れのように
緩やかなれどもときに残酷な世界で
誰かの叫びを耳にしながら
私は沈みゆく夕日を背に歌い続けます
永遠に許されることのない罪に向け
永遠に晴れることのない空の下
私は命の限り十字架を背に償い続けます。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
眠れぬ夜の静けさよ
寝苦しい夜の憎たらしさよ
どうして私を夢に帰さぬのか
どうして私ばかりを苦しめるのか
私は月に問う
月は返事を返さない
月はただただ輝くのみ
私は月に聴く
なぜに返事を返さぬのだと
なぜにこれほどに憤ろしい夜を与えるのだと
それでも月は黙って瞬くのみ
一瞬の夢 醒める現実
襲い来る悪夢
見上げればそこに
blue moon
漆黒の暗闇におどろおどろしく浮かんだ
冷たい光の
blue moon。
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後悔することは
常に連続して起きるのです
螺旋状になって
何処までも何処までも私につきまといます
暗い海の底の前世の遠き記憶
切り刻まれた思い出の中の深き傷跡
沈みゆく先は暗く深い海の底
もう返らぬ遠き過去の残像(かげ)
揺らめいて消え
揺らめいて消え
私を常に前へ前へと急がせる
それはすべていつの日か遙か昔の幻
薄れゆく記憶の忘却の足跡。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
'昨日のように思い出すこと'それは私にとってきっとなんでもないようなくだらないことだ
人はとてもくだらない生き物で
思い出や幸せにしがみついてないと
生きていくことのできない弱い生き物だ少なくとも僕はそうだ
寒さにうずくまり
見上げた空の月の明かり
照らし出されたあの日の自分
弱さを無意味に隠すため強がっていただけの臆病者
虫ずが走るよ
そんな過去に手を振って
さよならしたい
遙かな記憶の片隅のブラックホールに葬り去りたい
追いかけて
追いつけなくて
諦めようと
立ち止まり
それでも諦めが着かずにまた追いかけて
今もこうして消えてった愛を忘れられずに探しています
無駄だと知りながら
追憶の彼方へ消えた愛を探しているのです
どうか馬鹿だと笑ってやってください。
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愛する人のために身を投げ出す覚悟がおありなら
時の流れのせいにしないで
自分の歩いてきた道に落としてきた
涙の重さが愛の重さと同じなはずがないから
最果ての悲しみ
拭えることもなく
夢や理想はけっきょく叶わないまま
私の心を悲しみに満たしていく
溢れ出しそうな
涙は溢れている悲しみで
なぜだか留まらずに瞳から湧いてくる
あの日からずっと心の奥で溢れ続けています
愛を失った悲しみが溢れ続けています。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
足下に気をつけて
躓かないようにね
明日の光が見えるよ
少しだけ ほら
あのドアの隙間から漏れているんだ 窓から差し込む朝陽みたいな光が
光への階段を一段ずつゆっくりと上っていく
その先にある未来まで。
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風の向くまま
思いのまま
旅をする
自由な旅人に憧れて
僕もいつかそんな風に自由に旅したいな
空を飛ぶ鳥のように
翼を広げ
雲よりも高く飛べたらないいのにな
叶わぬ願いと知りながら
空を眺め
私はただ憧れるだけ。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
車道を挟んだ歩道で二人は立ちすくみ
ただ無言で雨に濡れていた
時間の速さに足を取られて
いつの間にかなにか大切なものどこかに落としてしまったらしい
君の濡れた瞳にはいま僕じゃなくて
なにが映っているのか
街の明かり
流れる人の波
目を合わせるだけでこんなに胸苦しいんだ
だから
ウィンクララバイ
君と僕がこれ以上一緒にいる意味はないのかな
僕と君の愛はどうやらここで行き止まりみたいだ
後にはいつまでもいつまでも立ち尽くした僕がいるだけでした。