詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
自分が自分につっこんでだめだろうって指導しながら 考えて監督していくだけさ自分は…自分が 主導権も支配権も僕が持ってるから 僕の映画だから 僕しか映画には関われないし 作れない
僕にしか作れないオリジナルまた二つとないこの世でたったひとつの自分という名の映画さ…映画さ
みんな みんな自分の映画を作るのさ
限りある限られた毎日の中で できるかなあ 作るんだよ。
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ふと静かに目を閉じ耳を澄ましてみよう
心を落ち着かせて風の中に立ち止まり
遠く思い馳せてみれば見えるだろうふるさとが
夢は叶うかな
どれだけ頑張ってきたっけかなあ
幻のように
消えゆくと知りながらも手を振る田舎道
運命(さだめ)はいつも僕にひどく冷たい
誰にとっても同じなはずなのになぜかひねくれて素直になれない心はいつでも揺れていました
ここからの眺め
はるか望み 通らない言い訳も今ならば誰にも知られずにすむから通るよ
大地抱く草原に降りたつ 自由とはなんなのか考えて
馬にまたがる
空を飛ぶ 雲にのる
そんな夢をみる
太陽の光を浴び
鳥たちに愛され
生まれてきたこと喜ぶよ 頬を伝う悲しい水はやがて川を作り海となりて広がる世界に…今も太陽が乾かし人は生きる
春夏秋冬 四季を繰り返し織りなす色はその時々の季節により異なるから飽きは生じない そんなに命は飽きるほど続かないからそもそもまた巡りくる季節がきても毎回違う表情や景色を見せる そしてまた季節は時とともに過ぎ去り歳を重ねさせるよ そしてまた始まりの季節…あの日歩き出した旅立った始まりの地点(ばしょ)にやがて気付けば戻っているよ 戻るよ
何度でもはるかに時代や時間を超えて 広い世界を嬉しそうに駆け回る馬は自由にその足でふるさとを思いただ一心になにも持ち帰らずここに戻らぬよと決め
夢にみたあの場所
桃源郷よりも楽園な酔狂のような不思議なダンス…時の流れは踊るように揺るかに流れ魅惑する
いつでも 僕らはただ夢みる場所をはるか望み目指すだけ それのみに賭けた
それだけに賭ける
この命誰よりまばゆく光れ この命一番輝ける星となれ 今 馬よ走れ 巡られ巡りゆく季節のその中で 馬よゆけよ竹馬の背に時をあずけるから 故郷遠くしのび懐かしみながらもゆくと決めたからには涙は流さぬから胸にしまおう。
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猫が走る 終わらないうた唄う意味になる 唄う意味がある
唄わなくちゃならない理由がここにある
ボクの中にある
今確かにできたんだ
路地裏の猫が日が沈むのをも静かにみた
自分より寿命が短い老いた猫(あいつ)は今何を想い抱きしめるかな ボクも猫の隣それとなく気遣うようになんとなくちょこん何も言わずただ笑いかけてみた
日が沈む
今日もいつもと同じように気付いてみれば見てみるだけで夕陽が赤く空を染め
やがて深い夜が訪れてボクの心を寂しさが訪ね視界を暗闇がだんだん支配し覆うように眠りを誘い夢に落ちる 落ちる
また今日も
多分おそらく明日も
変わらないだろう
これだけはね ずっと。
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今でもこの耳にあの日きいたメロディ流れているんだ
いつまでも深く記憶までもに焼き付いているから
忘れられない思わず楽しすぎた思い出に笑ってても
それがあるからこそ僕は笑うのをやめ嘘みたいに泣いてしまう
どうしようもないほど涙次から次にこぼれてしまうんだろう
いつまでも
いつまでも
幼いままでは
いられない
いられない
知っているけれど
そのすべていつか必ず遠ざかっていく
時間をかけてすべて遠くなったあと
僕はまた新しい扉静かに開く 閉じていたまぶたを押し上げて時間をおいて歩きだしてゆく 悲しいほどに足取りは重く遠慮がちでためらいがちだったのでした
今でもこの耳にあの日きいたメロディ流れているんだ
いつまでも深く記憶までもに焼き付いているから
忘れられない思わず楽しすぎた思い出に笑ってても
それがあるからこそ僕は笑うのをやめ嘘みたいに泣いてしまう
8月の夏のように
蒸し暑い午後の陽射しの中
そんなことを思った
ギター爪弾く うなだれる背中に影を宿すように 足取りまた重くするも再び歩き始める 新しすぎる洗いざらしの真っ白い今日という1日がまた始まる…目を覚ますとそこには僕の胸元に下ろしたキミのやわい小さな手
にぎってやさしく笑いかけ 考えていることわかったかのように少し抱き寄せた眼差し深くどこまでも遠いようで一番近くから感じてその感覚を近い距離を確かめるように眼差し落として向けるよ
見おろす瞳と瞳
つなぎあった手と手
なんとなくそれだけでいい景色 場面さ
シーンを彩るようにグッドタイム
おはよう 目覚めたキミと目と目が合う
不思議とドキドキはしないものの慣れて飽きたんじゃない
当たり前にそこにある幸せ キミと居られるその当たり前な幸せに感謝してるよ何度となく感じてきたこのときめく感じ胸の中埋めつくす
だけど
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この胸に絶え間なくあふれてくるいくつものメロディー
今もこの胸の中変わらず聞こえているんだ流れています
つまらないと思えば思うほど気持ちも沈んでつまらなくなる
このまま何ひとつ変わらないままだとか変えないままならば
僕はいったいどこまで落ち込んでゆくだろう この孤独に終わりや果てなんてあるのだろうか 街は眠る今日も
あのころのボクの瞳に映っていた景色は
あまりにも美しくて鮮やかな彩りをみせるようにボクをだましてた ボクはだまされていた
惑わされていた だけれど誰も責められない自分が悪いことくらいは知っているつもりだからさ
ああ いくつものメロディー心を埋めつくす
答えのない毎日がただゆっくりと着実に終わりまで流れてく
誰かじゃわからない真実の光は形を変えてボクにしかわからないその傷みが幾度となくボクを迷い悩ませてた
まっすぐな瞳…
見つめる先…
映り込んだ不安…
背負ってきた傷み
耐えてきた自分
褒美など無いのに… こんなもの誰にもわからないのにな… ばかみたいに誰かに必死になって伝えようとする…伝えようとしていたこんな自分を本当は情けないじゃなくいじらしいと思いたかった大事にしてた自分の持つ自分しか知らないかけがえのなかったはずの今まで見てきた景色とは他人とはまた違う光…この世界の中で今も生きているボクの心の闇にまたひとつそれは今まさに生まれようとしていた新しい光でもあるわけなのさ
誰もさわれない 誰も知らない
特別な光 なくしてはいけない 大事な大事な光 共に光ろうなどとはとても思えなかったから…思えずに自分1人の力で光ろうとした哀れで孤独な無防備すぎる悲しくらい弱々しいしにそうな眼をしたそれでも必死で抵抗して精いっぱい光ろうとした小さな小さな勇者…強い心を胸に宿した光…それは…それがあのころのボクの姿なのでした。
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誰かが思っているよりも僕らひとりひとりは迷い悩んでるさ
『わかっているさ』と自分に話しかけて自分で自分を慰める
宛もなく続いてく
どこまでも
どこまででも
宛もない旅は続く
'さよなら'さすらう思いはやり場もない気持ち風に吹かして
誰かが知ったかぶりして思う以上に僕らは真剣に生きていて まじめな顔でふざけていても内心悲しい思いをごまかしているだけだったりして
ああ 風に吹かれてみては涙零(こぼ)して
頼りないこの背中に限りない空へ飛び立つ
そのための翼つけてくれるのは誰だろうか
待っている 乙女は茨の蔦絡まる白壁の中
自分をさらいにきてくれる憧れの王子様を
大地を蹴り上げ駆ける白馬の蹄鉄の音期待して待ちわびる乙女のむなしい懇願(ねが)い 望みが絶たれ尽き果てる時はいつくるだろうか
願うより本当の現実を知った方がわからせた方がいいのにな
キミはただただ妄想におぼれ妄想の中でしか生きれぬ妙にカッコよすぎるいかにも現実とはかけ離れた王子を待ち焦がれるだけ… 胸熱くするだけ…だけさ
媚びるように
泣きつくように
叫びはやがて少女の身体を真っ二つに引き裂き生易しくやさしいだけの妄想の物語を無惨にも踏みつけ詰ってしまう
幾年かの歳月を経た時の終わりらへんに痛ましき過去の愁傷(きず)を残したまま
少女は黄昏の中に立ち涙を怒りに変えられても殺意に近い憎しみにはとてもやさしすぎる愛を求めた少女にはできなかったから風となって消えていくだけでした
後にはただ物寂しい静寂と安らぎだけが夕焼けの空を赤くそれでいて切なく染めあげているのみなのでした 愛のメッセージ残したまま空はただきれいすぎる朱に染まるだけにつきるのみと知りました
今ここで少女を哀れんだ'私'は。
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君がそんなふうに笑うだけで悲しくなる
心がきしみ
私をただの人間じゃない言葉責めの日々
詩人に戻す
すべては自らから望み始めた君のためのことだったのになぜか後悔の念に駆られる私はいったい誰だろう?
あの日君に永遠の服従を誓った時から私は人間としての名を
私は私の私である名をなくしたのですからあなたに呼ばれる名はいつも当然偽物の名でありだとしても私はその名がすごく好きでありその名が本当の名よりいつしか愛情がわきその名に異常なまでの親近感をむりやり植え付けたのです
私があなただけ あなたのみだけの'物'としての永遠を契る約束し誓うその証として胸に一生刻み消えないよう忘れないように永遠に消えないように忘れないように刻み込むために
私は自らの首にいわゆる服従の証である詩人という首輪を自分で自分に自分の中で良しとして填めたのみなんだ
だから君には罪はない…罪はないんだ
なのになんだ身勝手にも失礼なほどの後悔の念と僕の胸をほろ苦く焦がす湧き上がる怒りと憎しみの混ざった感情はいったい……?
羞恥心にも似た感情はいったい……?
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絶え間なく日常が続いてく…続いてく
どこまでも青すぎることはなく だからといって純粋に生きられるほど白くもなかった やたら憧れてばかりいたら夢も今も見失った やがて未来の道しるべさえなくした明るい昼間を過ぎ暗い夜が空を真っ黒に染めたんだ
生きがいなんて…つぶやく声が車の走りすぎる音にかんたんにかき消されてしまった 思いつきの不確かなメロディといつまでも変わらない生活を盛り下げる退屈なだけの憂うつな聴き飽きたハーモニー
思い出話とか埃かぶってそうな時代遅れの一昔前の話はいいや
聞きたいのはたった一つの真実(こたえ)
僕をあれだけ悩ませておいて応答なしか…
独り言ばっかしかこのごろ聞いてないし
聞こえないせっかくここまで来たのにな
流れゆく時はいつか水を途中でせき止めるようにこの世の終わりまで僕はいられない 見送ることもできず途中で寿命のはかなさを改めて知りながらつきる寿命の前にある日とつぜんなすすべもないからあえなくさよなら言うんだろうな
言葉にしなくても
口に出さないにしても胸の中で…心の中で言うのかなあ
言うのかはまだまだわからない その時にはまだほど遠いだけどきっとその時には何かしら想うんだろうが きっとね
何があろうと
何が起きようと
こればかりは
泣いても喚いても
変わらない運命(さだめ)だから否応なくさよなら言う以外残されてないあとはただ変わらない こんな日々それとなく何気なくただ待つこともない待ちたくもない終わりという名の死を待つふりして くるったみたいに代わり映えない真っ白な毎日を繰り返すだけ 日常を暮らしていくだけさ 流れてゆく平凡な日常…平穏すぎるくらいの平和ボケしそうな僕です 生きてくそんなふうに 続いてく 憂うつに退屈に 思わしにたくなるほどに 生きたいと願っても 時には空に願い届くことなくさよなら。
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心の底から笑えないことばかりさ
いつだってこの世界は僕に冷たい
ありふれたうたをうたおう キミと
ありきたりなこんな毎日を暮らす
僕にいつか光あれ
今はなくても良い
もうすぐもうすぐ
もう少し時間をかけてでも良いからもう少し幸せに充実した毎日を生きたいんだ
暮らしたいんだ こんな退屈だけの日々じゃなくてさ
心がそんなふうにそうやって生きていたんだよとぼやくようにつぶやいてた
ため息を吐きながら悲しいのガマンしてきた今までの僕だから せめてと…ありふれた幸せをただ希い叶うのを待つ
特別なことは望まない
願うのはそんな何ひとつ特別なことなんかないありふれた幸せ そのただ一つだけさ。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
きみの声が不安げに微か掠(かす)れたようにきこえる
僕はいつも確かめてる君の気持ちの揺らぎに心泳がせてる
ああ…いつも側では笑っているキミも本当はわんわん喉をふるわせて泣きたいんだよね
わかっているよ
わかっているよ
もう何度同じ言葉ばかり繰り返しただろうな
きみのこえ…きみの表情…きみの仕草のひとつひとつ 見極めながら注意して目を向け態度に気をつけながら
いつも悲しませないようにと考えるあまりほかの大事な何か見失っていたのかもしれないなあ
焦りは戸惑いを生み失敗を招く そして災いをはこぶ
涙の川がやがて海になる広がる 蒼い悲しみのあと
無意味なくらい溢れそうなほど胸を切なさと侘びしさにも似た感情が後目に重い足取りをさらに重くするばかりと支配していくどうってことはなくはないけどこの先耐えていかなくちゃならない こんな深い心の闇…この心埋めつくす悲壮感に
言えるだろうか
そんなとき僕は
闘えるのかなあ
得意な強がりも思わず揺らいで今にも泣き叫んで逃げてしまえるくらいの悲しみ
勢いづいて走りすぎた気持ちがあとになってその愚かさをおしえる 悔やむように被害の大きさを身をもってこの僕に何気なくさり気なく伝える そっと知らすんだ
傷ついて 傷ついて 人はもう
ダメもとで駆けていけばその先に光があると信じがち…勘違いがちだからね
僕もかなり惑わされてた…だまされてたらしいな だいぶ経って終わってから気付いた だけど今さらもう遅いつけられたばかの名札(らくいん)は外せない
自分の愚かさが身にしみるよ
あの日きみのこえに僕はもしきこえていたら…気付いていられたなら違っていたのにと今さらになって後悔が胸を突き刺しその傷みが目覚めさせるようにそう思わせた 思った
遅かったな遅すぎる 人は痛い思いをしないとわからない不器用な生き物だから 特に僕は。