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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 投稿順表示 〜


[2207] 
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


こんな短すぎる人生の中じゃ描ききれないたくさんの想像
理想はいつだって遠い場所に思えて
夢みる明日にいつまで経ってもまだその姿さえ見えもしない
予感さえ感じないんだ
こんなに歩いているのに必死になって描くそのすべては夕暮れの色とともに夜の闇に沈み溶けていく
そしてにじんだ色の空がまるで誰かの夢の食べ残しのように僕しかつかめない夢は何処にある?足どりはだんだん遅くなってやがて動かなくなり立ち止まった夕暮れ 途方に暮れる

憧れは遠く遠くいつでも見えてた…それはいつになろうと変わらないものだった…それはもしやこれからも…このままだったら…?一生間に合わなくなる手を伸ばしても届かなくなる…ちまちましていたら
夢を叶えられた人はその憧れさえも遠く見えてたのに今ではすっかり当たり前なくらい近くにある
なんて切ないな
なんて張り合いがなくなったなとか夢を叶えられない人たちを皮肉るように弄ぶように夢を叶えた人たちの手のひらの上で夢を叶えられない人たちのダンスを踊っているのを楽しんでみているみたいに永遠に叶いもしない夢を叶えられない阻まれた出られない世界の中でそういう人たちの笑い者として見せ物のように踊り続けるのだろうかなあ
僕たちのいる意味とはいったい?

それならば
それならば もう
いっそそんな腐った消えた方がいいと思うから夢をあきらめることはそんな人たちに背中を向け何も出来ずにそのあざ笑うばかみたいな頬を殴れもせず終わるのかな

いま少し僕は立ち止まり 目をつむりいまのこの風の流れに疑問を持ち少しずつそのなるようにしかならないと思っていた流れに逆らいかなり苦しめられながらも頑張ってなんとか元いた始まりにかえろうと逆方向に歩こうとしていた
自分の中で流れてるすべての時間を止めて考えに考えてた
こんな泥まみれの現実の中で そんないまの景色さ。

2008/02/21 (Thu)

[2208] 永遠に癒えぬ永遠の傷
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

自分の身勝手なわがままのせいだけで
自分以外のほかの誰かが傷ついてしまっていることにも気づかずに笑っている
僕はなんて最低だったんだろう
なんて後で気づいて悔やんだことがある

時々自分のやることやする事に疑問を抱き
ためらうことがある
自分の中にいる自分を抑えきれずだなんて言いながらそれでも
誰かを気づけばめためたに傷つけている現実がそこにあるのさ

気づかない
気づけなくて
気づけなかったなんて
そんなもの言い訳にもならないことを繰り返して
ふてぶてしい態度で素直な気持ちまた隠している僕は知らないうちによほどの罪悪を背負いこれまで他人から巻き上げるようにたくさんの汚れたことをしてきたんだろう
うらみの種をまいたのは紛れもなくこの僕

自分が笑っている
自分は笑っていられるのに
泣きをみる人たちはいつもみんな自分より必ず弱い立場の人たちで
自分が笑っている
自分は満たされているのに
そんな耳障りな笑い声の傍らでしくしく泣いている人たちがいるんだ

なぜ理不尽な世界
生まれたことさえ後悔しちゃうような
目にさせるんだ
なぜ弱い人たちがそんな目に遭わなくちゃいけないんだ
ひとつ大事なことをまた忘れては違うことも忘れていつかすべてそんなこと考えてたことさえぜんぶまとめて忘れてしまっているのかなあ

どうして どうして
傷つけた側の僕が泣いてしまっているんだ
なぜか なぜか
傷つけた側の僕も一緒に泣いているんだか

永遠に癒えぬ永遠の傷につける薬はない
ばかにつける薬がないようになんていつでも陥れた人たちに更なる悲しみの種を必要以上に植え付けるのはほかの誰でもなくこの僕っていうことを自分でも今では気づいたから その大きさをわかった上で今なら前のような腐った心よりはずっと償っていくにふさわしい心になった人の傷みに気づける心に。

2008/02/22 (Fri)

[2209] 今日から明日へと@
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

消えていくたくさんの景色が遠い過去へとだんだん流れていくよ また新しくくる今日という日さえも
限られた今日というひとつの時間も与えられた分の中だけでしか楽しめない
その限られている時間の中でやりたいことも出来ることも決まっているけどやらないわけにはいけないから精いっぱい言われなくともやっているつもりなんだこれでも
気が早いのはどうやら僕だけじゃなかったみたいで時間の流れも同じなようで
時間が急ぐものだから僕も発作的に急ぐしかないような毎日を生きて
そんな毎日の中でも自分なりの楽しみ方で楽しめているから誰かからみたらにじゅうまるしかなくてもそんな暮らしを楽しんで過ごせる僕には最高にはなまるさ
住み心地のいいだけの家に住んだりするよりかはずっと平凡で庶民的な生活だけど僕はきにいっているさ

今日という今日を何度もきりもないくらい繰り返しては
また昨日から今日までまた今日と同じように思い返しながら
そしてこれから先のことそのこれからがまた過ぎ去ったならまたそこから先の日々と毎日めまぐるしく過ぎていく日々
そのくせ気づけばあっという間なのに振り返れば面倒だった日さえ名残惜しいほど早々と遠ざかって
戻らないことにいつもふっと顔をあげてみれば鏡に映る自分がいつの間にか大人になっていたおかしいくらいに大人気なく泣いてた
大人と呼べるほど大人な訳じゃないのに
心はまだ子供みたいさ 本当はずっと子供のままでいたかったよと時の流れにむちゃくちゃなグチをもらしながら
戻してくれよあの頃になんて鏡に映った自分がボロボロ泣いてる だけど映り込んだのは紛れもなく大人の僕でいつも鏡に向かい映り込むのは日に日に歳を無駄に重ね無意味に姿だけが歳をとっていく哀れな大人の僕だけだった やっぱり変わらないでいることなんて許してくれるわけがないなんて考えて1日が過ぎていく だいたいいつも

2008/02/22 (Fri)

[2210] 今日から明日へとA
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今日から明日へ踏み出すその一歩だけが明日という行き先を僕に伝えるのさ
繰り返し
何度も何度でもさ。

2008/02/22 (Fri)

[2211] 始まりの風が街に吹く
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

春の訪れに僕は気がついて
暖かい風が心を吹き抜けた
交差点の向こうに見える どこまでも青く澄んだ空が続いてる

見上げればひこうき雲が空にまっすぐな白線を描いたのが見えた
気がつかない幸せにももし気がつけたならそれだけで幸せの始まりさ

桜並木 駆け出していけば心もウキウキ
踊り出すよ
たちまち 気持ち跳ね上がり忘れてた気持ちに気づいて
その喜び心に溢れ出して生まれたことにもここにいる事も始まりも終わりもすべての出来事に素直に喜べるさ
笑って泣いてあとはさよならバイバイ
そんなことを繰り返してまた幾度となく訪れる始まりの春がくる度また今年も君と幾千となく感じた気持ちをまた胸で感じて無限の喜びはこんでくる新しい季節の風にこの身体をあずけて並木道 また君と肩寄せ手をつないだりして抑えきれない涙でにじむ景色が伝えてるもう少しそう思えてたらと…過ぎ去ってしまったたくさんの思い出がいつの頃からか僕の胸の中遠くなってかすむ夕暮れ 僕の目にはあまりにもきれいすぎてこみ上げる想いがありすぎて平常心でいられない
心はゆらゆらと揺れて
滲んでとける遠い日のオレンジが冬の空に移りゆく切なさを教えてる
また始まりの季節に逆戻り
君と歩いたこの並木道も今じゃ一人きり 悔やんでばかりの僕は素直になれなかった 今ならばごめんの一つも嘘じゃなく言えるのにな どうしてかな涙が止まらないや それでも忍び寄る 流れゆく季節は次の季節へと変わりゆく どんなときでもどんなことがあっても
さよならのさみしさも悲しい記憶もちゃんとはこんでくる
そして僕は今 君とさよならして なぜかすがすがしい気持ち 新しい気持ちになれた僕は吹っ切れない想いが描く鮮やかな光彩(いろどり)で染め上げた思い出を胸に秘めさみしさも強さにしてつよくつよく生きてくことを誓ったんだ
始まりの風が街に吹くころ

2008/02/22 (Fri)

[2212] 始まりの風が街に吹く
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


過去とは違う新しい気持ちで君との悲しい記憶を君のさみしさを自分に戒めて
今僕は前よりもっとずっと素直なれた気持ちで歩き出すのさ
前へ前へどこまでも前へ前へ君より前へ
僕は新しい季節の中
始まりの風を頬に受け新しい予感を感じて大きく雨上がりの空 跳ね上がる水たまり映した空 虹の橋をくぐるように新しい明日へ渡っていくのさ ありがとうの代わりに待っていたこのときを春を…

空を見上げ言うから
精いっぱいの声で
ごめんね僕は行きますとだけ告げるんだ。

2008/02/22 (Fri)

[2213] 忘れられない景色
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


空に浮かんでいる
雲を見つめて
はるか遠い旅に出る
想像をめぐらす
頭の中にこぼれそうなほどの幸せを描いて
明日に続く扉を
今日も僕は開くよ

西日の射す部屋の片隅で小さく笑って
休み休みでいいから愛の言葉を呟くよ

いま僕たちが生きている世界はまるでひとつの大きな海原のようさ
迷い悩みそして時おり止まらなく涙を流し悲しみで心を染めながら

長い長い坂道が
僕の目の前にいつものびていくよ
そして気がつけば
君の後ろ姿にやがて惹かれていった

そうして気づけば
ほら僕らこんなふうに二人でいること
当たり前だと言わんばかりに思ってる
だから別れるなんて事考えもしなかった
考えられなかった
心にもなかった

さよなら
懐かしい日々たちよ
さよなら
その面影に手を振っていま見送ろう
いまは互いに歳をとりあの頃ずっと一緒にいようねって入っていた僕らは陽射しの中
遠い昔を思い出しながら楽しそうにはなす
そこには一瞬の汚れも嘘もないただ誠実なまでに僕の表情をほころばせる幸せがそこで笑いかけるだけさ

白髪まじりの僕の髪を見て笑いかけるだけさ お互いを歳をとったねと少し悲しいけどこれが時の流れだと誰もがそうして歳をとりいつか別れ別れになると受け入れるかのように僕は深くうなずいた

あのころからだいぶ経った時の流れのはかなさと切なさを抱いて
見つめる先に見えた景色はたぶん一生忘れられない時間なんだろう この先も変わらないさ それだけは
どんなに時が経って二人眠るように目を閉じ花に囲まれても
暗闇に埋もれても。

2008/02/22 (Fri)

[2214] 僕には俺は似合わない
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僕には俺は似合わない
僕にはやっぱり僕の方が似合うのさ
僕には僕が似合うのさ 何故だというならそれにはちゃんとした理由があって
それは俺よりも僕と言った方が自分にしても相手にしてもやさしく心に響くだろ なにを思おうと人の勝手だけれど 僕は僕 昔からのこれは決まりのような呼びなれた自分への呼び名なのさ だから僕はいつでも僕でしかなくて 当たり前だけど僕以外の何者でもないのさ どんな僕でも呼びなれた名前で呼ぶのが一番いいと思う 昔からずっとずっと変わらない僕を僕という自分の名前やそんな呼び名で自分を呼んでいることに気づいたときから最初はあまり気に入らなかったのも事実だけどいつの間にか気づいたら大好きなこの呼び名で自分の名前が誇らしく言えるように僕は僕を僕と呼ぶことに何ら違和感もなく呼べるようになったんだみんなからは幼いだとか歳に似合わないなとか言われたりするけど今さら変える気なんてないのさ 何故ならば僕は昔から僕以外の何者でもないし 僕を僕という以外に呼ぶよりないし呼び方もそう言った方が 俺なんかとかよりずっとずっと丸みがある言い方でみんなからも好かれたりするみたいだし けっこう気に入ってるこの呼び名をこれからも サイドネームのように本当の名前の隣に書いとこうかな僕は僕ですとわかるように
この呼び名で僕は僕を僕は僕としてこの名前を誇りにしたりして僕は僕としての毎日を僕としておくるだけさ 僕は僕を僕と呼び名乗りながら 僕は僕だからたとえひっくり返っても一生この先も変わらずどこまでもどんなときでもこの名で自分を僕と呼ぶだろうね僕は僕以外の何者でもなく僕でしかない それ以外の何者でもない愛すべき名前を愛している この先もずっともっとできる限り愛していきたいんだだから自分を僕と呼ぶことを恥ずかしいとかだなんて思う必要なんてないと思うむしろ素敵さ何故なら僕は変わらず僕なんだから。

2008/02/23 (Sat)

[2215] たったひとつの名前@
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お母さんが名付けてくれた名前
この先も変わることはないから
変えるつもりもないから僕はこの名前と一生一緒にずっと歩いていくんだろう
誰より近く寄り添って

人には誰にも名前がある 僕にも名前があるように
名前のない花がないように まだ名前のない赤ちゃんにだって名前を付ければその名前がその赤ちゃんの一生の名前になりこれからをその名前を抱きその名前と共に生きて歩いていくんだ
名前のない命には名前を付けただけでほら当たり前だけどその名で呼べるね
やっと呼べるね
名前がないんじゃ呼びようがないじゃない
いつまでもねぇとか君じゃさみしいからね
まだ知らない人の名前 名前を知ることでそれだけでその人を名前で呼べるし友達にだってなれるのさお互いに名前を教えあってそのお互いの名前で呼び合って笑いあったりしてそれだけで楽しい名前を知ることから人とのつきあいは始まる出会いを果たしたら名前をまず聞くべきなのさ
人はその名前を一生名乗り いやならば変えていけばいい
後ろめたさがないなら
死んでゆく人たちも最後までその名前を手放したりはせずに
その名前が自分の名前だと素直に受け入れ抱きしめている
それも当たり前に

どんなに悲しいときも
どんなにつらいときも
この名前はそばにいて僕の名前は確かな存在をいつも示してくれたしその名前を君が呼んでくれる
たったそれだけなのにやさしさあふれ
なぜだか心が暖かくなれた 心からこの名前を愛しているけど名前を誰かから呼ばれるたびにその名前への愛情は日に日に増して行ったのさ 今も増し続けてる この世での僕の名前を付けられたあの日からきっとなんとなくでも僕はわかっていたし気づいてた
この名前が僕の名だなと偶然みたいなことが一番僕を喜ばせていた 思えばまるですべて偶然のように一致していたとても偶然とは思えないような事ばかりがいつも

2008/02/23 (Sat)

[2216] まにあううちに
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

通り過ぎてゆくいくつもの日々
そして今日も気づけばやがて遠い過去になる
昨日が今いる今日になったのと同じようにいつかの今日みたいに
明日もまた同じことを考えるのかなあ
通り過ぎてゆく過去を後ろにして
走り出すのは常に前へと進むだけ
それしかできない戻れない道をいつでも歩いてゆくのさ
僕はそれをわかっていながらいつかくるまだ見ない終わりさえわかっていながら 巡りくるいくつもの明日に身をまかし 新しい今日は今日の風に身体をあずけ僕は生きてる
生と死を淀みなく繰り返す世界の端っこで誰かがまた今日もどこかで永遠の眠りにつくのかなあ
泣きじゃくっている人たちに囲まれ見送られるのかな
目を閉じその生涯を閉じるのかなあ
人は短い人生や長い人生と人により様々な時間の中で生きるけれど誰もがきっと自分なりの確かな足跡をそこにつけるんだ 心の奥底に花を咲かすように 生きた証を残す 生きてきた確かなしるべと誇りを誰かの心にも残すように 残るように陽射しが差すかのように 夢から覚めたように僕は気付くんだ なくしてはじめてわかること その小さな光が大切なかけがえのないもう戻らないものだったんだと 気づけなかった自分の愚かさに押しつぶされた後
尊さが増し苦労をかけたことの申し訳なさがきっと一気にあふれ胸を鋭くとがった気持ちが突くだろう その瞬間…
僕もいつの日かもっともっとかけがえのないものをなくすかな だからその前に だからこそ戻らないものがもうふれることさえできないくらい遠く遠くなり
感謝のありがとうの言葉さえ交わせなくなる前に その存在のありがたさに気づけなくなる前に
もう僕は大切なものなくしたりしたくないさ でも本当に悲しいのはなくす前じゃなくなくした後でその大切さにやっと気づき自分を愚かな奴だったとむなしい気持ちで嘆き責め立てるその心だから
湧き出た涙

2008/02/24 (Sun)
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