詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君の瞳に映る世界はいつも 何故だか喜び以外
とても恐いもののように見えた まるで化け物を見てるようにおびえきってふるえていた
孤独を埋め合わせるかのように僕はいた
僕は何もはねのけやしないのに
他人は何故か僕を少しずつ避けていくよ
嫌がっているのか それとも僕が悪いのか 何ひとつわからないままで月日(とき)は過ぎた
ひとつひとつ歳を重ねていくたびに何かを人は知るもの
人は旅人のようにどこかへ旅立つ 嫌なものならば受け入れたりうなずいたりしないのは当然だよね
だから離れていくのかな だから元から関係すら面倒だから持たないのかな
あなたのその冷たいまなざしがまるでやのように 私の胸を貫いた 今もその傷跡が残っています
この胸に 見えない傷跡が生々しくもなくただただ自分に言い聞かせていた孤独がたえるようにと僕を逆に強くしていたかもしれないあの日
僕をただ単に避けていた…そんな事とはわからずに感謝までしてしまった 幸せなくらいの勘違いが生んだ孤独なのか? 違うだろう
誰も責められずに今やこうして笑えているけど淋しかったんだ
君に出逢うまでは。
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必死に見えない何かを
追いかけていたり
今度は見えない何かに
追いかけられたり
沢山の迷いや悩み事に
追い立てられてる 足下も見えない暗闇の中で
そんな毎日が
とても悲しい
だけど日々は
とても大切で
だから何ひとつとしてなくして良いものなんて僕には無いのさ
水風船に穴をあけて
中の水があふれてくるみたいに 想像はいつもあふれてくる
無駄に思うくらいに 感傷に浸り干渉し合いながら
あいた穴から出続ける水はやがて出尽くしてしまう
だからその風船はやがて想像を出し尽くしシワシワにしぼんでしまうのさ 想像が尽きるように
だけどまた水は直に溜まる 穴のあいた処を絆創膏で塞いだって直らないから同じ想像は出ないだろう
小さな細かい矛盾が形づくる 解けきれない疑問の欠落点
僕はそれを埋めるためにまた 風船を想像の蛇口につけて勢いよくでる水を連想し蛇口をひねる
風船は水を入れないと水風船にはならないから
頭の中で水風船というイメージの中に水というをアイデアを混ぜ合わせてよく振ります 缶コーヒーを振るみたいに想像を作ります
想像には終わりはなく書き尽くしてしまうことはないから
いつでも水風船が割れたりしたら また次のを作る
頭の中の想像で何かを想像してみよう そして何でも良いから 失敗をおそれずに書いていくのさ
頭の中で何かを作り上げてゆくのさ
それが言葉という行程になるまで何工程もの検査と実践を繰り返す 失敗のないところに成功は生まれないさ 何度も何度もやってこそ成功は生まれるもので
まるで過去の思い出をバックに また新しい思い出となる今を作るような行程さ
思い出は過去になんなきゃ呼べないんじゃなく過ぎ去った時間ならば全て思い出さ 不思議な事じゃないのさ要領さえつかんでしまえば簡単
そこには自分だけの世界が広がる 広げるのは勿論自分だ。
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少しおてんばな君と渡り合えるのは
とうとう僕くらいとなってしまいましたね 夕暮れ五時のチャイムがかき消した'好き'の一言 君はよそ見していた
守り抜くと約束したけど約束は果たさないまま 多分これからもずっと果たせたとしても果たさないまま終わるだろう
通り過ぎる季節と同じ速さで流れる時のどこかで僕は消えるかな その前にあなたが消えるのは今のところ確かかな
消えゆく今日みたいに静かなむなしさとわびしさが そっと
涙流させるだろうかな そこに向かう理由がなくなったら ちょっと悲しいな あの庭にも行かなくなるだろうな
僕だって誰かの愛がほしいさ けれど求めるはずの言葉もひとつだって持ち合わせてない あるのはただ妄想の中だけでつぶやく何の役にも立たないけど輝ける言葉たち
今まで僕を散々助け救ってきた言葉たちだ 複雑な気分で開いたドアはあまり良いものじゃやはりなかった 妄想だけでいくらでも進むhighway
さよならなんかしたくない だけれどさよならは確実に僕の命を削る 今日も
誰かのために命を短くしたり 最悪では捧げたりしてまでも 誰かをあなたは本気で自分より大切で愛していると言えますか?まだそんな事ないからわからないですか? ちょっとだけ分かり合った
ちょっとだけ気があっただけで人は人と未来の果てまでもどこまでも歩いてゆける
そんな出逢いの不思議になぜ人は恋をするのかと思ったけどもやっと神秘性の高い答がわかって
その答は人は終わりを知ってるからそんな終わりを少しでも悲しくならないように誰かと共に添い遂げたいと最後には愛だなんだじゃなく思うからで少しずつ歳を重ねるたびに知ってく 何かを少しずつ失って行くことこそが人生の悲しみであり人をあきらめさせる唯一の天の哀れみや慈悲なのだと少し無理矢理に決め込んだ
見納めの夕餉の君と僕の瞳にはやがて目では見えない終わりが映る。
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鮮やかな季節の中で
沢山の感激の涙を流す
笑顔は心の中に咲き
まるで僕らを祝う様に
いつかいつかと引き延ばしにした
あの誓いの日から遠く今日に来て
はじめて自分から言うことにした
どうか僕とその先の未来を共に歩きませんか?
貴重な時間も何もかも全て未来までも誓うこの思いに二言はないさ
積み重ねてく 愛のコトバ
君のハートに 落ちてく ひらひらと
風に舞い静かに地に伏せる
花びらのような景色の中で笑い合う
春の始まりの季節
春は恋の季節
その言葉の意味を
初めて知れた
そんな季節でした
今年の春は
なんて春の先っちょ
早合点したつぼみのように
早咲きの桜は踊るよ
深い緑に染まる夏が来る迄
踊り 舞い そして可憐に散りゆく
そんなはかない運命
神様が花にそんな運命を与えたのは
美しくも気高い花という 命の尊さを人に知らすためか忘れないようにだと思う
それをあわせて知れた春のある日の事。
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遠くまで響きわたる澄んだ君の声 不思議に耳にさわらないそんな声 僕はそのやさしく心に響く呼び声を追いかけて 幾度の扉を開き偽りにごまかされながらも必死に追いかけた 君の声だけを頼りに いつか逢えるという希望を喜びと突き進む強さという力に変えて
ひらり ひらり 舞い落ちながら
ふわり ふわり 空をただようように
影は日暮れと共に今日も伸び
幻みたいに声が消えて行くよ 胸を苦しめるのは惨たらしいくらいの淋しさと孤独感
陰惨な虚無の実像だけ 背負いながらさまようのは荒れ果てた夢の最果てか 君は何処に
目的を忘れそうになりながらも
目印はいつでも 不確かな未来の見えない希望のように
幻を僕に見せ あるはずもない君の声を聴かせている
僕に幻聴を注いでゆく
ふと気づくと僕は目を閉じたような静寂と それとは反し暗闇なのに不思議な安堵感と
眠りの中にいるようなまたは耳をふさいだようななにもない世界の中で 鼻歌みたいな半ばくぐもった音程がはずれた行き先もなく宛もない唄を口ずさんでた
名も知らない場所で
人間の死ってこんな感じかな なにもかも終わった絶望にも似たあきらめが頭の裏でよぎった 別には悲しくもなく
けど月はそれでも気持ち悪いくらいやさしすぎるんだ どんな表情を今夜はするのかな 朝だか夜なんだかわからない 残ったのは人びとの憎しみとつまらない嘆きとため息混じりのグチだけが感覚として耳に入り込んでくるよ 聴き入る僕にしてもそんなふうに生きてたんだとはじめて自分を恥じていた
不思議な時の流れも追いかけられる焦りも日常の慌ただしさもない
世界は微妙にゆがみながら 時々目がくらむほどの光で闇の壁が削られるように現世の世界の景色を少し映すもあまりに目映すぎて明るすぎる光は瞳孔を小さくし瞳を灼くほどの閃光を僕に見せつけるようにもったいぶって朧気な凍えた世界
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誰に贈ろうか
誰に歌おうか
この出来立ての唄
誰が聴くかな
誰が見るかな
さっき閃いた言葉
いくつ文字を 並べてみたって
解らないものは いつまで経っても
解らないままで
疑問から一歩も進めずにいるよ
だってから先に進まない 言葉も自分に嘘ついてみたりごまかしてやり過ごすのがうまくなっているくらいだ
きっと 多分ね
こんな唄を聴いてくれるのは 君だけだから 君しかいないから 伝えてもいいでしょ この唄を
ひとつしかないんだ この世にひとつしか
だからその唄がひとつしかないように
この世でその唄を贈る人もひとりにしか唄ってあげられないから
誰より 何より
唄ってあげるのにふさわしく美しい君に贈りたいよ 僕に君が似通ってるとはちょっと失礼だから
せめて自分より頭一個分ぐらい素敵な君に贈りたいんだよ
君より何倍も背丈が高い僕だって
低い僕だって
大好きなあなただけに贈りたい愛の唄のひとつやふたつあるはずだから
なにが僕を突き動かしているのか
なにに僕は突き動かされてるのか
解らないけど 何かを知るため
何かを君と作り上げていくため
そのために与えられた自分というからだを傷つけぬように
傷つかれぬように
君を守りながらも代われやしない代わりなどない自分を抱きしめてあげましょ
愛してあげようよ
精いっぱい 君より ずっと
愛すのは僕だった
それは今までの話
けれど今度ばかりは
目いっぱい 君の何百倍も
愛していくべきは
目の前で笑う君さ
だから愛していこう
だけれど心が時々は崩れたり折れそうになるから そん時は 君が泣いてたら僕がなぐさめよう そして泣いてるのが僕なら君がなぐさめてよ
だけどふたりがふたり泣いていたらその時はふたりがふたりでなぐさめあおう
ぬくもりと優しさを分けあいながらね。
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君の中で 一番もしくは一際
輝く星になりたくって
僕はいつでも飾りたてていた
だけれど大切なものは
そんな格好だけのものじゃないと
君から教わったんだな
君の一番星になるためには そのためにはきっと心の中にいつの間にかついてしまったお飾りと変な癖を直さないことには 次には進めないんだよなあ
君の中でも 僕が一番になってほしい
この胸のずっと奥の方で奏でてる聞き慣れたこの音声つきのメロディに負けないような歌を唄いたい 君のために
君に向けて 唄います
僕の中では君が一番で 間違いなく一等賞で そんでまぶしいくらい輝いているように
君の中でも同じような輝きで僕を見ててくれたなら これ以上の幸せはないよ そんな光を秘めた眼差しで僕に希望を託してくれるならばありがたいよ
この唄や この好きな気持ちは急に湧き出たように まるで噴水みたいな勢いで勢いよく心のそこからシューッと飛び出したんだ
自ずと素直になりたい気持ちがあれば言えるさ それがもう素直な気持ちの花を咲かす恋の始まりの種だから
夜空の闇に浮かんだ星を遠い宇宙に梯子をかけて手づかみで掴み取るような
そんな他愛もない夢みたい 君と
過ぎゆく月日の数だけ魔法のスポイトで青空の雲や 季節の風景や 夕暮れのオレンジジュース長いストローで飲む
そんな下らないくらいばからしい叶いっこない夢みせてよ
現実世界ってあまりにリアルすぎて夢など語る暇も数えるほどしかないしみんなばからしいって相手にもしてくれないから だから
君の心に一番星を光らせてみたいんだ
君の心へ翼つきの靴を投げてみたいよ
少しはそんなロマンのある夢みたいな
ばかばかしいといわれ続けても君と一緒なら大人しい僕もいいところ見せようとバッタバッタ片っ端からひねりつぶすさ
ただ君だけの一番星になりたくて探し始めた不滅のストーリー。
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誰より 何よりも
差し置いて愛すはずだったキミ
誰より 何よりも
愛したかったはずのそのキミなのに
今はいない…
大人になったら 少しずつ何かが
変わってきたんだ それは見えない
僕の内側(なか)での変化 だから見えないよ
些細で小さな変化だから 無理もないよね
変わりゆく何かがあるように
自分じゃ止められないどうしようもない
ものがあるように
僕には君の消滅が長いはるかな時から僕への罰かな
それが変わりゆく運命だったのかな
なんて今では思えます
後から後から雨音がついてくる
まるで不安みたいに
粘っこくしつこく
僕の胸を埋め尽くす
羽ばたいてゆく蝶はまるで 終わりを告げる今まで覆い隠していた終焉の時刻のカウントダウンを見せつける
また逢いたくって また逢いたくなって
また会いに来てと
言われたくて そんな人になりたくて
悲しき崩墜の涙…
もう遅いってのに
男が流していい
涙は一生のうちに
れくらいなんだ
そんなこといい
くだらないんだよ
悲しいから泣くのに
なんの遠慮やためらいがあるんだ ああ
悲しみの形なんて裏を返せば決まりなんてないし様々さ
すべてを常識やルールで埋め合わせ決めつけている世界は
いずれ消え失せるのだから僕にはもう終われば何もかも関係なくなる 人間という事実は断ち切られるから
その日をただ待つだけ 僕が永遠に僕であるように でなければならぬように 答も出ないように 連鎖されるのは致し方ない けれど終わりが見えない現実
ただ繰り返し繰り返し終わりがあることさえ忘れるくらい忙しく忙しく過ぎて行く毎日だから
ふと気づくと当たり前なのにだまされてたりして 唖然とした後で僕は君の僕である資格をなくしたあの日 だから今の人間である資格もなくす日を心待ちにする。
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それが必要だったと気づき慌ててすくい上げた幸せに
なんの愛着もなんの喜びもあるわけもなく笑えもしない
二十歳の頃に
少しずつ少しずつ
芽を出し 花を咲かす
その望みもしない
適当に選んだ未来が 今
僕の中で息をする
かすかな呼吸で
脈打ちながら
息を吸い息を吐く
それを何度も何度も
繰り返しながら
僕は花が咲くのをただ待つだけの若輩者。
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僕たちはいつの間にか
人間だという不思議を
不思議な事だと思いもしないで生きてる
これが僕の精いっぱいなのにな
限界は誰が決めるのか
人びとは時の途中一番最初の試練としてこの腐り果てた世の中の歩き方を覚えて 順応していくすべを植え付けさせられる
自分で歩き始める
そんな歳の頃に
徐々に親の手助けが無用になる
だから恩義も忘れ
汚い言葉を吐き出す
しまいには殴りかかる
しかし覚えさせてくれたのは
その親でしょ
ほかの誰でもなく
その親が覚えさせてくれてなかったら
きっとあなたは歩けなかった それだけでも幸せな事でそれなのに傷つけて恩を仇で返したらあなたこそが無用になってしまう
親の恩義があっただからこそこんな今があるしでなかったらこんな今にもなってなかったよね
それなりの幸せを手に入れたいならば
悲しい笑顔はやめて
今すぐ涙を流してごらんよ 躊躇わずに
悲しいよって言って
デビルスマイル
デビルスマイル
浮かべて小悪魔のように金をせびる
愛想を振りまく
それでも僕は昨日と同じように
何ら変わらない
愛であたためあい不埒な夜を今日も濡らす
鼻をつく 酸味のある匂い
窓のそと 月が泳いでゆく
あんな歩き方を学ばせられたのは
ちょっと不快だが
逆をいえばいいことも多々あるよ
やっぱり不快でも
こんな世の中を生きるには そうするしかないんだから
選択の余地はなかったんだ 歩き方を覚え自分で歩き出す以外には それ以外には
生きてゆくすべはなかったんだろう?
今になって
改めて 大人になって少しずついろんな事に勘が働いてきた脳味噌で考えればわかるよ わかるよ
デビルスマイル…
デビルスマイル…。