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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 投稿順表示 〜


[2449] アーモンド ライフ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


いろんなものが練り込まれた混沌の闇の中 光が増えれば増えるほど愛着がわくよ
ちょうど欲しいものを運良く買えたときの感覚のように 何かしら願いが叶えばそりゃさっきまでは悲しくてもさっきまでの話とばかりにすぐさま上機嫌に早変わり

言い訳だけは昔から変わらず天下一品で
ほかの光を少しも通さない
人の話に少しも耳をかたむけようともしない僕
足りないのはいつでも脳だと、脳がノーだ
眩しくはないが不思議と明るい黒い光を浴びて
世界を猫の目で眺める
仕草さえ猫になりきったように
猫の鳴き声でおっかないくらい大きな空に小さく対抗しようと届かない声で吠えて見せたつもりさ
これでも
こんなんでも 精いっぱいね 僕的には
やりきったつもり
酸っぱさに甘えた
些か鼻にかかったような声
ニャーオ ニャーオ…

遠ざかる春に僕は立ち止まっていた
どれか当たりゃ良いみたいな自信のない的当てはノーコンの奴がする射的と同じだろう

アーモンドを奥歯で跡形もなく噛み潰して
君のあのさよならの言葉もそれと一緒に
噛み潰してそのまま忘れられたら良いのになあ
何故それが出来ないの
僕は悩んでいたんだ
そのことばかりにだけ
迷いに迷っていた

なんでもかんでも
なってしまう現実ならば全てが嘘になるね 珍しくもないから誰も見向きもしない
時々誤るからすばらしいんだろうと思う
そんなライフの中でまた今日もなくしたあの日の僕自身の声を探しています

退屈な森の中で
あのポリバケツの奥にないかと漁ってはみたものの
なかったよ
現実をそのまま受け入れている君はいつだって目に見えているのが正しさだと誤解する

闇雲な毎日だ それ すなわち甘いような苦みがあとから舌をつくアーモンドライフ ただ静かなだけの休日もそれとは違い忙しい平日も変わらずビターandホワイト。

2008/04/26 (Sat)

[2450] 殿サマー
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いつまでも夢の中で僕は立ち止まったまま
日々はやがて遠ざかりそこにはただ悲しみだけを残し
切なさに打ちひしがれた胸が泣いている

言葉もなく世界は終わりに向かうのか
さびしそうになく君のその目に何が見える
お別れの扉を開けたならばきっとその目になにかが映るはずだ

もう二度と交わせないこの言葉も
さよならしたあとの空に降る雨
悲しすぎて悲しすぎて僕は土を踏んで外にも出かけられない
何処にも行かずさまよう思いはいつまでも胸の中
行ったり来たりしながら落ち着ける場所もなく 誰かに表面上だけの慰めをもらうだけ
誰かに聞かしたい

雨のように冷たい
雨の慕情
青い影は 青い土に映るから青く見えるだけのことだ
黒が目立つならば黒に映る
ただそんなものだけが回る世界
目に映る景色が回る 季節も回りまた此処にはじまりからやり直させるためにと戻る

プールサイドに見えた気がした揺らめく影
見えただけだけど
もし誰かあの日居たなら
全て魔法の消しゴムで 消して都合のいい未来を吸い取ってスポイトから垂らして書き換えるよ
僕ならば 出来るならば もしも

雨風、通ります
もしもーし亀よゼニ亀さんよ
でんでん虫をつかまえろ からっとしないじめじめした8月 涼しさも通せんぼ 鳴き出す風鈴をなぐさめるようになだめる

梅雨時の坂道にて
今は春の坂道で
思い出す アジサイの押し花を片手に
胸にぐっと寄せてきた押し花とグッと胸をしめつける方向の定まらない無鉄砲で無法的な寂しさ

ある日の夏の絵はがきの中に見つけた食えないやつ
スイカを種をとばしあったあの縁側での出来事は一生の消えることのない色褪せない殿サマーメモリー。

2008/04/26 (Sat)

[2451] ミライ テレフォン
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もしもし 未来の僕よ
未来にはどんな僕になっていますか?
もう少し未来の僕の明日には光はありますか?記憶の奥深く地中に埋めたあの日のタイムカプセルは無事だろうか
無事を祈る僕はそっと記憶の部屋に忍び込んでかけてみた
数回の呼び鈴とテレフォンサービス
何回かの プッシュ音はじきに未来の僕のさめた声にかかるはずだ
代わる代わる少しずつこちらは年をとるのに何故かあっちの僕は年をとらない
だんだん若い僕にかかって行くから
だから僕が人生の半ばころにはあっちは赤ちゃんの僕だろうから
言葉はわからないし
それからかけなくなった
会話のキャッチボールは成立しない
不器用に途切れ途切れですら

だから 電話番号は間違えてはいないけど
かからなくなった
まだそのころは生まれてないから 僕は
そのときはこちらの僕は死んだあとだった

雨の葬儀の中で参列者が横に並んだ親族に礼をする
横柄な振る舞いのおやじもこの時ばかりは静粛にしてた
僕はそんな中でも電話をし続けてた

ミライ テレフォン…
ミライ テレフォン…

現在 この電話は使われておりません
そういったあとで僕は電話を切った
ガチャンと切ったそのあとにはだれも記憶の部屋には行かず
来なくなったという元の静寂よりももっと濃い静寂が無人の部屋に影のようなうっすらとした人が居た気配は消えていないにしても

今はだれもいないのは事実だから
拭えぬ現状 癒えぬ悲しみ抱いたまま
それを知る肉親さえもう居ぬのだから
僕も此処にいる意味はもうないのにも同じだ

そう言いながらドアをあとにし僕は最後にノブから手を離しどこか消える
最後にこの部屋に訪れた日にも雨が降ってた 僕が去ったあとも何ひとつ変わらぬこの世界から完全に蒸発した 水蒸気が見えないように僕はだれにも見えないのだから繋がりすら無縁で。

2008/04/26 (Sat)

[2452] 人生列車の乗車切符
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

流れゆく時の途中でなくした大事な声 君はそのとたん動けなくなった 僕の胸の中で固まってしまった 笑ったまんまの姿で 悲しい目に遭ってるのに

人生という列車の窓から 遠ざかる斜陽の中 うっすらと見える景色の向こうに手を振る 昨日の僕やいつかの今日の僕
明日の僕は明日の僕という自覚すらもなく生きてく もどかしさ抱いたまま
描けない夢 背負ったまま走る列車に乗り込んだ 夕暮れ

さみしさを乗せ
今まで見てきた見慣れた街の景色を自転車に乗り少し無理をしてまでも終わりの日にはたっぷり時間になるまで見てみたい あきていたはずの世界がいつも見てる景色とは同じなのに不思議と違うように見えた 見えたんだ

そんなもんでかまわないさ そんなもんで十分だよ 僕は

少ししかない時間をつないで つないで
切れないように精いっぱいつないで行く
人生という列車の乗車切符を握りしめたまま
もうさんざん二人で探して見つけた声なくさぬように
今度ばかりは厳重にしまい場所を確認する
そのわけあって慎重になりすぎるのも玉に瑕

悲しい終わりもあるならば逆に笑える終わりもあるはずだ
不具合な旋律が遠くで鳴ってるよ
原点なんてほらばかばかしくてさ仕方ない
飛び交う蛍のお尻の光や夢に見た退屈な森や今までに考えた全てを思い出してく
それら全てが僕の原点でありつまりはそれが頭の中で描きたかった世界だったはずなのに
そればかりを愛せない そればかりに頼るわけにはいかない

もう次のイメージが思い浮かんだ時には糟にさえ思えるのになぜか愛は消えない
一人暮らしの寂しさは途絶えない
未だに故郷が懐かしい
「おいくつですか?」と問いかけられ発作的にそう言ったまでだよ
爆発的に発信されていくけどやがては絶対の前にひれ伏し消え去る運命のもの達
満足かい? 満足だよ、そう応えるしか無い僕は。

2008/04/26 (Sat)

[2453] 存在の濃度
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

空の彼方に見えた
小さく光る星
まばゆく輝いて
二人を照らしてる
名前さえ知らない
ただ綺麗な星

その中で一番 輝いてるひときわ目立っている星もあれば
目立たずに控えめに光る 目立つ星を目立たせようとしている星 決して自分からは目立とうとしない星
頭の上を流れる天の川
銀河をわたる列車も見える

幾千もの時を旅する
旅人になってこの広い世界でまだ見ない夢のような世界を見てみたい そのために存在を光らせて 目立つ必要があるのさ
誰かの光を遮ってまでも光りたいと思う気持ちは本当だった

けれど小さく輝く事で誰かを照らすのも良いかと思えた
そして小さく光るあの星はいつかの一番光りたいと願ってた僕でもあるんだ

存在の大きさを今
小さくても良い
輝かせるのさ 僕なりに
存在を知らしめるものは名前の知れ渡る数じゃなく顔の広さでもなく きっと自分なりの輝きを手に入れること
つまりは自分の中で自分が満足できるための大きさならば
それが正しいのだろう
それは合っているのさ

答なんて何処を探したって何処にもないのだけど
きっと自分の中いつか生まれる
自分の中にある光の種で咲く花
今 夜空を埋めつくす いつかの瞳の中にまばゆくそれは映る
咲き誇るように
ゆっくりと急がない僕でいることが出来たならば咲くのさ
ゆっくりゆっくり
自分の歩く速さに合わせて花弁は花開いてゆく

それが きっと きっと 存在の濃度
それが きっと きっと 存在の証

此処に そこに 居る
此処に 確かに 居た

それをあらわす輝きがその証で
1つ1つ身体に刻まれてる標(しるし)さ

きっとその花が咲いたなら素敵
全てがきれいごとですまされ なってしまう前に変えるのさ 絶対的な事も
いつか全て過去になっても僕は忘れないから貴女と此処にいた事を。

2008/04/27 (Sun)

[2454] 人間世界の弱肉強食論
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


花も星も人もそれぞれに決められた命があり
命の期限はどの生き物でもはかないものさ
時間なんてすぐに「あっ」という間もなく気づけば終わる
思うよりも人間も辛いのさ
ほかの動物みたいに弱肉強食の世界で人もまた生きている

人間標本を作ったら
きっとどれも似通ってて楽しいわけがない
動かない 何も見えない姿形は違えども中身が見えない人ならば全然 面白味はない

人間社会の中で
今日も疲れ果てた足腰
君の身体を借りて
僕が行ってあげたいけど
それは無理に近い話だから無理だと快く断る以外にないかもしれません

この街はひどく
冷ややかなまでに凍り付いて 悲しみを野放しにしてるうちに
僕は知らない間にたくさんの人を傷つけていたみたいだ
無意識の中で誰かがまた今日も傷を増やしてる
涙流すその頬をつたうのは喜びなんかじゃないだろう
悲しみの色 色あせた夢の概念と年がいもなく騒ぎ立てた日曜日

風がイヤに心にしみる
夕暮れがやがて夜の闇に染まるように
のみこまれた身体が
やけに熱っぽい火照りだした世界がまたこの僕に新しい夢を見させてる

君は今頃 何をしてるの?
人間世界の弱肉強食の中で
その論理をえらそうに語る僕はこだまする鼓動を止められずに不安がる
君は笑うけどその胸のうちには悲しみがまだいささか残ってるんですよね

隠し立てた秘密をばらすように
その瞬間のように
ドギマギした気持ちは
泳ぎっぱなしで
南極を越え地球の裏側へも向かっていけるほど宛もないまなざしでさらに泳がせて定まらない視点で夜空を見上げてた
夜中の0時前。

2008/04/27 (Sun)

[2455] カラフル パラソル
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

サッと喜べるはずの今日を引き寄せて
抱き寄せた愛を今
僕なりに愛していこうと思います 明日からも、すぐに

沢山ある計算式を
1つ1つ解いていく
君の真剣な真顔
僕は少し離れて
見ていたんだ

愛は間をおいて
少し近づきすぎぬように離れた場所で思う
けど大げさに離れすぎないように
けど近づきすぎないことも考えて

とっさに選んだカードは
僕にどんな光をくれるの?
心の闇をかき消す事出来るの?
わからない事ばかりが頭を埋め尽くし悩ませているね
解せない事ばかりで迷走したり血迷う現状をゆく

君と見つめ合うこの時間が僕にとって
どれだけの価値があるんだか
僕に教えてくれる人なんか居ない
だってそれを判断するのはいつだって僕自身だから

愛を抱き寄せる
明日をつまらなくするのもおもしろくするのも同じに僕だ
話を合わせるのはしゃくだけど
ときには策略も謀略もなしで真っ向から純粋に本当を語るときも必要らしいな

僕から少しずつ
あふれるように滲み出す虹色 カラフル
飛び出す踏み台に飛び乗る お次は何?
僕たちはいつも選択に迫られているのね

だから疲れるんです
こんなにも さあ

嘘っぱちのジャズと間違いだらけの音符が跳ねる楽譜と足の折れた譜面台
いま巷で人気の名前だけしか知らないミュージシャン
「一応」という君のセリフはワンパターンさ

さっきまで無かったのになぜ僕らは愛の催促すら出来ないの

もう愛は何処にも行けない
なめらかな指先となだらかな腰の曲線美

抜け出す術が無いなら決して小さな事で苛立たず皮肉にも負けてはならない強さを持つことが最優先
そんな状況下でも優しくいれたらもう願いの矢は的を貫いたのも同じさ

彩られてゆく沢山の白と黒の風景画
その中にとけ込んでしまう君は誰よりもはるかに美しい。

2008/04/27 (Sun)

[2456] 水を使って火をおこす
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

僕の中にしかない歌を君のために いま
力を振り絞っても唄いたいのです
空は気持ちいいくらい晴れ渡ってて欲しい 全てが終わる悲しいはずの日は

少しでも ちょっとでもその悲しみからの胸の痛みを感じずにすむように
その痛みすらもやがて消えてゆくのならば
安らかなまま 最後まで僕はやさしさに包まれて君とふたり
唄いたい

ただひとつの願いが空に届くこと
僕はいつまでも生きてる限り祈り続けるよ

どんな風が吹いていても
どんな雨が降ろうとも
僕は変わらない願いを空にたくすから

この道をたどった場所には
この空の向こうには君が待っている
僕を待っててくれている あの笑顔で

道は続いていく
何処までも
何もかも全てを
ぬぐい去れぬのなら
もう悲しみなんか
忘れても良い
なんのため此処にいるのかさえわからないから

通り過ぎる夏の日よ
僕らの目の前であっけなく消えないで
最後にさよならくらいは言わせてくれよ
ときにはきっと水を使って火をおこすみたいに滅茶苦茶な事をしないとだめな日もあるし
そんな事でないと許されないときもあるから

あたたかい光いま僕ら照らして
どちらが先に折れるかの愛の力試す体力勝負ぶら下がりガマン大会

壊れてく 壊れてく
純粋な身体が終わりへと近づいてくたびに
不思議に 不思議に
心をぶち壊すブランコを漕ぐ片手すらも土を蹴りスピードつける両足さえ僕には無いから

私の方が 僕の方が…
その言い合いの果てにあるものはきっとくだらない終わり無き愛とその答は同じだからずっとその繰り返し 何処まで行っても未来の僕も今と同じセリフだ
それだけでほざく意味もないから風がすべてさらってくれるのを待つだけなんてあまりにも悲しすぎませんか?

ただ僕は体中全てで君を愛したいのです
結論からいうと。

2008/04/27 (Sun)

[2457] 月明かりに照らされて
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

明日の僕もそのまた明日の僕も
素直なまでに今日と同じ平凡をくり返す
君の中にある僕の間違ったイメージは
勘違いしながらも何故か空回りせずに
回り続けていまも絶妙に生きています

僕の中で 君の中で
なにが変わりゆくの?
言葉並べて 愛と叫んで 君はそれで本当に満足なの?
変わりゆく町並みを眺めるようにひときわ輝くまん丸なあの月を見ているのか?
君も いま 僕と同じ様に

ただそばにいたいだけさ
わかって欲しい
君のその涙見ちゃったからには帰れない
図々しくズカズカと君の心に入りたい
されど土足で入るわけには行かないから
君の心の玄関横の靴箱に入れておくよ

弾性のある逃げ足だけは早い去りゆく人びとのおいていった気障な捨てぜりふ
ふたり 近くのものさえ見えづらい闇の中
それでも必死にブランコを漕ぐあの日の君の姿に心うたれた僕はこうも思えた
君の為に捨てる命ならば無駄にはならない 決して
それはこれからの君の糧になるから
ばかといわれても僕は否定はしないが
そのばかな僕はばかなくらい君を愛してるから 君の為ならばばかにもなる
それが君への決意のあらわれだから

わかって欲しい
わかって欲しい
君にだけには
君にだけには
わかって欲しいのさ
わかって欲しいのさ

やわい月明かりに照らされて
いまも同じ光の中たまにはケンカをしながらも
続けていきたい そう願うだけに僕らは日々をふたり楽しんでた

さざめく光 同じだけ浴びて 同じように人として
この世界に息づいている命を持つ同類なのにたまに違う光の量の多少の誤差に子供みたいに愚図りながら
抱きしめたときの強弱を教えて
君をこの一回だけのチャンスの中で満足できる強さで抱きしめたいからさ
歌は流れる 胸を刺激する歌 頷きあいながら呼び合う名は それぞれの名1つさ。

2008/04/27 (Sun)

[2458] のちほど
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

夏の空を見上げて
君は少し笑顔を浮かべる
悲しみもいまもその心に無理やりなすりつけて
僕には忘れた振りしてても抱えてるんだね
僕は遠くでただ見つめてるだけしか
出来なかったけど

この青い空に版画をつくるように
ガリ版で青空すべて写し取って
君にまた会う機会があるならプレゼントしたいな いますぐに 忘れないようにバックに突っ込んでく

夏の坂道は暑い日差しが照り返すけど
君の笑顔が僕の隣に咲くからそれほど気にならない暑ささ 自転車を漕いで下る坂道
日陰と日向をくり返す
木陰に隠れた姿真上から見れば隠れたり出てきたりして見えるのかな
飛び立てる羽が翼に生えそろったら飛び立つための準備を

僕に青春をくれたあの一夜 あの人よ
汗ばむ身体を宙に浮かせて いま不安を共に水底に沈めようよ

さめた空に浮かんだ青空レコードを夏の日は選んでコンポに入れてかけようよ
君とふたりYESorNOの世界で 青空の下を幻を連れ立ったドライブは引き続き続く
握ったハンドルだけが次の目的地を知っている 本当は欲しかったが つかみとるべきだったんだろう
けどもうそれも幻だとあきらめる踏ん切りもついた
時間ももう忘れるには良い頃合いだろう

あしたまでには
きっと誓えるように心の中で準備しておくから
同じなようで同じじゃない愛はだれにとってもそうであってほしいと心から祈る

気にしなければありがたみもさよならの重さもわからなくなるほど
この世は悲しいくらい クライ クライ
泣きわめいている目覚まし時計が告げる朝に別の誓いを立てた 朝露のサンデー

明日の分のまだ真っ白なページにさえ
はみ出してしまうくらい1日の黒板に書きたい夢や理想だけは多すぎるんだよ
君は僕の持ってない光を持ち同じ様に
僕はきっと君のまだ持ち得てない光を持っているから 愛は無傷だ。

2008/04/27 (Sun)
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