詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
哀しみに濡れたギターが奏でる音色はカナシいメロディー
君の瞳に映る切なさと同じ色をした雨に濡れながら
僕はギターを奏でながら
カナシい歌を歌うんだ
哀しみに濡れたギターで。
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愛が溢れた世界
悲しみに満ちた世界
夢ばかり見ていたもんだから現実にかえりたくなくなった
突然の雨降りにびしょ濡れの僕たちは
着替えるための服もなく
ただただ濡れるばかりで
仕方ないから笑って誤魔化してた
シンクロする世界
交差するのは笑顔
君の頬にキスをするよ
優しく厳しい
そんな世界で二人は案外幸せ感じてる
地球が回る
気持ちも回る
胸に秘めた同じ思いに気づかない二人
今はまだ気づかないけれど
いつかは気づく大人になれば
だからあともう少しだけ雨宿り。
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憎しみと愛しさはいつも隣同士
愛さなければさよならする悲しさ感じずに済むから
悲しい人ね
愛することを恐れるあまりに心が泣いている
ちっとも眠れやしない
そんなとき見上げた空に輝く星を見つけたの
あの星はきっとあなたね
あなただけは
すべて私の悲しみも受け入れてくれた
そっと抱きしめて愛してると囁いて
傷だらけの私の心をやさしく癒してくれた
あなた。
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僕らはあの頃子供のような無邪気さで
大人のように偉そうに希望に満ちた未来を夢見ていた
大人に近づく度
何か大切な気持ちが薄れていった
忙しい日々に雁字搦めの僕らの瞳にはあの頃のような光るものはもうなかった
青春の風が大人になった瞬間
切なさと儚さと一緒に吹き抜けていく
もう子供じゃないとでもいうように
大人に成りたての僕らの背を押した
これから歩んでく長く果てしない未来という道を行けと僕らにいうように
まだ思い出を捨てきれない僕らの明日を指さした。
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思い出にはいつかお別れしなくちゃいけなくなるときがある
思い出はたしかに美しいけれど切ない面もあるのです
それは思い出す度思うこと
あの輝いてた日々はもう願っても戻らないんだ
だから後悔がないように一日一日を真剣に見つめなきゃいけない
今じゃもう遅いけれど
桜咲く季節が今年もやってくる
見渡す限り一面サクラ色
目を瞑れば今でも鮮明に思い出せる
それだけで思い出は僕にとって大切だったんだな
あの日にはもう戻れないけれど
こうして目を閉じてみれば
私の心の中にある思い出が再び蘇ってくるから悲しくないよ
だって思い出はいつまでも消えずにこの胸にあるから。
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君とはじめて会ったのも
この高台の丘でした
長い坂道で自転車を転がしながら
二人並んで歩いていた
思い出の中の二人
笑ってたね
春を夢見る春の花のように
僕らは幾つになっても夢を捨てたくないから
きっと君は春の花だったんだね
はじまりを気にして
終わりを避けるようにして
寒い冬が終わって僕からゆっくり君は離れてった
春を夢見る春の花のように。
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どんなに遠く離れても
僕らは巡り会える
二人はお互いに愛し合って心から通じ合っているから
悲しくないといったら嘘になるけれど
悲しささえ乗り越える強さをあなたがくれたから
僕らは冬の旅人
寒さを越えて
孤独な心あたためあって
許されるなら
また君ともう一度会いたいな
あの笑顔をもう一度見たいな
でもあなたはもう空に旅立ったまま帰ってこない
まだどこかへ旅をしてるの
旅の途中なの
新たな旅へ旅立ったのね
帰ってこないことぐらいわかっているの
それでも
私は泣かない
泣かないわ
あなたにもらった強さがまだ残ってるから
笑えるの
笑えるの
笑えるの…。
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今日という日があなたにどんな意味があると思いますか
それとも意味なんてちっともないと思いますか
今日はとても散々な日でしたね
悲しすぎて涙もでやしない
その代わり生暖かいため息が出るばかりで切なそうですね
それでも僕はきっと
おそらくは明日も生きているでしょう
どんなに悲しくても生きることが切ないとしても
明日を信じて生きてるから
明日には今日とは違う光があると信じられるから
僕は明日もその次の日もなんだかんだ言いつつも歩んでいくでしょう
それが私という人間の毎日の歩みですから。
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愛の迷路に迷い込んだときから
僕の心は青く染まっていた
記憶の中のあの人を忘れられず
いつまでも同じ景色を見つめていた
何処に行こうとつきまとう不安の影
突き刺すような冷たい眼差し
何をしようと認められない無慈悲さ
胸の中には消えないままの傷跡
悲しんで逃げ込んだ場所
それが愛の迷路だった
ゆらりと時は流れていく
切なさと似た想いを抱いて
孤独な旅は続く
出口のない迷路に迷いながら
たったひとつの愛を探してる
悲しみと傷みは消えなくても
たったひとつの約束を守るために
抜け出せないとわかっていても僕は愛の迷路に迷い込んだ
誰よりも君を愛しているから。