詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
こんなんじゃだめなんだ
こんなものじゃだめだよ
誰にも見せられやしない
一生ぶんの気持ちが一気に 一度に弾けだしたら
きっとそれだけで一生ぶんの心地よさと幸せを感じられるだろう
だけれど人は一度には感じられない
長い年月を経る中で少しずつ知っていくものだから
揺れる波の音と静かに消えてゆく
光がまたひとつ僕の横を通り過ぎてゆくよ
僕の横を素通りするみたいに ついさっきも
素敵なのはいつだって 対等に話せる誰か
必要ないね 悲しみなんか僕らの明日には
なんて言ってみたものの自信はまるでない
何万マイルも気持ちだけは駆け出せるのに
駆け出せるのに…
遠くで街の灯りが
はかなく揺らめいて やがてほどなくして消えた
人の命のようにまたふたたび生まれてくる新しい生命(いのち)を待つ
どうしたって
わからない
その先にあるべき
ものの答が
うまく正しい枠にはまらずにいつも無理矢理に押し込まれて窮屈そうだ
翼はやがてすべてぬけ落ちてしまう
どんなに長生きしても学べる頭を保てるのにも限りはちゃんとあるのさ
何処にいても
何処に逃げても
拭えない悲しい終わりがせつない夢の終わりの日にも夕暮れが当たり前に空を染めて 見上げた視界の中にあるのかな
瞳の中でにじむかな いつの日よりももっとずっときれいに思えるかな
命の終わりの日にはその影も引っ込むかな
悲しみはたぶん光を遠ざけ
喜びをわざと与えず僕を強くするために闇につき落としたんだと思い強く生きてゆく 現実を受け入れて
神々の歌声が空にこだましていても
聞こえない 目に見えない
信号機の上に座りながら僕を見つめてても
何も見えない 何も居やしない
それだけにサヨナラが惜しまれる神様のいない世界がそこにある 誰がいつ消えても変わらない場所に。
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夜空に輝く星はなんていう星なの?
そんな事も知らないの?なんて辛口はお手のものさ
一人きりで歩いてくにはこの世界はとてつもなくつらすぎて
長すぎるからせめて死ぬまでの話し相手が欲しいのさ
ちゃちでつまらない話でもしないよりはマシ
少年のままのハートで歩いてゆこう
疑うことなど知らなくてかまわない
うそもつかなくてもいい世界へうそのない世界へゆけばすむ話さ
やがてつかの間の人気だけで時の中にうずくまってしまう人は
長続きしない夢をみて 案の定とため息をついてた人でもある
みんな嘘つきさ
何処にでも転がっていそうな夢をみて
こんなに世の中に嘘つきばかりが生まれたら心の貯金箱は人をだました金で目標額も軽くたまる
ここはライアーキングダム
お望みとあらば嘘つきを派遣しますよ
なんて笑いながら
あざ笑う人の影
なんて陰口をたたく
愚かすぎる人たち
ああ ライアーキングダムへようこそ
ここでなら嘘つき放題さ 詐欺も悪徳商法も罪に問われないってか日常茶飯事
それが この場所
ライアーキングダム
お貸ししましょう
極上の嘘を
罪のない嘘を
ここでならば嘘つきの楽園
愛におぼれたい
君の嘘に酔っていたい
ほろ酔い気分で
空を空中散歩するんだ
分解する 悲しみ
分散する せつなさ
それはやがてすべて楽しいメロディーに変わってまたここに戻ってくるんだ
舞い戻るみたいに
弾けてきらめく
君の中でかけるたび何かが光る
ラブメドレーの奴隷はどれ?
ああ ライアーライアーキングダム
もう ライアーライアーキングダム
僕は年中夢中さ
僕は年中無休で
君に年中夢中さ
まるでコンビニさ
精神力はゴキブリ並さ
いやがられるかな?
それだけを心配して走りだした嘘つきの旅
嘘ばっかいう僕の旅!
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未来も今もいつの日にでも 今と呼ぶのは
そこには今しかないからだ
いつまでもその場の歌しかうたえない
集大成みたいな歌を本当は 本当は歌いたいのに…
迫りくる時間の並が揺れていた
あの日どんな気持ちでいたのかは秘密さ
頑張らずには生きられない
面倒でも最低限の力を入れて生きなくちゃ
あいつにも
こいつにも
下手すりゃ越されてしまうよ
見えない神の風貌
いつでも神の影がチラつく
体中をめぐる血が騒ぐ
歌いたくってうずうずしてる
さあ ギターを握りしめて歌う準備
今だ 思う存分
思う限りの歌を自分なりの言葉で歌い尽くせ!
世界を覆い尽くせ! 僕の歌よ
命をふるわせながら
声もふるわせながら
僕は今を生きてゆく
今を生き抜いてゆく
誓うから!
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鉄塔に落雷が落ちてきた 気がつけば夏だとわかった
心に避雷針を突き立てて君のわがままを受け止めてあげたい
一万ボルトのその冷たいクールなまなざしで熱く僕を射抜いて
恋の電気ショックュー
梅雨が来てしまう前に
僕をしびれさせてくれ
じめじめした夏の陽射しにダウン
クーラーも壊れた
最悪な夏
クーラーが来るまで
扇風機で暑さをしのぐ
初夏なのに暑いから
そんな暑さはこたえる
遊園地の四足歩行でゆっくり動く動物の乗り物みたいに
僕はじとじとしたからだをゆっくり起き上がらせ飲み物を取りに冷蔵庫に向かう
一気に飲み干す
烏龍茶がのどをスムーズに通り抜けたら
さりげなく 夏は始まる
すてきでもきれいでもない夏が
なにげなく 始まるんだ
足音もたてずに
そっと忍び込んだ日陰の中 坂道にも同じ暑さと陽が届く
そこかしこに見えるアジサイは雨をあびて輝きをはなつ
景色が変わる
時間と共に
スクロールしてゆく終わりなきエンドロール
季節ごとに
色を変える中で夏は夏の色に染まるはず そこには必ず僕がいて変わらない今日の中に生きる目的がある
そう いつでも!
僕は新しく着替える君に恋心を抱く
そう いつでも!
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今までのすべてを捨て去ってもう一度新しい今日で新しい物語を始める
今までのような古くささはない
なにもかも新しいものに変えたよ これで思惑通りですか?
捨て去ってまた作り出す
粘土をこねるみたいに
頭の中のアイデア次第でどうにでもなり得る
日々はリバーシブル
思いもリバーシブル
世界はリバーシブル
カラフルさ
どんな色にもなれるさ
心の中の世界は
何処までも終わらなく続く
無限に回る
繰り返すそのループの中で目を回しながら
射抜く明日という未来
はるかなビジョン
この胸に 今
トライアゲイン
落ちていって転んだって
バックアゲイン
いつの今日でも
どんな
今日だろうとつづけてゆきましょう ふたりの力を合わして
正しさの中の偽り
正しさは形を少し変えれば過ちの延長
やさしさの形はそんな紙一重なものさ
正しさの先の見栄
そして…そして…
数えたらきりないね
まるで宇宙の広さ
限りないはるかな神秘的な繋がりの中で僕も君も生まれた
世界はこの先も同じ事が同じように繰り返され続いてく 続いてく
その筈さ
この世界がReversible
THE
Worldならば!
Reversible
THE
Worldならば!
きっとね
君にもまたもう一度会える
道が繋がって
君がまたこの道に戻るなら
その時会えるさ
きっとね!
明日と今日が繋がって
重なり合うその場所で
ふたりはまた合流する筈さ
今日で昨日にサヨナラする
明日しか見えないその場所で
ふたりはまた会える
そして愛をやり直す
また取り返せるさ
真っ白な空白の時も
きっと戻れるんだよ
ここから
ふたりならば
そうだよ
ノープログレムさ
気にしない 気にしない
また会える また会える 大丈夫!
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それは人が生まれやがて長いときの先で死にゆくまでの時間とそれまでの幾多もの輝きをはなつ瞬間
それが 人にとって
きっと かけがえのない瞬間
それが 僕にとっても ずっと 忘れちゃいけない瞬間だ
まだ終わりにはほど遠いけれど
まだ終わりには着くことはないけど
おそらくは
おそらくは
まだまだ生きれると思うから
まだまだ笑えると思うから
まだまだ泣ける気がしてるから
泣き笑いの日々は明日から遠い未来へと続くと思うから
未来のどこかで永遠の眠りにつくのは絶対確実だけれど
今は今を見つめるから
そんな暗い事考える必要はない
たとえ確実であっても
たとえ真実だとしても
そんな先の事は夢だと片付ける
思うたび悲しくなるから
僕に終わりがあると
思うたび悲しくなるから
ページの最後なんて信じられないから
こんな楽しい時間はすてきな温もりとともに無限にあると
信じていたいから
そうただひたむきにただ純粋にそして無邪気で幼稚な心で
見透かす未来を
時がちらつかせても
怯まないから
愛よ 強く
僕を 今 いつでも
この先も
ずっと照らして
目映いくらい
目映いくらい
目がくらむくらい
その日が来るまで
終わりを忘れられたわけじゃないから
照らして 照らして
目に映る世界を焼き付けるくらいに
時にやられるくらいならば
君にやられたいけど
時のスナイパーはじりじり狙ってる
日ごと撃ち抜かれる
その痛みのない攻撃にたえきれるまで僕は生きて 生きて 生きてゆく
このうつつの世界にまぼろしが映すリアルなスクリーンの映像がいつかぷつり途切れるまで
熱を持った僕の世界が壊れるまで
僕自信がそれにたえきれなくなり自ら消え去るかするまで無限にも続く日々を這い進む。
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やろうとすれば簡単に人を傷つけ人にあらぬ罪をなすりつけられる自由すぎる心で生まれた僕だけどそれでも人間です
そんな気持ちを持ったために今まで何人の人たちを自らの愚かな欲望で困らせたかな その数は今となればありすぎて数え切れない
すさみきったいつかの少年だった心は大人の汚さを知りすぎて今まで生きてきたからほらこんなにも人を傷つけどれだけ陥れても痛みさえも感じられなくなった
人間なのに人間じゃない
それなら僕は何者だ
名前すらもない名無しの旅人と名乗ろうかな
宛もなく風に吹かれて思いのまま気の向くまま旅をする陽気で自由な翼と便利な足を持つ旅人と名をきかれるたびばかにされるのも気にせず名乗ります 僕は
心の中にあるカバンには変わらない夢と憧れとちょっとの希望と絶望を半分ずつに分けて詰め込んで肩にさげるよ
自由すぎる人たちはときに自分の為だけに歌をうたい他人のためだとか生みの親のためにはうたわない
だけど気まぐれで尖った心を持つひねくれた人でも人のやさしさや本当の愛にふれたときには残り少ない人の気持ちをだして心をひらくときもあります
大切なことはいつでもわかってる
それはただ当たり前な事だけど人はよく忘れてしまいがちです
当たり前すぎて考えもしないからすぐに人は人生を知りつくしたような口で
上辺だけのおぼえてきた達者な言葉でえらそうに語ります
愚かなほどに当たり前な事も忘れて
輝いていられたころの記憶さえゴミ箱にすててしまう
それでも人間なんだね それでも人間になってしまう人は言葉だけの人間 それだけはいつになっても変わらない
ただ人間を名乗るだけじゃ人間じゃない そんなにも人間だというならば人間らしく人間にふさわしい生き方で生きてごらん
そう私はいいたい
声を張り上げて声をからしてもいいたいんだよ
それが本当の人間のする事なのかと。
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流れゆく季節の流れに乗り宛もなく 宛も決めず旅をつづける
その意味は自分だけが知ってるようだ
この世界には真実はないから正しさを決めるのはいつだってここにいる自分だ
でもそれは自分も知らない事だから
まるで他人ごと
まるでわからない
それならば
それならば
自分も知らない未発見の自分に 今から
まだ見ない
まだ見ない
新しい自分にこれから会いにゆこうか
そのために繰り返す旅だと決めても悪くはないよね
人生すべてそのために使っても無意味じゃないよね
新しいこれからの自分や新しい違った幾人もの自分を
もっとその自分の事を好きになって理解できるならば
惜しくはない
そんなために使い果たす時間でも
惜しくはないさ
どんな自分も自分だから
下手に隠さない
変に装わないで
自分は自分だと名乗ろう
不器用に手書きで書いたそれでも精いっぱい書いたつもりの名刺を世界に配り終えるまで
旅をつづけよう
僕は僕だとわからせるために
理解してもらうために旅をする
そのために自分を磨いて
どんな昨日より今日は新しくどんな誰より自分らしい自分に近づくために
輝く自分になれることを いつか望みを大きく育てながら歩いてゆきたい
歩いてゆこう
まだまだ続くこの長く果てしない旅路(みち)を
冷たい風が吹き行く手を阻む困難が待ち構える未来にもおそれず進めばそこにはいつか見えかけてた 太陽が僕をあたたかく照らすだろう
出迎えるように
ゴールできたことを祝福するように
果てしない明日で待っているだろう 僕の帰りを
そして僕がそこに来る事を待っているんだろう
きっときっと自分も知らない最後の自分もそこにいる
自分探しの果てに行き着くゴールで手を振り僕を待つのは探してた憧れの自分 その自分を見習えばやっと僕は憧れの自分になれる筈だ。
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遠ざかる景色が今もまた新しい夢を僕に見せている
幻のようなその景色に見とれているうちに見失った
数ある想い出という希望
言葉を並べても いくつ並べても
満たされないよ
逆に空しくなる
そのあまりの想像の多さに 自分の欲望の広がりの速さに
命をたぎらせて
すべてを許すなら
今もまた輝くのさ
今もまだ間に合うはず
走り出せる勇気と前に進むその気があるなら
僕にあるなら
扉はひらくだろう
ただ小さな小さな
何でもないつよさの鍵でひらくだろう
明日へもいつの未来へもつづく扉は
ひらいてゆくだろう
その先へ 何処までも向かって開いた
僕をいざなうだろう
ドアノブをつかんだときから
始まっていた旅は
今も僕をまた新しい大地へと
誘うために扉を開く
それは変わらない
明日という一歩先の未来へつうじる扉
階段を駆けあがる
目映い光に包まれ瞼をあけたときには
きっと見るだろう
すばらしい未来を
誰にとっても
きっとすばらしい
光り輝く世界を
だから だから
おそれるだけじゃ
たどり着けない
勇気を持つから
たどり着ける場所
未来の世界へとつづく扉を開くんだ
未来の世界への一歩を踏み出すんだ
今から ここで 今すぐ
ゆっくりでも良いからあけてみよう
おそれること恥じずに進めばいいんだ
その手を前に その足を前に
踏み出すだけ 恐くないから
さあ 誰でもおなじだ
そのこわさも痛みも
だから まぶしい光が見えても途中で消えて闇に包まれるんじゃないかっていう不安がじゃまをするけど気にしなければ鼻で笑える
さあ今まずは目の前の明日の扉を開けよう
すなわち未来の扉を1つ1つ開けてから御託並べよう
ブツブツいったりも涙を見せるのはそれからでも十分遅くはない。
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いつか見たような
授業中の教室の隅っこでこっち向いて笑いながら僕に手を振る誰かがいた
思い出せない
記憶の断片だけが
よみがえる
あんなにかわいらしい人なのに
人生はまるでエレベーターみたいにくだる一方だけど
そんな感じで消えてく 今日もエスカレーターみたいに上りがあれば下りもあるさ 下るばかりじゃつまらないさ
テンションや気持ちはいくらでもお酒を飲めばあがるのに…
なぜだかこのごろ
消えないようにと刻んできた思い出の日々が鮮やかすぎて
あろうことかうっとうしささえ感じてしまうようになったよ
やたら大人びた
大人にだけはなりたくなかったのに
いつの間にか
父や母の働く姿を見てるうちに心に自然とついてしまったみたいで
似たもの親子の完成です
さみしいくらい
似すぎてて僕は僕を探してたのに
こんなんでは満たされない
僕の背中が泣いていた
僕の背中が悲しいよと
僕の背中が月明かりに照らされて…
鏡に映る涙を流す
僕はもう今はあの頃のような未来を楽しみに待つ輝きはない
ただ忙しさに身をまかして自分のために働いて生きてく一人の現実と闘う男
なりたくなかった大人に僕もなってしまった
一人で暮らすよと心にもない言葉で家を出た僕
知らないあいだに人は誰でも大人になってゆく
否が応でも
人は皆 大人になるしかあとはないんだ
イヤでも
人は皆 いつかかならず大人と名乗るよ
さみしい気持ちが風になり吹いても
黄昏てばかりじゃいられないからね
走り出した夕暮れの鉄橋から見てたあの景色だけ抱けたらゆこう
沈んでく海の底へ思いも沈める
そんな景色眺めたらゆくよ
めぐらす思いからかえるから 今
僕は思い出に手を振り今を見つめる
悪いような気がしたってもう過ぎたことさと振り切るわびしさよ僕は振り返らない もう。