詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
神様が書いてるシナリオの原稿はまだ途中らしい
僕はまだ生きてるから
明日は神様次第
インクがなくなった時点で
濁点や段落が下がった時点で一つ歳をとり僕は眠ります
そしてまた書き出したら目覚める
昨日と同じシナリオの続きから暮らすよ
神様が引いてく想像で出来たレールの上を沿って、歩くように
神様が書かないことは僕らは出来やしないんだ
なんて現実的な世界から逃げるように
非現実的な事をいい逃れるすべをいつもさがしてる 今日も
つめたい時代の雨と雨の壁に仕切られた世界
神様をぶっ飛ばしに行こう
僕らの目の前に最後まで出てきやしないならこっちから殴り込むまでさ
たとえこの人生が神様の作ったシナリオでも 書き換えてやるんだ
運命までは神様だって予測できない
予想も出来ないことが起きるはずだ
味方じゃない
そうさあ
今ならまだ間に合う
神様よ
見てろよ
そうさあ
今なら扉は開いてる
すかさずね
走るよ
神様の書いたストーリーはとんだ愚作さ
人間を作ったのはとある偶然からの必然
その瞬間神様は頭の中から跡形もなく消え失せた
あとには神様の影が人々を今もいない神を人々がおそれうやまい信じている
信じない人もいる
でもそれは神に対してのうやまいじゃなく神の影に対してのうやまいだろう
なんてばからしいんだろう
見返りを気にしない
なんて欲がないんだろう
僕が欲張りなだけだろうか
人間なら知りたい
死ぬまでには
まだまだ時間はある
だから知りたいよ
神様はいるの?
それともいないの?
あやふやな存在の神様よ
直々にこたえてくれ
ヘロー? ヘロー?
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胸を締め付ける気持ちを誰かに話したい
打ち明けたい
あなたに届けたい
素直になって願いを現実のものにしたい
それにはたくさんの努力がいるらしい
毎日毎日めんどくさくてなにもやる気が起こらない
心の底から沸き上がるのは役立たずの溜息だけさ
白百合みたいな
輝いていた美しいほど前を向いていられた頃は振り返ればもう今は遠い昔で
憧ればかりが
先を走る
僕をおいぬいて
背中も見えない
見上げた瞳が映し出す空
当たり前と思っている限り
僕は無敵でいられるんだ
苦しいときもひたすら苦しみ抜いて
がんばらなくちゃ明日は見えないまま
そのまま遠くなって行くだけだから
僕は頑張れなくなるまで命が続く限り
生きて 生きて
生き抜いて行くよ
いけない自分を
つらぬいて おいこして行けるよ 今なら
涙は声を奥に引っ込ませて
愛だとか夢だとかうたう僕をありきたりな人だと決めつけて
僕のすべてを知ったような顔で
ひどい言葉や理不尽な事を要求する現実を憎まずにはいられなくて
果てしない大空へと続く橋は空の果てへと架かった虹のアーチ
駆けめぐる季節は僕の心を回り散りゆく花びらが舞い落ちるように
切ないおわりをやがて届けるけど
僕は 僕は
その時が来ても泣かないと決めたんだ
体中の一生分の涙をすべて流しきったわけじゃないけど
そう誓ったんだ
見えない明日へまず踏み出す勇気を握りしめるんだ
僕よ 僕よ
揺るぎない思いを瞳に秘めて熱い気持ちをもっと石炭を放り投げて燃やして
走れ 走れよ
暴走列車みたいな破天荒な
涙のSL ボクのSL
もっと多くのこと
知らないことも
吸い込んで学ぶよ
不器用でも自分らしくなによりも自分らしい明日をいつでもどれだけ時間かけてもさがして さがして さがしあてるよ
今日も。
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今日は君にとってどんな日になるだろう
僕は少しでも今日を生きる君に陰ながら願うよ
今日が君にとって素晴らしい日であれと
楽しいと思うことはさがさなければわからないけれど
さがす足も時間も余裕もない僕はさがすことさえ出来ないまま
今日もなんの楽しみもないまま
眠りにつく
けれど楽しい事は楽しいとその人が気づかない限り
楽しいとは感じれない
だから
さがしに行こうよ
僕らを奮い立たせる
楽しいこと 沢山
今すぐに 今すぐに
願いを抱えたまま
瞳をぎゅっとまぶたで包んで
涙も流れないように
声は届くさ 限り無く
具だくさんの夢の汁粉を飲み干すよ
きっと夢は叶うのさ
願い続けた人にだけ
必ずその時はおとずれるはずだから
あきらめないで
また一歩
また一歩と
根気よく
進んで行こう
進んで行きましょう
僕と君のふたりで
いつまでもふたりのために道はどこまでも続いているから
そこにあるから
その先にあるから
追いかけてた幸せも夢も
だから駆け出して
だから駆け抜けて
気づけば簡単だったと思えるほど夢と愛にはさまれて寄り添いあえる場所にいる
君と 君と 落ち着けるさ
心に描いた設計図通りの未来で
ふたり 笑ってる
きっと 笑ってる
今 見えるから
そんな風景が
幸せの風景が
ゆらりゆらり
揺れているんだ
時々消えるけど
揺れているんだ。
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今日まで生きてきた僕を
そして
これから生きていく僕を
遠くで応援してくれるのはやさしい君の声
確かにきこえてる
確かなものほど見失いやすいこの世界で
入り組んだ駅に待つ電車を乗り継いだ先に
僕の生まれ育った町がある
かならずそのうち寝ているまにつくだろう
つながって行くよ
つくられた道をただたどるように電車は行き先を僕みたいに見失ったりはしないんだ
僕も電車の線路みたいに最初からご用意された道を歩けたら
どんなに楽でいられるだろう
あのころの僕の頭の中はそんな事ばかりだった
楽をすることばかりに目がいって
生きているのは幻だとも思うほどでした
現実にいながらも夢をみているような
そんな気分
そんな気分
広い海底を泳ぎたい
豆粒より小さなプランクトンになって
つぎ生まれてくるときはもっと自由が許される本当の幸せのなかへと僕は行きたい
だれがなんと言おうとそれが僕にとっての幸せだ
あんまり好きじゃない
いまさら世辞をいっても仕方ない
ぜんぜん好きじゃない
それこそがいわゆる所の本音さ
素直になるって そんな感じ
難しいんだね 結構
素直になるのって
わからない わからないんだ とっても
空をまたがるように雲が浮かんで
僕をその裏側まで透かして見せるように
憧れだけ抱かせたままむごく生かす
あんまり好きじゃないのに…
ぜんぜん好きじゃないのに…
僕を生かす
苦しめるため生かす 生かすんだ
結構楽しんではいるけれど
結構その反面涙も抱えてる
人にはとても言えないような悩みだってさ
世界は回る それでも回るんだね
どんな事が起きても回るんだね
それでも回るんだね
明日が曇っても ねぇ
回るめぐる回る…くり返す季節が一つ変われば気持ちもまた変わり心に青空がのぞく。
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幸せを注ぐはずのグラスにはなぜか
なみなみと注がれた悲しみが今にもこぼれそう
なくしたやさしさは少しの振動で揺れてしまう
だから悲しみがあふれすぎたのかな
いつでもなろうと思えば悪魔にも天使にもなれた僕をゆるしてほしい いや、ゆるさないで
矛盾してばかりで心の糸が絡まる 知恵の輪みたいに見た目解けそうで解けないこの難解さ
ちぐはぐなる関係も現実事情も
おごそかに
なめらかに
心の糸を手繰り寄せて今 笑おう
やっぱり ちゃっかり
世界は隠れたとこで僕らをあざ笑ってた
君じゃないとだめな理由はそれほど
特別視はされないけど
でも、ねきっとその理由はふかすぎて
今の僕にはわからない
君だって同じだろう
その筈なんだ
風が舌足らずな僕を笑ってる
叶えきれなかった夢も僕を小馬鹿にする
指でつまんだ小さなかざぐるまが回るように
くるくる くるくるくるくる 風もないのにため息で回る 君に似て危なげで情けない音で
回るよ 回るメリーゴーランドみたいに白馬はうなりながら空に消える
銀河を思い浮かべても星座の名前を何ひとつ知らない僕はだれとも話がまるで合わない
答えられない事ばかりしてきた
君にも今さっき叱られたばかりさ
でも、
わかってほしいんだ
僕には君がすべてだということを
ああ、
わかっててほしいよ 僕には君しかいないってことを
弱いだけで 孤独なヤツで なんのやくにも立たない能なしだけど
だれよりも寂しい目をした
僕をなぐさめて 君しかいないその役は
つれない人は今日も付き合わない
『飲みに行く?』というのもおっくうだから
目が覚めればふたたび現実に戻るだけ
変わらない現実があるだけさ
昨日は楽しかった…同僚の声
ああ、それはよかったね 皿の中の豆を箸でつまんで別の皿にひたすら移し替える日々。
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みんな主人公!
みんな主人公!
みんな主人公!
この人生という
長い長い物語の!
終わりにいつか
わかるだろうか
生きてきた最大の喜びがわかるだろうか
目をつむりおしまいの音色を聞き耳できくよ
かなりやばいくらい
すてきなメロディーで
フン転がしも立ち止まってみてしまうくらい
行き交うだれもの視線をものにする
すてきなメロディー
僕だけのものにはならない
だれのものにも
そのメロディーには所有権はない
見えないからね
そのメロディーは独り占めできない
メロディーはただ
みんなのためにと
流れ続ける 流れ続ける
メロメロなメロディー
無意識にきいてしまう時からだれの心も虜にしてしまう
それがメロメロディー
ああ
それが僕の自信作!
そして今までで一番の
力作でもある!
その名は その名はメロメロディー
その名が その名が メロメロディー
どうだい?
どんな音楽だか
興味そそるかい?
知るだけでも
知りたくなったかい?
もうそうなったら
君も虜さ
とりこまれる虜さ
その時には もう
君も虜だ
酔いつぶれた人間
目では見れないから
きくしかない
目では見れないから
きくしかない
耳で 耳で 耳で
この耳で
狂った音波で
世界を制覇しろ!
支配してみろ!
耳は 耳は 耳は
この耳は
捨てられた音を拾い
可愛そうな捨て猫も拾う
やさしい天使の心と悪魔の心を持った
メロメロな人
今世界へ流してごらん
一番流したいのは
結局僕だったり
そうじゃなかったり
さあ ヘッドフォンは回線を通して流す
絶望的な聖なる堕天使のメロディー
メロメロ メロメロメロメロディー!
メロメロ メロメロ
メロメロディー!
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楽しいことは早足に過ぎて
あっという間に記憶から遠くなる
永遠に戻らない時間になる
それはつまり夢の話だろう
僕が消えたあとの生きることのない
未来の人からすれば
僕などもはや過去の人
何十年後の僕もその何十年の間までの時間を超えて行く
夢みたいなタイムマシンで空の亀裂から未来へも過去へも行けるだれでも旅人
荒れ果てた世界を見た
きれいなはずのすんだ空の向こうの国は同じ世界なのに
つながる空の向こうでは悲しい現実が広がってる
広がっている
そして また闇光をのみこむ
魅入られたようなうつろな瞳で
届かない
届かないんだ
悲しい思い出を残したまま
ほんとに思い出というのかはわからないけど
気づかないまま夜が明けて行く
砂丘にあいたアリジゴク
砂埃は未来の僕にも咳き込ませる
ずっとずっと
ララルララ
きみのすべてを守ってく 守ってく。
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さびしい気持ちをむりやり隠さないで
誰かに打ち明ければきっと晴れるんだ
夢はいつでも僕が見上げる空よりも
ずっとずっと遠いところにあるからね
僕らを覆いつくす不安に揺れてしまう
勇気も自信も消えてしまいそうだ
今にも 今にも
そっとそっと答を歌にして 言葉に出来ない思いを空に投げるよ
今 ふたり 約束のあの場所でもう一度再会(であ)う
君にとっておきの声を選んで歌うからきいてくれ
あの日と同じこの歌を変わらない声で包むから
すこしだけやさしいだけでなにもかもゆるせる日々
微笑みのリボンで結んで はぐれそうな明日を繋ぐ
ただ目を覚ましたように他人の意見を通していれば
自ずと時間だけが過ぎてくのを首を長くして待ちわびるだけ
そして彼方へ
ずっと彼方へ
思いは流れる
僕の本当は
抱えていたかった
強い思いは
やっと叶うと
思った願いは
全て涙とともに
流れて行くんだ
流れて行くんだよ
涙の川は
陥没していくんだ
土砂に埋もれて
暗がりに隠れた
僕をもっと深く隠してゆく
見えないとこまで。
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誰かに伝えたいこの思いは誰に伝えればいいかな
誰に伝えるためにいつか抱いた思いなのかなあ
そして僕はこの苦し紛れみたいな嘘ですべてを固める
都合のいいほうへいつでも持っていこうとするずるい僕
かならず会いに行くよ
きっと思い出もそこにあるから
いつか見失った幸せも
たぶんぜったいそこにあるから
消えそうな
消えそうな灯火が
息を吹き返したみたいにまたともる日を
僕は待ちわびている
何年でも何万年でも
この命つきても
終わりはないから
この歌はどんな歌にしようと書いたんだろう
歌の本質や僕自身にまで世界を飛び出して現実の画面ぶち壊して話しかける
僕が僕に
ねえ 教えて
君なら僕だからわかるだろう
でも僕がわからないからわからないかな
君も僕だから 君も僕でしかないから
いわゆるバラード 奏でてみる
いわゆるバラード ってやつを
今 今 今 今、
歌をうたう
君に
君だけに 僕しか歌えないうたを
それが僕の生きる証
それが僕の生きた痕跡(あと)
たったひとつのこの世界と僕の命をつなぐしるしさ
限りなく広がってゆく空よ
どこまでも青くどこまでも永遠であれ
そうして世界はいつか輝く
その時を待ってるんだな 僕と同じ様に
いわゆるバラードをうたいつなぎながら
よくいうワールドでうたいつなぐだろう
明日も 明後日も
変わらず このまま
そのままを保ちながら
生きる 生きてく
変わらず このまま
そのままを噛みしめて
僕をとりまく 不安よ希望に変われ
明日をずっと照らし続ける光となれ
終わりの日になるまで その瞬間まで
意識が途切れるまで
歌よ続け 歌よ響け
命をふるわせながら
僕よ がんばってね。
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僕のほんとの名前を知ってるというなら今すぐ教えてよ
僕の名前はつけられなかったから自分でつけるしかなかった
いつか名前さえ知らないまま死にたくはない
名前も知らなければ生きてこれからを暮らしてく意味もないから消えてしまうんじゃないかな
そんな不安も迫る
名前を持たない人はいちゃいけないのかな
呼び名もあだ名も付けられないね
僕はいつもひとりぼっち
名無しの人
みんなはどうして名前があるのかな
それだけで僕は幸せ感じれるのに
親から捨てられたあの娘は幸せもなにもわからなくなってる
信じることも出来なくなった人
僕より何倍も悲しい そんな人
影はゆらゆらり
僕の足下を揺れている僕のまねをする
ちょっとした施設の小さな庭の隅の桜の木の下の錆びかけた古いブランコが悲しい音を立てて響くよ キーキーと
迎えにもこない
夕暮れはさみしい
託児所で寝て起きる
晩ご飯は
先生はいつも僕を君と呼んでた
名もないから
でもある時先生はそれじゃさびしいだろうからとみんなに掛け合って名前を決めてくれた
すてきな名前を
ほんと嬉しかった
名付け親は先生だ
心臓が飛び出して来ちゃうほど
夕暮れがきれいだからじゃないけど涙がとまらない
変わらない幸せの中でお母さんやお父さんと呼べなくても
呼ぶ人がいなくても先生は代わりになるとほほえんだ
精いっぱいほほえんだ
目尻に涙をたくわえて
僕の名前をつけた人は僕を抱きしめて
少し見上げた瞳の中で輝いてたから神様に見えた 神様に見えた
大人になった今もおぼえてる
でも先生は今はいない
代わりに愛するあなたがいる
私を今までで二番目に愛してくれた二人目の人
ためらわず愛をくれた
先生とほんとは愛を分かちあいたかったけどあの日の私は小さすぎた 時が私を大人に変えて先生を私から奪ったんだ。