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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 投稿順表示 〜


[2680] 僕に感謝状を
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕の生まれたこの町はとても素晴らしい場所さ
笑顔あふれる人々はいつも絶え間ない幸せを振りまき
やさしく笑う

耳をすませばすぐ近くで波の音がきこえてくる
押しては引いてく波がまるで今日が消え去る事を知っているみたいにせつなくためらいがちにその最後を飾るんだ
手を振る僕は冷たいアスファルトの上
昨日から明日へ
そして
明日から昨日へずっとどこまでも流れてく意識

この世界に出会えて良かった
そして僕が僕に出会えて良かった
また目覚めたら僕に出会えること
なんて素晴らしいんだろうなって思えることが幸せに思えて良かった
けっきょく全てが全て良かった
僕を喜ばせるものもあれば
僕を悲しませるものもある
それがあるから僕がいる
逆にそれがなかったら僕はいない
そんな奇跡みたいな素晴らしい毎日の中生きていられる それも幸せ

運命じゃない
奇跡でもない
ましてや
偶然なんかじゃ
片づけられない

道理の上を僕は歩いて
その数だけなにかを知りそのぶん痛手を負ってきた

気づいたら意外にたくさんあった幸せ
今 見つめなおした自分への戒めの詩

あの日確かな時間はわからないけど僕に出会えて
ほんとに僕は僕に感謝
誰に感謝すればいいのかわからないけど
とりあえず全てに感謝
深い根元にも感謝

僕を生んだなにかに感謝
そしてその手助けをした母に感謝
育ててくれた父にも感謝
どこまでもさかのぼりゆかりのある全てに感謝

僕に感謝状を
どこかの体育館の威厳ある台座の上
僕が僕に読み上げるよ
その功績を
僕が僕に手渡しで
判入りの証書を渡すよ

緊張しなくても台座の下から見てる人は
皆過去や未来の僕だから大丈夫!

だから誇りを持って受け取るんだ 僕よ
昨日までの自分と明日からの自分を称えよう 今こそ!

2008/07/18 (Fri)

[2681] 百億の笑顔 千億の涙
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


頑張らなくてもいいから
ただ無理はしないで
身体こわすようなら
頑張らないほうが
よっぽど良いからね

君にはいつも笑っていて欲しいし
君には無理して頑張ってまで笑って欲しくないし

守るって約束 無意味になるからね
どうか笑って 笑っていて また笑って
最高の笑顔で僕やほかのみんなにもその元気を与えて

君の笑顔をみれば
だれだって
元気にならざるを
おえないさ

だって だって
こんなにも君幸せそうで
そんなにも

なぜ?っていったら
あなたがいるからよなんて
僕の顔にもほほえみが生まれて

ついにほころんでしまった
僕はクールなやつを保っていたかったけど
なぜかとてもうれしかった

そんな今が 幸せだよ
君といれる毎日は考えてみたら
またとない貴重な奇跡
他人にはありふれた奇跡だって
僕にはあたたかい涙が
あふれちゃう程うれしすぎるよ

心がこんなにもこんなにも満たされているから
君におくる綺麗な言葉など見つからなくても

わかってる
わかってるよね
好きっていうこと
僕が 君自身を
わかってる
わかってるよね
君に向ける想いを
この 熱い視線

君から僕にだって
同じだったら
なお幸せさ
そんなばかげた事
恥ずかしいくらい
愛を知らない頃の昔の僕なら

真っ先に笑い飛ばすけど
愛を知った今なら
うれし涙だってステキな笑顔だって
いくらでも浮かべてやる 大好きな君のためなら
そんなふうに思えるのは君に出会えたから

そのすべて
君に出逢わせてくれた偶然か運命かわからないけど
赤い糸かたまたまかわからないけど
その導きに感謝したい
今なら 本気でいえるくらい

愛は大きく立派に育った 本物に近づいた もう偽りに染まらない
乗り越えてきた困難があるから。

2008/07/19 (Sat)

[2682] 幻列島
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


数十ページで綴じられたノートのページをめくるように
僕の日々はただどこまでも過ぎ去るだけ
気が付いたらもうそのノートの切れ端の1日もやがて
最後のページにたどり着く
人生最後の1日を過ごす
なんて切ないのかな

夕暮れが映し出す
真っ赤な景色
幻みたいなキセツ
春は桜を咲かせて
夏は緑に茂り
秋になれば枯れ葉舞い散る

風に舞う枯れ葉のように切なく
最後の時はやがて誰にも訪れる
ラララ 世界もいつか終わる

夢から目覚めるように
唐突に おぼろげな意識のまんま
寝ぼけた眼から見る景色のように
現実か幻かわからぬまま

想いは幻列島に行き着くだけ
船をこぎ出せ 今すぐ
気持ちはいつだって真っ正面さ
オールを離すな 絶対に

幻列島に行き着くまでは
幻列島に行き着くまでは

まだ見ぬ三珠をこの目で拝むまでは
未知なる未来をこの目で確かめるまでは。

2008/07/19 (Sat)

[2683] うちの元亭主は旅人さん
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


雪解けの切なさによく似た人
冬枯れの想いよ
空にのぼりそして煙り消えろ
悴んだ季節よ

季節はずれのヒグラシ

旅ガラスは行く先も告げず旅立つ
いつものことだという人もいれば
それを悲しむ人もいる

はぐれガラスよ
旅ガラスよ
気ままなお前の
旅はいつまで続くの?

僕くらいには教えてくれても良いだろ
もう僕だって理解のある大人なんだから

せめて次の旅にでる前に
教えて 伝えて
この世であなたが一人だけ愛すと決めた
けれど別れた
私だけに自由な旅のワケを教えてよ

またなにも言わずに旅立たずに
立ち止まるあなたの背中
帽子に隠れたやさしい素顔を
私だけは知ってるから ねぇ

孤独な風気取りの旅人さん
群からはぐれた狼みたいな
真っ黒いカラスの中で一羽だけ真っ白いカラスみたいな
孤独を自称する変わり者の旅人さん

教えて。

2008/07/19 (Sat)

[2684] 夏前線
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

錆び付いた自転車で畑に生(な)った果実を摘み取りにゆこう
真夏の空の下へ

青く澄んだ空の向こうに雲が広がる
積乱雲も広がる

トマトをかじる君の豪快さに一瞬心奪われてしまった僕

雷がどこかで落ちて世界が瞬間だけ輝いて見える 雨が降ってから鳴り始める雷はない
不安定な僕をどこまでも守っていこう
懐かしい約束の様に
永久に消えない証をこの夏に刻み込んで

夏がやってくればもう少しおしとやかに優しくなれる
蚊取り線香の香ばしい香り 立ち込める
風鈴の音色が綺麗に響く畳のいい匂いが心をしっかり包む

今が夏なんだと気づいたときから
僕は思い出してた
あの約束を

summer summer
summer summer

夏はみんなのものさ

summer summer
summer summer

夏が飛び込んできた

瞳に飛び込んできた
波しぶきが目にかかる
だから僕も飛び込む
あの懐かしい夏に向かい

走り出してゆこう
入道雲みたいな真っ白い心で 空の青さを隠す雲だって空の青さがなければ引き立たない 空も同じさ

だから夏はここにあるんだ 僕らに夏だとしらせるために
だから僕らもそれに応えて 夏に逢いにゆこう 今すぐに

夏が待っている
場所へ
あの坂の上へ
ゆこう ゆこう…

目の敵にした あいつも
仲のよかった あいつも

みんなみんな 夏を待ってる
暑くても
楽しい楽しい 夏を待ってる

今年も楽しい夏だといいなと願ってる
夏の前のに春の季節の中に浸りながら
ひたすら夏に向かって泳ぐ あたたかい桜風呂

ほら君に初恋前線まっさかり

あの日のように
また 幸せは巡るんだ
何度も何度も同じ気持ちで
また当たり前でありふれている
最高の幸せが昨日のように すぐそこにある。

2008/07/19 (Sat)

[2685] "大人"になって解る事
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

人はなぜ迷い悩むのかな 幼い頃それがとても不思議で
この世界に生まれたときから疑問は増え続けて なにかを知るたびに不思議がっていた
不思議だらけの世界
不思議は増えるけど
ひとつも解けないまま
疑問は疑問のまんまで答のひとつもわからないでいた
そして僕は世間でよくいう大人になった
あのころと同じ様に悩み迷いたくさん抱えながら
心だけは子供のつもりで若々しく振る舞うけど
どんなに若いつもりに振る舞っても歳がものをいい時の経つ早さにため息をつく

この世界にはどれだけの迷いや悩みがあり
人はどれくらいにその迷いや悩みに苦しんでいるんだろ
なんとなく気になってしまう
それを知ったところでなんの意味もないのに
それを知ることで人の真髄の痛みを知った気になりたいとでも思ってたのかな

今とあの日を比べればずい分と大人になった自分に気づき
人はふと昔を振り返る
ふっとよみがえるおぼろげな遠い記憶は懐かしいシーンを
心に映し出す 映画を観てるように

夢をみてるみたいに

遠く果てしなくどこまでも続く坂道をのぼってく
誰もやがて頂上にたどり着くだろう
もう先も読めるくらい人生にも慣れていたんだよ

うねる時の渦の中をもがきながら 悪あがきと知っていてもがむしゃらに進む僕を強いやつだと想いでもしないとだめになるから思いこみながら自惚れの日々は続く

今日もどこかで存在が消えてる
その瞬間に人は一番輝く
生まれたときのように それと同じに

歳の数だけ変わる時の重さ その価値
愛の重さも愛を知ればわかるのだろう
大人になった証とは結局はそれぞれだ
けれどみんな共通するのはおそらく同じできっとそれに気づくときがくればわかるけどあえていうとしたならそれはその人の中にある子供という車両を切り離して新しい車両を連結出来るかその自覚持てるかだ。

2008/07/19 (Sat)

[2686] 旅のお供は可愛い彼女
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


人は当たり前に此処で生きていられる事
ただ息を吸い息を吐き生きていられる事
そんな事に気付いて幸せに思うべきだ 当たり前だと思うのは順番からしてそれからだ

自分が生きていられる事
周りのおかげだとか思えないことは自分の存在を否定してる事さ
そろそろ気付いてほしい

見えそうで見えない
見えていそうで実は見えてない
しんじつってそんなものだ
なかなか簡単に見えない
でも見たい
あなたの心の底に沈んだ真意も

しんじつは見ようとしなければ見えない
やっかいなもので
しんじつは見極めようとしないとわからない
それでも見えないのが事実
あやふやなものだ

だけれどめげずにしんじつだけをみつめてほんとの事を割り出したい
偽りに負けないで
光だけをみつめて闇から目を反らすんじゃなく闇の広がりを抑えつつまばゆい光で闇を光に変えて
光の領地を拡大しよう

地殻変動!
勝負はこれから
急げ!僕よ

走り出すんだ

焦げ付いた砂浜を裸足で歩くような感覚に
足をもたつかせながら飛び跳ねては苦笑い

はずむ夏のリズム
振り返ればとおいようで近いような
距離で僕に手を振る春の思い出たち
夏もまた君といれば
オアシスにも楽園にもなるから

どうか最高の夏を僕にください
もう同い年みたいな言葉使わないから
年上な彼女は甘酸っぱい皮肉たっぷりな笑みを浮かべた

そしてまた抱きしめる君は悪魔
砂にまみれた
舌を口から出して
じゃれついた
砂を吐きだす

くり返す ばかみたいな恋の戯言
グチともとれる僕の戯れ言
くり返す それでも君を愛してるから
だからどんなにわがままになっても
愛している…

そんな小さな理由だけど
そんなふざけた理由だけで
僕は七転八倒 まわれ右
東西南北 どこへでも君となら

お供、仕ります。

2008/07/19 (Sat)

[2687] ナツモノガタリ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


久しぶりに雨が降った日の街で
今日とよく似た日を思い出した
カラフルなビニールで出来た傘
君は回しながら壁にもたれて
ふっとセツナイため息ついていた

青と赤と黄色の信号機 その全部が赤だって事はないさ
灰色と白の横断歩道 今の彼氏でもなんでもない僕には元気出してなんて大それた事いえなくて
ジオラマみたいな街の中 とりあえず走る
はるか地上から街並みを見下ろすような気分で世界を手にした夢をみてた

そんな理想だけを抱いたまま大人になる僕
温めたミルクもさめてしまえば無意味に終わるね
また温める羽目になるから手間がかかるね

だから一発で決めてやる 君にいうから
大それた事いえるように もう泣かせないから 僕ならば

君にフォーインラブさ
あの日はじめて君を見たときから
今までにない運命の風
この胸を確かに吹き抜けたのです
そう、確かに

緑色の夏の風が僕の童貞をさらってた
静かに静かに甘くセツナイアーモンドの味を残しながら
ひとりの生活に君がピリオドを打った

愛してるってつぶやいた途端
私もなのって驚くことに両想いだった
簡単に成立したから恋としては張り合いもロマンもないけれど僕は涙がでるくらい嬉しかった

人一倍夢見がちな僕だったから
運命に間違いはなかったって証明できたから 自分の勇気ある決断で

置き去りにされた
人と同じほどの想い
この胸駆け抜けた
頃を思い出しても

振り返る。さもなくば横を向く
誰だって手の目隠し外せば笑う君がいて
いつの間にかそれを当たり前な事と思う身の程知らずな僕さ

自分のプライドや理想を一度跡形もなくぶち壊して
君用で君にあうプログラムに変えまして向き合えれば一番いいだろ? それとも不器用なままの僕がいいかい? それもまた君を愛してるが故の君を愛す前の下準備。

2008/07/19 (Sat)

[2688] 佐竹さんはあがり症
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


表裏 裏表
ある人って好きじゃない それに比べて彼は私の求める最適な男性だわ
『あなたって常に冷静なのねなんて』
ただ物静かなだけなのに

でもそれが、幸をそうしていつの間にかゴールインにこぎつけた

だけれど 佐竹さんはあがり症
人前でうまく話せないあがり症

僕みたいに

それが故にせっかくのラッキーさえも
みすみす逃す
けれど彼女みたいなスレンダーな人は
もともと佐竹さんにはミスマッチ

だからこれも見方を変えれば運命か天性かなのかなあ

わからないけど

僕はただ彼の幸せを願うよ 星々の中のどれかの星が叶えてくれればいい
こんだけあるんだから優しい星とかお人好しな星とかいるよねなんて

佐竹さんは常にあがり症だけど
前向きなところもある素敵な人
ただみんな深くつきあわないから
わからないだけなんだと励ます
腐れ縁 それは僕
なんだか しょうもない関係だけども

君の事は迎えにくるのに 僕までは迎えに来ないのか
記憶の中に張りつくおきまりなルールと二度目の出逢い
重なる記憶と記憶のピース 一致する景色

いつだって感じてる
想像の内側から見てる。

2008/07/19 (Sat)

[2689] 悪魔が天使に恋をした日
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

君はこんな僕でも笑って許してくれたね
不器用ですぐあきらめてしまう様な僕でも皆と話すみたいに隔たりなく付き合ってくれました
いつだって僕の掲げてる理想論は定められたぎりぎりの白線を軽くはみ出した夢物語 認められるわけない
傷ついてしまい過ぎた僕にとっては些細なやさしささえほんとに貴重で重いのさ

君に今ありがとう そう素直になっていってしまいたいけど
僕がいうありがとうが君からもらったたくさんのやさしさや愛にかないっこないよね どれだけ思い込めても値すらしない安いありがとうさ

どれだけ君にありがとうっていってもこんな短い人生じゃ言いきれやしない
確かに君からもらった愛ややさしさは数えようとすれば数えられるけど
その中に込められた熱い気持ちは数を数える事にすらばかばかしさを感じさせるさ
だっていくら数えてみたってもらったもの以上にその気持ちは無限に日々増え膨らむから

心の中いっぱいに膨らんだ気持ちはまるで風船みたいに僕の柔い体内をやさしさで満たした
おなかはもうとっくにいっぱいなのに
新しいやさしさや違った愛をほしがることを悪く思うけど
君はただいつでもわかってるのかどうなのかそれこそわからないけど ただいつものように笑うだけ ただいつもどおりに笑うだけ

こんな僕をゆるしてしまわないで ほんとはそう言葉にしていってくれたほうがすっきりするのに

君はただ見るのも苦しいくらい変わらなさすぎる笑顔を見せるだけさ
ゆがんだ僕の心も今だけは最高なのに悲しい笑顔の前 ほんとの心とり戻す

表情からは読めない君の本心はまるで鏡に映した自分みたいに偏りなんかなく
ただまっすぐな目をした嘘をつくことも知らない白い天使
おかしいけど目覚めさせてくれた事に感謝しなきゃもう君を裏切りたくない
悪魔の僕は天使の君にふれる事すら罪なくらい遠い存在なのにね。

2008/07/19 (Sat)
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