詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
街並みが妙に静かになって
人の足も途絶えた路地の街灯の下
僕はひとりくることもない架空の彼女を待ってた
イメージガール
マンガの主人公じゃないよ
キャンペーンガール
宣伝ポスターの女の子じゃないよ
あくまでも架空の女の子
頭の中で夢が膨らむ
妄想日よりだね
真の闇が迫るころに
君に会いたい
深い深い霧に包まれた夢の中で
君に会いたい
君に会いたい
架空じゃない
いつか出逢える
運命の女の子
今もって信じて
その来訪を待つ
その日を待つ僕
なんて悲しい奴
いいじゃないか
ロマンスを信じたって
待ってみたって
ロマンスは嘘つかない
それも信じてる
裏切りを知らない無垢すぎる僕は
世の中の常識やその中に潜む汚さを知らない
ある意味哀れな人
それにも気づけずに
夢ばかり追ってる。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
いつか途切れる意識を永久に保ちたい
でも摂理には人は逆らえない ああ悲しいよね
だから人は人生の一瞬一瞬を大事に大事に生きる
そんな当たり前なこと
愛してる 信じてる
僕も大事にしたいから
いつか消えちまうから
どんなに強い奴だって
その悲しい運命からは
逃れられずのまれるな
だから今を生きろ
いつも今を大事に
いつも今を大切に
すべての日を ああ
愛しなさい
人からいわれる前に
君の人生なんだから
ああ 僕に泣かせるな
世界一愛してる 君よ
君だけには無駄にして欲しくない
ひとりにひとつの
与えられたこの時間を
限られてる時間を
君ともっと楽しみたい
そのために君にも楽しんで 心満たされて欲しい
だから 願いがあればいってよ
僕に
なんでもいってください
僕は君の買う雄犬
ゆっくり ゆっくり
いってごらん
君よ 愛すべき君よ
何を怒ることがあるの
僕は何を願われても
すべて受け入れる
私のためにしんでといわれても
君が望むなら
僕は願いを現実にするだろう
できることなら
君が望むなら
なんでも
それが僕の愛
唯一許されたこと
鎖につながれた僕を愛してるといって
僕は愛の奴隷
それもひとつの愛の形
ねぇ ご主人様
犬が人間に恋しちゃいけませんか?
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
なんだかとても悲しい気持ちだよ
僕には心を通わす人もいない
なんだかとても男としては駄目さ
せっかくチャンスがめぐってきたのに
そのチャンスすらみすみす見過ごして
僕は空ばかり見上げてる
恋は風に吹かして
忘れましょ
きっと人の中に人を愛する気持ちがなければ大切な人を亡くしてこんなに胸を痛ませてる今もなかったのにと不意に皮肉っている
僕はほんとばかだよなあ
さよなら さよなら
手を振る帰り道
あの日もし君をもっと抱いていたら
もしかしたら君は次の日も生きれてたかもって考えた瞬間
無意味だけど 今じゃ 涙こぼれた
少しの運命の重なりやずれで人が生まれたり死んだりするのかな
僕は悲しみをこらえたまま目を閉じる
今夜もまた君のことばかり 思い出して眠れない
君を忘れることなどなんだか罪な気がして
意識をしてるわけじゃないけど君の写真と一緒に今でも眠る僕
心なしか すごく
心細くて 悲しくて
君よかえってきてよ
死人でもいい
そんな縁起でもない
願いもしたよ
だけど君はかえる気配もなくて
今 新しい恋が僕を呼んだら君の存在が今までの時間が嘘になる気がして
初恋がせっかく叶ったのに
言い訳が頭を通り過ぎてく
なにもかも君のことばかり
こんなんで新しい恋になど歩き出せない
わかってくれ
僕はもう恋など出来ないよ 飾りゃしないけど
誰も本気では愛せない
僕のすべてはもう彼女にあげてしまったから
今さら取りには戻れない 取りにゆく気もない
僕のすべては彼女で出来てたから
これからも今までも
僕のすべては彼女で完成されてた
これからも今までも
僕は 僕は
さみしいけど
苦しいけど
僕は 僕は
悲しい独り身
悲しい未亡人。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
プラスとマイナス
黒と白
裏表
上と下
生と死
いつでも対峙してるのになぜだか意味は正反対で喧嘩ばかり
対峙してるからかみ合うけど なんだか悲しい
まるで僕らのようなんだね それなりには付き合ってるけど悲しい
左右対称になれたならいいのにな
いつでも願ってるけど難しいんだ
もっとかみ合いたい
もっとくっつきたい
同じ部分で
だけれど
左右対称じゃないからぶつかり合って絶対にはまらないなんてことはないんだよな
だからね
感謝すべきなんだね
この不対象な僕らでいられること
喧嘩したってくっついてる でもはなれちゃう
いつでもはなれられるんだ
接着剤でついてるわけじゃないし
危ういね 左右不対称
でも素敵ね 左右不対称
だってこんな密着して
なおかつ素直になれる
ラッキーなことに僕らは自由な翼を持っている
それは鳥のような翼じゃなくふたつの両足という名の地を歩くための人間が持つ翼さ
鳥は空をゆき
人は地を歩く
それはなんて素直なんだろう
それはなんて素晴らしいんだ
左右不対称で生まれてきた僕らはなんてなんて素晴らしいんだ
今さら気付いて
いい歳の僕は笑ってすましました
それでもなんとなく嬉しくってピースマークふたつ
君と重ねて
はじめて左右対称
君という人を知って
長くいないとわからない
君の中にある気持ち僕は知って
君を好きになって君をしりたくなってはじめて気付いた
左右対称も左右不対称も素晴らしいんだ
だってどちらも大切だからさ 対になっててもならなくても自由になるためには羽を広げる代わりに歩く必要がある
いくら好きといえども年がら年中一緒にいられません
だから窮屈な隙間じゃなくて対称でも少し隙間をつくる
お互い自由すぎて離れないほどの隙間を。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
人との出逢いは人生で少なからず人を強くしてくれるらしい
君とあの日偶然の重なりで出会ったように
たとえばあの日の出逢いがなければ僕らは全然知らない他人同士だったのだからさ
だから君に出会えたこと 心からありがたく思うのです
ほんとありふれた言葉で片づけることしかできないけど これで飾らせて
ああ 飾る必要なんてないと君なら言うかなあ
そんな小さな気持ちさえも君のいなくなったこの世界では
人がいなくなって
その人の死をどれくらいの人が悲しんでるだろう
どれくらいの人に思われてるだろう
どれくらいの人の中に残るのだろう
悲しいほど現実を見れば大した数字にはならないけど
忘れないでよ この僕を
ちっぽけな思いだけど精いっぱい思うから
君がいなくなって一番悲しいのは僕だ
本来は一番のはずの親もいない君は悲しいくらい孤独で
人の死はまるで通り雨のように人の心の中で風化してしまう
それも時の流れのせいといえば理にかなっている 簡単に忘れる口実になるな
親戚どもよ
ゴタゴタを抱えたくないなんて思ってるのか
君に出会えて 僕は嬉しかった
君に出会えて 僕は優しくなれた
君のおかげさ 僕は永遠に君が好き
これからだってそれは変わらない
永遠不変の真実だから
奴らの含み笑い
忘れないぜ ずっと
人の死を笑うやつには罰が当たる
君のお墓の前
墓石を抱きしめた
この僕を笑うやつのことなど気にしないさ
ただ人がなにもしらず笑うことだって隠れた悲しみがあるんだって
歌いたい 伝えたい
言葉にしたい
ただそれだけで僕は自分を強くみせてるだけ きっとその強さははりぼてだからさらに強い風が吹いたら倒れてしまう 君のいなくなった今となっては
だけど君の分まで生きてやる
笑った奴以上に長生きしてやる。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
やさしくされたい
やさしい人になりたい そして人からもやさしくされたい
そのためには努力をしなくちゃね
自分からは何を求めない
何を求めなくても
その代わり
届く何かがあれば
それが恩返しさ
最大の宝物
やさしさってあまりにも深くて答出せないよ
だからせめて自分が思ったやさしさでたったひとりだけこの世界で愛してる人にやさしくしたい
やさしさ贈りたい
僕は君にはあまり厳しくしたくないな
できることなら人から甘いよっていわれちゃうくらい
やさしくやさしくしたい
でも時には甘さのない厳しさも必要なんだね
悲しいんだ
でも君のためになるなら
僕は鬼になる
やさしい鬼に
僕はなるんだ
泣き虫の鬼に
僕はなるんだ
せっかくなら
やさしい鬼に
僕はなりたい
厳しさとはやさしさになる前のちょっと角張った金平糖のようなものさ
これから少しずつ丸くなる
人のやさしさをしるたび
人の心にあるやさしい気持ちは角が削れてなめらかな形に変わるのさ
それがきっとほんとのやさしさ
人のやさしさをしらなけりゃほんとのやさしさなんてわからないね 知ってこそやさしい人とはじめて名乗れるんだ
だからやさしくされなさい まずはやさしさ求めることからはじめよう
それがやさしい人になるための第一歩なんだから
閉じてた翼 ゆっくり広げましょう
明日には光があるさ
見つけた光は闇をつらぬいてまた新しい希望を心の闇の中にさしこめるから
どうか希望を信じていて 最後まで
極端な社会の厳しさに負けないで
きっとやさしさは心の中であなたなりの答になって 形成されてる
間違ったやさしさになど影響されない
本物のやさしさが君の心にあふれるよ
やさしさを求めた誰の心にもやさしさの花はやがて咲くのだろう。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
恋愛プランを提示して
恋愛プランナー
恋愛プランを見せてよ
恋愛プランナー
僕にお似合いのプランで恋を成就させて
今の彼女で
その恋愛プランでくっつけて
恋愛プランナー
その恋愛プランの効果の程を
確かめてみてよ
恋愛プランなんてものがあるなら
早くだして欲しい
どうせないんだろ
恋愛プランナーなんてやつも架空の人間さ
消え失せろ!
恋愛プランナーオール恋愛プラン
今すぐに!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ばかだって思われるほどに誰かを愛したり
何かに夢中になれたりしたら
それは素晴らしい人生を歩んでる証拠と呼べるでしょう
突然の雨に降られて
予想もしない突風に帽子をとばされて
暑い日差しに焼かれながら
それでもがんばったやつにしか見えない
ばか呼ばわりされても必死に自分をつらぬいたやつにしか見えない明日があるんだ
光り輝く 未来へ
飛び立っていくんだ
もう迷わなくていいだろう
君を信じればいい
踏み出していくんだ
僕よ悩みはもう解決したも同じだから
今 また ふたたび
ばかだって思われるほどに大げさに生きながら面前の真ん中で叫んでやる
それが答だと知った今ならば恥ずかしさなどないんだ
僕は確かにばかだけど
ばかなりに素晴らしい光も持ってる
君も確かに僕と同じで
ばかだけど他人にはない光を放ってる
それが真実
僕の中に隠れてた
まばゆい自信
こうして また
ばかみたいにばかやろうは必死に生きて
最後までがんばったやつが偉いんだって
きりもなく歌ってる 歌ってる
とことん信じて とことんそこに捧げて
僕は涙も我慢せず
とことん泣いて
とことん弱さを見せて
君もつられて泣くくらい僕の涙は心をふるわすらしい
ばかはばかみたいに思ったことを真っ正面に偽らず表に出す
それもばかにしかできないばかの実力だ
だからさばかだからって気にすんな
落ち込むな
少しも失態じゃない
少しも間違いなんてない
大丈夫 君はそれで正しいよ
大丈夫 僕は君の言葉にただ涙した
あの日くれた言葉は今でも胸の中で星のように輝いて思い出すたび僕をつよくする
涙を流しきってしまうんじゃないかってくらい泣きに泣いた夜
君をもっと好きになった
その理由がわかった それがばかやろうの見た光。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
あなたは今誰のために生きていますか?
何を信じ前を向いていられるのですか?
遠い日の自分を時々うらやましく思うよ
ただ過ぎ去るだけの時と決めた僕なのに
なぜだかその約束が嘘になりそうです
誰のためでもなく何かを目指すためでもなくただ重だるい日々を背負ってる
僕はただ自分の事ばかり傷つけ生きてる 罪だって事くらいはわかるけど
道はまだまだはるか続くからいつにもまして不安になる
大きな壁を前にするたび腰が引ける
弱さを隠すことはないけど隠さなすぎても迷惑がられてしまう
何が本当で何をすべきなのかどちらを選ぶべきなのか
いつでも選択に迫られている毎日がただ平坦にただまっすぐに流れてゆく
なんの変わり映えもなく空も決まった色にしかならない
ふと見上げた夜空に輝く星々
あんなにも輝けていいよね
僕なんかと比べものにもならないよね
言っても言い足りないくらいに目に映る世の中にはいやなこと多すぎる
僕の見てる視野がただ単に狭いだけかもしれないけど
このままこの街からずっと出ない気がする
永遠の時間を望んだ幼い日の僕よりきっと大人になっても何も変わらない今の僕はそれよりまして幼い
尖った心はささくれたまま日々安らかなる眠りの夜を待ち続ける
いやな事なんてするべきじゃないんだ
『人間は与えられた仕事をこなさないと
否が応でもきちんとした居場所を持たないと』
もう聞き飽きた
もうすべてがいやになった
僕の心はいつのまにか閉ざされた扉の内側で闇を見つめる
その扉には硬い錠がおりて誰も開けられない 僕以外は
誰の声も硬い扉の向こうには届きもしない
だから僕が出ない限り扉が開くことはないんだ
扉を開けてと願うなら僕の存在を明らかにしてください
その代わり多くは望まない
ただ僕が願うことは ただ僕が望むことは ただひとつだけ。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
雨の降る景色の中
心なしか狭く感じる道を僕は歩いていた
人のことなど誰も気にはしない
その代わり自分に降りかかる災いは許せない
僕が見たところ
そんな奴らばかりだ
この道を通り過ぎる人は
夢のような現実のような世界の中 眠気眼で見上げた視界の中で広がる青い空が恋しいな
雨はただなんのためでもなく降るのに
どこかではそれを天の恵みと崇め、奉ってる
自由だけど
悲しいよね
悲しいよね
信じるのは
その人の勝手だけど
なんだかなあ
なんだかなあ
いもしない
ものを信じてるのは
僕から見たらばかみたいさ
僕から見たらばかみたいさ
君からすればそれが真実なんだろうけど
当の雨はどこまでそれをしってるんだろう
感情があるなら何を思い雨は降りそして人はそれを見て喜びの涙を流すのだろう
教えて欲しい
僕じゃわからないから
僕じゃわからないから
さあ どうして君は雨に感謝する?
ねえ 僕は雨には悲しい記憶しか イメージしか無いのに
僕は どうして雨を待ってるのだろ
中途半端に晴れた空
窓に映る
雲行きをなぜ僕は気にするのだろう
せっかくいれたてで飲もうとしたコーヒーも冷めるほど
長い時間 雨が降るのを心待ちにするのだろうかな
雨なんて 雨なんて
大嫌いなのに
今だけは 今だけは
悲しみに浸りたい
せつなさにうもれたいんだよ
おかしいだろ
君が天に感謝するよりも
僕のほうがよっぽど変だよな
おかしいだろ
悲しみに浸りたいだなんて
僕はそこまで追い込まれたのか
気付いてみれば憎いくらい晴れ渡る空
ああ 僕は本来なら喜ぶはずの事にも今は涙を見せるくらい悲しかった
僕が欲しいのは
もっと深い悲しみ
そんなコト知る由もない空はただ青く続くだけ。