詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
みんながよくいう
当たり前って一体いつから当たり前になったんだろう
気になるんだよ
だって僕らその当たり前っていうことにいつも翻弄されて
従わされてるから
きっと真実なんて
決まった固定された形をもたないものさ
だけど 知りたいんだ
地球ができたころ
同時にできたのか
人間を含めた生命が生まれたころにできたのか
当たり前とか
従うべきルールとかいつまでも好きになれない正義
鼻で息するみたいに息苦しいものさ
でも慣れちまえばなんてことないね
不思議に平気になる
考えてみればすべてが幻か夢のようだね
目をつむれば見えるだろうか
宇宙の広さ
空の高さ
感じればわかるのだろうかな
すべて 求めてやまない真理 たったひとつ答
人生には解答なんて都合のいいものついてない 付録さえ袋とじさえ無いんだ
だからいつも人は自分を基準にして
コンパスのように回るんだ 自分あってのルールだと叫びながら
ルールや法に囲まれ隙を見つけてはその回りを回るよ
くるくる くるくる
世界は正しいリズムで刻まれていく
世界は正しい温度しか指し示さない
ぐるくる ぐるくる
目が回るほどの忙しさの中で人は気がつけば終わりをむかえて
はっと時間の長さや短さにため息をつきながら仕方ないとさよなら
当たり前はいつからできたんだろう
そんなことを気にした日も今は昔話で
遠く過ぎた
振り返れば夕陽が今沈むところです
なんて綺麗なのでしょう
そこに生きていくに不自由にならない
自分の人生をサポートしてくれる何かがあれば必死に真理や自分をさえぎって追いかけて行くんだな
当たり前な毎日を繰り返しながら
当然とばかりにいつの間にかすべての不理解(ふりかい)を曖昧なまま不適当に受け入れてる卑怯な僕。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕らの恋はまるで
鉛筆でいえばHBってところだね
それはちょうどいいね
濃さの具合もね
Bじゃ濃すぎるし
Hじゃ薄すぎる
だからこれからも
HBさ
変わらずHB
描いていく
未来を
描くのも さあ
変わらずHB
真っ白なはじめてのおつきあいした日からだいぶ心のノートも埋まったよ
今じゃ余白をみつけるの難しいほどさ
毎日 交わす言葉も似通ってきて愛の言葉もなくなりかけてる
鉛筆はすり減っていくだろう でも恋はすり減っていかない
命はやがて終わりをむかえても散り時をむかえても
ずっと 愛は変わらず続いていって永遠に生きる僕らじゃなくても僕らは限りある中で僕らなりの愛しかたをみつけてくつもりさ
心に広げたノート
いつか余白がすべて無くなっても変わらない気持ちを胸に新しいノートにはしないで
試行錯誤しながら
同じノートに描くよ
ふたりの記憶
だけどどうしても仕方ないときはいつか君にあずけてたあの愛のノートに記せばいい
僕らの恋はHB
HとBでできてる
薄くもなく
かといって濃くもなく
つまらないほどにちょうどいい
中間点のような
中間色のような
真ん中あたりをつねにキープした恋さ
それでうまくいってるの
そんな毎日をいつか見納めにするとき
楽しかったねだけですまさないように涙のひとつもおぼえておこう
偽りじゃない涙
流し方なんて無いけど
ただ心を優しくさせるだけでいいと思う
ふたり羨まれるほど いつも愛をまき散らして
嫌みでもなく隠すんでもなくちょうどいい間隔や距離で見守るように愛を配置する
笑ったり 泣いたり
当たり前なことが一番すばらしいと売り物にもならない当たり前な言葉集めてふたりの歌にした
それは掛け替えない宝物で
価値などつけられなくても変わらず宝物で。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
人生はあなたの選択ひとつで
マイナスにも
プラスにも
変動するの
だけどそこには間違いやミスなんてないの
だってなにを選びどうしたってあなたの自由だしあなたが決めたことだしね
だから間違いやミスなんて人生にはあり得ないの
時にあり得ないことを引き起こしたり
あり得えることを予測できることも人間だけど
あり得ないこともあり得ることもすべてはあなたの選択にかかってるから
命がけなんだ
だから焦るよ 君の迷いは仕方ないよ、わかるよ
人生は見方を変えれば易いもののギャンブルなんだよ
選択ひとつで人生は思わぬ方向へも転がってゆく
なにが起きるか
どちらに転がるか
わからないことも人生の醍醐味です
はじめからわかっちゃったら人は毎日絶望してるよ 生き甲斐も感じれずにいるから
選択ひとつで
選択ひとつで
人生はバラ色
人生はドドメ色
真っ黒けさ
いつでも あなたの選択次第よ
その代わりどうなってもあなたの責任よ
あなたが決めた選択だもの
自由の中の不自由
与えられた自由を
不自由と感じるとき
人ははじめて壁に直面する
苦悩の壁 苦悶の壁
いつも 一生涯
人は悩み続ける生き物
ずっと昔 昔からの決定事項なのよ。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
恋を愛をしたとき
人はいつも胸をおさえて鼓動の度合いを確かめるという
そして本命か義理なのか区分するという
雪や雨に濡れて頬に流れる涙をぬぐう姿よ
明日をどうか曇らせないで
もうこれ以上
いつからいつまで僕は恋にドキドキできるだろう
若いとき はじめて恋をした感覚 保てんだろう
保てんだろう
今 悲しくも甘いメロディーに包まれて 夜の闇のなか必死に光をさがした
包み紙に包まれたあめ玉みたいにガードの固い君を僕はなぜこんなにまで好きになったんだろう
考えてみれば何もかもが理解できない
不思議なことばかりで
日々は頭を悩ます疑問ばかりつれてくる
街にも学校にも仕事場にも日常にも関わってくる
きつく絡まるように
気づけば近くにあるんだよ
テレビは最新式なのに中身の構造は変わらないみたいな世界だから時代錯誤起こしそうな今は僕なにに悩みなにに一生懸命になってりゃいいんだろう
目標とか道しるべとかやるべきこと
見失ったら人って意外とこうまで狂っちゃうんだ
狂っちゃうんだ
狂いのうた
耳を閉ざせばほら
聞こえる
誰かが歌ってる
僕が歌わなくても
誰かが歌うんだ
誰かが歌うんだ
誰かしらが歌うんだ
狂いのうたを
狂った時代だから
混ざり合いすぎた
人混みのような世界に生きる僕らはなにを焦点にしていいかわからず見定めるにも見定められず
夢のない日々
あっちこっちさまようだけ
さまようだけ
怒鳴られても
逃げるのは犯人だからじゃない
追われるから
えてして真実は簡単なんだぜ
難しくするのは人の勝手だ
されどそれは身勝手だ
だから狂ってんだ。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
酒と一緒に苦しさを飲み込めば
いやなこと忘れられるだろう
ああ いつまでも
僕よ
大人のような
子供のような
都合のいい位置にいるのか
酒と一緒に歩んできたようなものなのに
口から外せない嘘ばっかのおしゃぶりしたまま達者な口振り
あなたはずるい人さ。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕は今 君に恋してます
世界中で一番 あなただけが輝いてる
ただ今 僕は恋愛中
青春まっただ中
感じるすべてははじめての事ばかり
この気持ち 未来までも続くように
祈りながら
願いながら
恋する日々を描くよ
君と
描くは君と
色を塗り合いっこしたりしてくだらないことに笑いながら
そこには常識さえくだらない 不必要なものです
さあ 僕ら自由に飛んでゆこう その翼ひらくとき
風に舞うように
いざ行かん。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
やさしくなるんだ
やさしくなれるんだ
あなたのためなら
やさしくなれるんだ
まるで幼いころ
おぼえた五十音のように
たやすくて大切なやさしさを今 あなたにこれまたとても簡単なうたにして届けよう
やさしいうた
君の心へ注いでく
まるで雨のように
されど冷たくない
やさしい雨
君の心へ注いでく
君の心へ注いでる
いつもいつでも
君が気づかなくても
僕は確かにあなたの無事を祈ってる
遠い空からも
近くの場所にいても
変わらない想いが二人を繋いでいるんだ
それはまるで 雪解けの街 子供の他愛ない笑い声
それこそがきっとほんとのやさしさ
そのなにげない風景の中に大切なやさしさをみた気がしたんだ
教えられた
自分より小さな小さな命に
君よ 今から
やさしくなるには
時間がかかるかも
それでも待っててくれるなら 僕は君を愛し続けたい
どうですか?
愛は続きますか?
愛は続けられそうですか?
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
今まであきるほど死にたくなるほど
繰り返してきた時間が一瞬のうちに
消える不思議 いつか目にするときそれを驚く僕も笑える僕もいない
なぜって 次の瞬間の僕はもうこの世にはいないから
ほんの一瞬なんてもので変わる何かがとてつもなく愛しくて
たまに憎んだりして
恥ずかしくもあって
どこか切なくて
生きてるあいだ
生きてる時間が
今という時間が
不思議なんだよ
不思議なんだよ
理解不能な事だらけさ
理解できないから
理解できないから
理解不能な事だらけさ
頭抱える事ばかりさ
でも僕を生かしてるのはそんな毎日で
そんな矛盾を抱きしめたまま走る 走る
取り決められた一秒前のコンマ何秒前のまで僕は精いっぱい生きて
数秒 数分 数時間
僕は滞りなく 無駄なく時間という時間を感じるよ
それが生きるって事だとひたむきにひたすら信じて
いつか数万歩の距離も越えてみせるから
時間が支配するこの世界で策略のようにわざと従いながら逆転の時を待つ。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
この声がやまぬ内に君に逢いたい 君をみつけたいよ
いつも影ばかりを追う日々 夢は遠ざかって光見失う
僕は旅をする 旅をする
揺らぐ時代の中で
揺らぐ時代の中で。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
大きな壁にぶつかってくじけそうな自分を自分で励まして
間違った選択とらないように 正しいほうへ導いてゆく
時に笑いながら
たまに泣きながら
本気で死にたくなるようなときもあるけど
長い時間のむこうで笑っている自分思いながらかみしめる唇からにじむ血
かすかに鉄の味
流れゆく運命(さだめ)に日々を悲しみで濡らすから 今日も過ぎてゆく1日に手を振ったまま笑えずにいるよ
だから丹念に小さな幸せを拾い集める作業からはじめよう
最初から大きな幸せを手にしたいと願うことほどおろかで無意味な願いは無いからね
ば終わりという名のさよならが僕にも来るけれど その悲しみさえ頭から遠ざけてくれる
なによりも大切な君がいればなにもコワくない
迷わず歩いていける
永久の愛を誓っても愛すれば愛すほど別れの日が憎らしいな
ねぇ。