詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
飲ませておくれ
愛のスープを
注いでおくれ
この胸の中へ
さり気ない言葉で心はひとつに繋がる
何気なく咲く1日に何かが生まれる
新しい出来事がはじまる
飲ませておくれ
愛のスープを
注いでおくれ
この悲しみの上に
さめた心じゃ夢なんかみれない
だからその夢をわけてくれ
そっと繋いだ手に汗をにぎるくらいがかわいらしい
慣れてしまえば愛などあって当たり前だと思いかねないね
だからこわいのさ
あたたかくて大切に思う反面
だから
愛のスープをこの冷たくなった心に今すぐ注いでおくれ
愛のスープだけがこの瞳の中に映る世界を輝かせられる
君がこの世界を愛するなら
僕だって頑張って愛してやる
だからその
愛の 愛のスープを僕に飲ませて
人間じゃなくなるまえに
今日の日の君の涙をおぼえておくために
さあ…
いかれた心に愛の鉄槌を
さあ…
愛の 愛のスープをください
甘くて それでいてほろ苦い罪に罰を
さあ…
ください。
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地球という海の中でみんな魚になって泳ぐ
それぞれが夢の尾ひれつけて
でも僕はいつまでも泳ぎがうまくなれない
みんな笑いながら夢を叶えてくのに
焦りや不安数え切れぬほど抱えて生きる
星はきっと今夜だけでも億は流れただろう
僕ら 魚のくせに泳ぎ方さえなっていない
まるで鳥のくせに空を飛べずに海を泳ぐペンギンみたいさ
でもそんな魚だってきっと生きる意味はあるんだ
楽園はいつもすぐそこにあるから 今からでもふたりで探しにゆこうよ
オリジナルの色をこのままみつけられなくても
君は君の色
心にだれだって持ってるから大丈夫
飛べなくても翼広げてごらん
その挫折が明日を変えるんだ
その悔しさが未来に新しい光を生みだす
僕ら 飛べない鳥
フライアウェイはできない
空はただあこがれるだけでいい
たとえ飛べなくたって
この地上にも素敵な夢はあるから
海の幸をわざわざ取りに行かなくても
山の幸がある
特産物をわざわざ産地まで食べにいかなくても地元にあるそれなりの店で十分だよ
ただ本物志向でなくとも
偽物なんかはない
すべて本物さ
味の違いや値段の違いはあっても
きっとこの翼は僕だからあつかえる代物
きっとこの空は自由に飛ぶためだけにあるんじゃない
鳥だからといって飛ぶはずだなんて思い違いされるけど
僕は飛べなくたって僕のまま
それが僕らしさ
そう思えたら素敵
雨マークも天気図から姿を消す
だから 明日はきっと晴れる
翼はあれど飛ばない鳥は語る
しゃべれる口はあれど無口な僕のように
歩ける足はあれど外出の嫌いな君のように
誰かがあこがれるものを持っててもそれを良しとしない人もいる
僕がいる ここにいる
だから飛べない翼は飛ばない翼
この翼は飛ぶためにあるんじゃない
だから僕にはもとから翼はない。
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ぎゅっと 僕を抱いてよ 苦しいくらい
ぎゅっと 君を抱きたい 痛いくらいに
いつも いつも
どんなときも
そんな思いがふたりの心に早く逢いたい気持ちをつくる
月をうながし早めに夜を寄越すよう手招きする
ほら ぎゅっと
ぎゅっと 握れば
ほら ぎゅっと
ぎゅっと まぶたしぼってひらけば
そこにはおめがね通りの世界が広がる
時間は高速ですべてを過去にして
猛スピードでイマを駆け抜ける
ぎゅっとするのはたまに悲しくて
ぎゅっとするのはたまにうれしくて
ぎゅっとするのがたまに楽しみで
ひらいたりとじたり
眠ったり目覚めたり
笑ったり泣いたり
くり返す、今日の僕を
くり返す、今日も僕は
くり返す今日も明日も
ぎゅっと 消せない思い抱きしめて
ぎゅっと 胸をアツくする気持ち
いつまでも ぎゅっとぎゅぎゅっと抱きしめて
僕は今をトコトコてくてくとにかく歩く
ひたすら夢中でズカズカバシバシすすむ
自分も知らないどこかへむかって
だれも知らない未来へとむかって
今 ゆくよ
僕はゆくよ
今 みえてる光が嘘じゃないなら
あの光にむかって歩いていくよ
名前も知らないあの場所へ あの場所へ。
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君の心に咲く花になりたい
寒い冬も凍てつく夜も負けずに元気に咲く花に
君が頑張るためのささやかな道になれればいい
君が歩いていく道を照らす月になりたい
そして君がこれから歩く人生の正しい道へ導く道しるべになって
光り輝く未来をそこに描こう
自分じゃない誰かのために自分の時間減らして
誰かを守りたい
誰かをこの愛で包みたい
幸せの花は咲く場所を選ばない
さびしい踏切の隅っこにも
孤独な今を抱えた少年の心にも
かならず光の花は咲いてるはずだから
気づく努力してみてごらん
今の境遇にただ嘆くんじゃなく
それもまた自分を守るための勇気だよ
さあ そのとじた目を見開いて
今を感じよう
降り注ぐ隠れた光見いだしながら
気づきやすいようで気づきづらい心の中にある弱さや果てしない哀しさが
涙の花を咲かすけど
他人事だなんて言葉で片づけずに
ほら君を輝かせるカギはすぐそこにある
小さなそこに咲く花のように近くにあるのに見落としてる闇から抜け出す出口
まだ見てないところ
見落としてる場所
探してみなよ
そこにはきっと君を元気づけるヒントがあるはずだ
だからあきらめないで
僕が君を守ってあげる
闇を光に
不安を安らぎに
曲線を水平に
少しずつ変えていくすべを一緒に考えていこうよ ねぇ。
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僕にはあとどれくらいの時間が残ってる?
僕にはあとどれくらい命の期限が残されてる?
なんとなく何気なくつぎつぎに繰り出される日々を歩いてきたけど
限界はもしかして明日にもおとずれるのだろうか?
人は悲しいものですね
自分の事すらわからない
でもわかったらわかったでその日が来るのを人はどんな気持ちで待つのかを想像しちゃうから
やっぱり終わりは予感だけで断言できるほどの理解ができなくてよかったと思うのです
なんとなく何気なく終わりがやってきて
さり気なく何気なく
人はその終わりに荷物をまとめ身のまわりを片づける
そんな日だから終わりの形がいつまでも終わりのまま終わりらしい姿でいられるんでしょう
そんな思いをいつまでも持ち続ける心が永遠よりずっと果てしない尊さをそこに描くんだ
たとえばそれが雨上がりに咲く虹であっても
たとえばいつか誰かが何かの理由で枯らしてしまった鉢植えの花であっても
変わらず命は命のまま
絶え間なく「今」という一瞬の時の積み重ねのすべてを日々の記憶に刻みつけるように
命はやがて朽ち果ててもそれだけは永遠にこの世にあり続ける
それだけがゆいいつこの世の中で永遠とよべる「確かな永遠」でありそれは今この時やただ瞬間に過ぎゆく時間さえ人の心には悲しく映るように
またそれを仕方のないこと、だからこそ美しいというような諦めやや自分を納得させることで人はその悲しさをやり過ごしできた傷を隠すのです
それもまた限りある命だから成し得た「今」でありそれは確かなたったひとつの現実として人の心の中で回り続ける
うそのようなほんとの世界でさいごのあしあとを踏み残すまで
人はその瞬間その瞬間をさいごと決めず終わりがいつになろうとまたその予感を感じてもなにもいわず前へ前へと歩き続ける
なぜならまだその命は絶えず「生」をうったえ生き続けてるのだから。
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人は傷つき人を傷つける事がある
傷つく痛みを知っても傷つける痛みまではなかなか解り得ない
だから傷つける痛みに気づくまで人は
傷つく痛みを自分のからだで自分におぼえさせる
こんなにも傷つく事はつらく痛いのだという事を
時に言葉で傷つける間接的、精神的な痛みを
時に暴力で傷つける直接的、肉体的な痛みを
心を痛めつける痛みとからだを痛めつける痛みを知り人は長い長い時間を費やして人間本来のよい意味でのありのまま姿、またあるべき姿へと変わっていこうとしている
ただそれが時に我を忘れ憎しみのままに動いてしまいあとになって自分がしてしまった事に気づき傷を負ってしまう事もある
人は傷つき傷つける痛みを知っているはずにも関わらずその痛みを感じている時以外での人の痛み 自分で感じた過去の痛みを忘れ今起こっている現状にしか目がいかない事もあるから
たとえ知っていたとしても憎しみにかられれば人はその憎しみに負けて憎しみのままに行動してしまう事も見逃せない
そのためには極端な話をすれば永久に消えない傷を負い痛みを感じ続けなければいけないが
それはできないので人は痛みをつねにからだや心におぼえさせておく必要がある
そうすれば傷つける痛みを忘れようとも引き出した記憶がその暴れ出した感情を止めてくれる
傷つける痛みや傷つく痛みを知っているというならば
ふいに芽生えた憎しみになど負けてはいけない
傷つける痛みを傷つけた人にやり返してもそれは傷つけた人間と同じ色に染まるだけの悲しい連鎖をうむだけ
傷つける事をくり返すうちに人はいつの間にか人の心を失ってしまうから今ある憎しみにかられても人の心を取り戻せるうちに人はその事を頭の中で理解しておくべきだ
たとえ傷つけられた傷が記憶に憎しみを刻んでもその憎しみを憎しみ以外の感情で抑える事もまた人だからできる人のつよさだと思う。
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その愛は果てしないやさしさのあらわれ
その厳しさは限りないその愛が形になった姿
わかってください…
まだわからない年ごろといつまで言い続けるつもりですか?
思春期はとうに過ぎたし反抗期なんてもうはるか昔話
だからもうつまらない言い訳はやめて
その愛やその厳しさに涙を流す気持ちもわかるけれど感じてごらんよ
その中に隠れたやさしさや君を思うがゆえのためらうかためらわないかで迷う中途半端じゃない本気の怒号や痛みを
親もやりすぎはいけないだろう
しかし叱る親だって口ではいわないが痛みをともなう その手のひらにジンジンと感じてる
やさしさと愛からの痛みを共有してる子と親はいわば絶対のつながりだから
生涯いやでも気に入らなくても消えません
なにをしようと
なにが起ころうと
罪もうそもなにもかも関係を断ち切る理由にはならない
死のうが死にまいがずっと親は親、その、子は子のままあり続ける
だから離れても叱っても 親は気になるのね
口ではさんざんウルサいこと細かいこというけれど
子が自立すれば気になるのも当然
だって家族だから
もしかしたら家族の誰よりずっと大切な大切な宝物だから
叱る人や教える人がいることがもしかしたら親には一番の生きがいなのかな
なんてあとで気づけばほらもう言えない言葉が涙になって記憶の片隅でやがてはじけて消える
僕もいつかそちら側へゆくから
それまで長いといってもたどり着いてしまえばあっという間の日々を歩いてゆく
少しずつ残りの時間を通り過ぎながら
あまりの命を落っことしながら
人はみんな親のもとへと親と同じにしわくちゃな顔になってから逝くんだね
だから長生きするんだったらするんだ
早死にするだなんていわないで
そら、親を亡くしたあとで気づいた事があるなら並べてごらん
空にいる親に聞かせるように…。
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あなたがそこにいるという事は私がいる大きな意味になっているはず
あなたがいるから私がいる
私がいるからあなたがいる
そうやっておたがいがおたがいのいる意味を助長したり肯定したりする事でおたがいの存在を明らかにする
たとえば私が笑うからあなたも笑うとか
たとえば私が好きだからあなたも好きだとか
同じ人間だからわかることもあるはずだし
同じ人間でも違う異性だからわからない事もあるけれど
確かにわかることもあるんだという事がひとりきりにならない秘訣だから
続けていこう こんな問いかけと答の投げ合い
自然なことを正しいままにできなくても
それでもあなたはあなただし私は私なわけだから
大丈夫、なにも変わらないよ
だから歩いてゆこう
こんなな具合で
ゆっくりのんびり気長にさ
明日も来年も何十年後も人生さいごの日も
想像すればきりがないけど
とにかく君やあなたといる今を楽しめていれば
私たちはうまくいってるって事だから
運命なんてカッコつけた言葉でキメなくても十分あなたと私ってだけでカッコはついてる
だから私は私
だからあなたはあなた
自分のまんまで自分らしく生きていこう
無理しないでそのままはそのままで
変えていけるとこがあるならおたがい変えていけるとこ見つけていってゆっくり変えていこう
遅いって言われるくらいゆっくりでいいんだ
ゆっくり生きてるようで急ぎ足の世界の流れについていけなくたって
私はあなたの流れ
あなたは私の流れ
おたがいの流れを眺めていればそれがやがて幸せに結びつく
今は限りなくそう思うんだ
だからあなたや私じゃなければこの思いや今の生活はなかったんだ
そんな事 思ったりしてさり気なく手渡すよ
今までで一番頭をひねって考えた言葉
やっぱりさいごは愛してる
これっきゃないね
いくら案を出しても。
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亀の歩く速度でゆっくり世界は進む だけど確かに僕らはいつかの今日に白目を剥(む)くよ
鶴のような長いくちばしでいろんなアイデアをつまむ
亀の寿命、万年ほどの時間の中で人はたくさんの足跡を残す
鶴の寿命、千年ほどの時間をかけたって解らない哲学が人をこんにちも迷わす
次の次の次の次の時代にまかせたって
次の次の次の次の何千年後の人たちに頼ったってムリなものはムリかもしれない
だってたかが僕らは亀や鶴だから
ただ時間がほかの動物より長いだけでなにも解らない
人間なんて威張ったって無力の権化(ごんげ)だよ
俗物の塊(かたまり)だよ
ねえねえ 鶴さん亀さんダルマさん
なにが転んだって
いつに転んだって
こっち振り向いたって
結局はぜんぶいつか消し飛ぶ記憶だよ
だから気が狂うほど悲しくてうれしいんだ
そのぶん 人が恋しくて憎らしくて ときに抱きしめたくて抱きしめられたくて涙がほおを伝うけど
それも気にせず笑いなさい
いつもいつもおめでたな人であれよとおっ母(か)さん
あなたの笑顔を糧にして私は進む
僕もまたあなたの影を見習います
明日に向かって
歩いてゆくよ
夕陽に向かって
突っ走るから 見ててね
今日のお次は明日と
明日のお次は明後日と
相場は決まっちゃってるけれど
それはそうと割り振ったらなにもかもをも光に変えて
まっすぐその方向へただまっしぐら
口を動かすよりもまず足を動かせ
そういう奴等なんて無視して
しゃべりながらでもいいよ
楽しく愉快に歩ければ最後がよければすべて良しと笑えるから
さあそんな終わり描いて今は今は明日は明日を楽しもう
ただ、今この時
ただ、今この瞬間
楽しんで 楽しんで
いつでも心に太陽を昇らせてほんの百年ぽっちの時間でも永遠ぶんの濃密さ感じながら 明日へゴーゴー!!!
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世界でいちばん君が好き
世界でいちばん君が好き
ああ 何度言っても言い切れない
ああ 何度言っても満ち足りない
なぜか
世界でいちばん輝いてる
世界でいちばん輝いてる
ああ 君が 君だけが僕の光だ
ああ 君が 君だけに照らされたい
いつまでも いつまでも
世界でいちばん君が好きでいれるように
世界でいちばん僕を好きでいてもらえるように
世界でいちばん君と似合う筈の僕として
世界でいちばん好きな者同士でいられるように
どうかこのまま
この思いよ 消えないでおくれ Baby
どうかこのまま
この気持ち 抱きしめていてよ Baby
明日も僕よ
降り注がれる君の光をあびつづけて
未来の僕よ
君の光を避けたいだなんて思わないで
今 その思いを迎えにゆこう
君がいる場所へ
今 この思いを届けにゆこう
君がいる部屋へ
あたたかな灯りがともる君とふたりで笑える世界へ
迷わず駆け出せ
大切な約束の言葉
クリスマスの夜に
サンタの袋につめて
悩まず走り出せ
大事な愛の言葉
イブの朝からずっと
この時を待っていた
右に左に繰り返し揺れる思い
今 僕は自ら この手で止めて
止めたら言いにゆくのさ
君が好きだと…
これを逃したらもう永遠にチャンスはめぐってこない
だから
手のひらでぱっとつかんでもすぐに消えちゃうはかない雪の舞う白い世界の中を走り抜けて
白い息をきって七色の光をまとっていくつもの見慣れた街の景色を通り過ぎたら
あなたの住む家が見える
坂の上のかわいらしい小さなあの家に今すぐ行くから
サンタは煙突からじゃなくて玄関から礼儀正しくおじゃまするよ
暖炉の横のソファで眠る君のまぶたをあけに
目覚めた君にこのおかしなサンタのかっこう見せるために
見えないソリに乗ってゆく…