詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
百万回の涙を流しても 悲しみで日々をぬらしても死ぬまではわからないさ
百万一回目の喜びに勝るものはないから たとえ嬉しいことや笑えることにめぐりあえなくても
生きているという事実だけで素晴らしい それを否定する理由はどこにもない
欲望やしらなくていい事 しらなくてすむから ある意味では一番 だれより幸せな人生を歩んでるよ
僕がいえるのはこんな馬鹿げた事だけだけど
聞いて
君にも だれにも
いつか くるんだ
笑顔の数が涙の数を越える日が
百万回の悲しみも
たった一回の喜びですべてパーにできる
だって
百万回の悲しみを
感じ続けてやっとの喜びに出会えた人だから
そのはずだ
だからかならずしも
数多くの喜びや嬉しさ、幸せな笑顔浮かべられなくても心の中の光が消えない限り百万一回目に出会える喜びがまだあるよ
雨が晴れに変わる瞬間のように
それはうそみたいにやがて心を朝陽が照らす
そんな日がだれにも来る
そんな時がだれにもある
いつか、としか言えないけれど
ホントだよ
うそだと思うなら
根気強く待っててごらん
そのうち
陽がさすよ
そのうち
雨はやむよ
そのうち
笑顔もどるよ
すべて
むくわれるよ
ふかい悲しみも
底のみえない孤独も
すべて
うめられるよ
たった一回
されど百万一回目中の一回
とても貴重で尊い一回が君に贈られるよ
笑顔の数が涙の数を越える日に
笑顔の数が涙の数を気持ちだけ追い抜く日に
めぐりあうよ。
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君が自分らしいと思ったのが君らしさ
そして、
君が人間らしいと思ったのが人間らしさ
そうだ、
らしさとはその人が自分で決めて自分で自分らしいと思うことをするかららしさなんだ
難しく考える必要はない
それぞれに自分に似合ったらしさがあって
それぞれに自分にふさわしいらしさがある
それでいい
それでいいじゃないか
決まった答などないさ
「これが一番自分らしい」
そう思ったのが自分らしさだから
気取る必要も
遠慮する必要もない
いつもそれでいい
間違いなどない
そのファッションおかしいよ?とか
その態度はおかしいよ?とか
そのしゃべり方おかしいよ?とか
そんな声は自分らしくいようとする君を疎ましく思うただの雑音だ
聞き流せ
スピーカーに入るノイズみたいなもんだ
迷わずピー音を入れてやれ!
いいんだ いいんだ
君が決めたなら
それでいいんだ
それが自分らしさだよ
他人や親に聞くもんじゃない
聞くまでもなく
君がいつも自然に振る舞う仕草やくせにらしさは隠れてるはず
だから、
探してごらん
自分らしさを
見つけてごらん
自分らしさを
増やしてごらん
自分らしさを
自分しかもってない隠れた才能 見つかるかもよ
自分しかもってない隠れた能力 わかっちゃうかもよ
だから、
探してごらん
自分という人間らしさ
見つけてごらん
自分という人間らしさ
増やしてごらん
自分という人間らしさ
自分+人間=(は)結局どこまでいっても自分なんだね
だから自分しかないんだね
だから自分は自分でしかないんだね
自分は自分という人間以外のなにものでもないんだね
だから、それでいいんだ
それこそが自分
それこそがらしさなんだから…
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出会いと別れ繰り返す毎日にまた出会いまた別れる
悲しい運命は回る
めぐる季節の中で
出会い頭に遭った出来事ははたしてつまらない偶然なのかなんなのか
ぐるぐる回転して混乱して目がまわるくらいの忙しさに今日もあぶくぶくぶく泡を吹いてバッタバッタ目の前につんのめる
さよならとはじめましての季節がくるたび人は大切な気持ち抱きしめる
いつもさよならとはじめましての季節は人の心におとずれる
一年に一回じゃないんだ
さよならとはじめましての季節は。
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今日も回る
何かが回る
目がまわる
季節が回る
時計の針が回る
スケジュールが回る
ぐるぐる回る
いろんなものを巻き込んで
いろんなときに何かが回る
いろんなスピードでいろんなタイミングで
ぐるぐる ぐるぐるまわるだろう
それに人は喜んだり
よろこばなかったり
落ち込んだり 落ち込まなかったり
いろいろ いろいろ沢山あるんだ
ぐるぐる
ぐるぐる
命も回る
死んだり生まれたり
ぐるぐる
ぐるぐる
まわるけれど
まわらないものもある
とまったままずっとめぐらないものもある
途中でまわっていたり動いていたものがとまったりする事もある
たとえばね
心臓がとまったり
生まれてきたばかりの心臓がはじめてその鼓動を刻んだり
どこかで最初のぐるぐるが動き出し
どこかで最後のぐるぐるが止まる
そんなあたりまえな事がなぜか今日も悲しい
今日もそれを誰かが誰かを眺めてる
ぐるぐるゼンマイが回ってやがて力をなくすように命はつきる
どんなに健康でいたって気をつけてたって
回せばいつかとまるから
涙は風に流れてそのうち笑顔に変わるけど
その涙を流した記憶はずっとその温度や意味をたもったまま
ぐるぐるまわる
きりもなく
ぐるぐる回る
地球がとまりでもしない限り
ぐるぐる回る
その繰り返しは終わらない連鎖を続ける
何らふつうの日も
なにか特別な日も
いつもぐるぐる回る
気持ちといっしょに
いつかからからゆっくり回ってやがてとまる
それがすべて。
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隣の奥さんは旦那さんと今月中には離婚するらしい
別に僕にはなんの関係もないけど
風のウワサで小耳にはさんだだけ
自分のことには早耳ですぐ気づくくせに
他人のこととなるとまったくの無関心
つねに頭にあるのは自分を中心とすることだけだよ
自分という銀河系の周りをまわるのはまたしても自分で他人などずっと彼方見えないくらい
そのすべてが宇宙
他人のことも考えているよなんてどこまで僕って人は勝手なんだろう
自分で自分に言ってみたり なんてね
少しは他人のこと
世の中のこと 気にかけるべきだよ
新聞読むなり
テレビで情報集めるなり方法は様々だろう
なんて言う奴らのうるさい声が今日も耳の奥で耳鳴りのように長い余韻を残し響いてるよ
自己中心的人間たちの宇宙のすべてが破滅するときは
きっとこの世界が破滅するときだろう
ばかに処方する薬はないんだと薬剤師は熱く語る だから
自己中心的人間たちのに言える言葉などもうたぶん残されてない
せいぜい自分で治すことだな!
僕よ おまえよ
全世界の自己中心的人間どもよ
自業自得だよ
せいぜい苦しめや
宇宙の彼方で叫ぶ被害者たちの声が今ならなんだかわかるよ
でももう遅いかな
宇宙はもうここにはないし
それでも手のひらにおさまるくらい小さな宇宙ならここにある
ほら 君っていうもの好きな人がなぜってくらい愛しくてまぶしくって
僕は幸せ者だって感じたよ
だからもう自己中はやめてみんなのこと
世界のこともう少し考えるよ
今 何かが変わった
自分の中で
こころの中で
そんな気がする
ある日、雨のあがったあとに出かけた公園のブランコ漕ぎながらそんなこと考えていたよ
わがままに広がる無限なる宇宙はもうない
あるのは君っていうお手ごろの広さにとどまる愛の小宇宙だけ。
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悲しいくらいに何度も挫折繰り返して
たくさん失敗をしてきた数だけ人は強くたくましい人になれる
やさしい人にもなれる
涙の数だけ
悲しみにたえたつらさや苦しみがいつか叶う夢の花を咲かす種なんだ
そこからはじまる新しい物語に今新しい明日というページがきざまれる
予想にもない出来事が君を待つだろう
僕を楽園へいざなうだろう
何に期待していたのかわからなくなるような未来にはならないさ
だから
スキップ
スキップ
スキップ
笑おう
歌おう
楽しもう
そのための今なんだから
そのためにある人生だから
飛び出せ!
自分で描いた明日へ
ただ誰かが描いてくれるような明日じゃなくて
自分の明日や未来なんて自分自身で描くものだから
さあ そんな大切な事を当たり前だというならはじめから描くんだ
自分だけの明日を
自分だけのキャンバスに
自分の色で
自分の描き方で
自分の思った通りに
何がじゃましても
ゆっくりゆっくり
その夢を形にしてゆこう
その夢を明日にそのままうつしとるように
さあ はじめよう
自分だけの物語
今からでも
ここからはじめよう
新しい明日を。
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変わらないもの
変わってしまうもの
時間が変えるもの
自分が変えるべきもの
それらに苦しめられたり泣かせられたり
さんざんな日々が僕をほら今日も拐かす
後ろの席のイタズラ好きな男子生徒がちょっかい出してくるみたいに
それはとてもうざったくて
たまにそのちょっかいがなんだか変に恋しくなって
春が待ち遠しくて
寒さにふるえながら
コートの襟を立てる僕は雪にうもれて
冬になけばあたたかい春を
夏になれば寒い冬を待ち遠しく思って
早く来ないかなと言いながらも
待っていた季節に鳴ったらなったで暑いだの寒いだの文句をならべるんだ
飽きてもしょぼくれても繰り返される日々は
正しい時刻をいつも指し示す時間とともにやがて僕をどこか遠くの空の彼方にある国に連れてゆく
何かを今日も不安がって
何かに今日もおびえてる
楽しい事などあれからひとつもないな
いつの今日もいつかの今日も変わらず
ひとりだけでまわる生活が僕を生かしまるでレコードみたいにいつまでも時代に馴染めないアナログ人間の僕はいつの今日にもきらわれて
流れゆく時間の外側で夢の中さまよってる
外野を守るべき人なのに他人にまかせてただ突っ立って見てる人みたいにサボるだけですぎてく毎日
自分を責めることもできず
誰も呆れて責めないから
ずっとゆるされてばかりの甘っちょろい生クリームの中
ただ時間に混ぜられながら
自分という人間の完成の時を待ってる
いつか楽になれる日を待っているんだ
いつかの今日もいつの昔も
どのような明日もただの日でも
僕はただかかしみたいに突っ立って他人の頑張る様を羨ましく思うこともなく見ているんだ
いつもいつも
死という終わりが僕の心臓の活動を停止させるまで
飽きることなく見ているんだ
退屈と憂うつと虚無のえんがわで。
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生きている感覚
もっと感じるんだ
僕よ すべての生きている感覚見失ってわからなくなってる人たちよ
この人生が終わりを告げるまえに何かひとつでもみつけるんだ
生まれられた事への喜び
またそれに感謝できるような事を
それが明日に虹を架けてゆくよ
明日にはその虹をわたっている姿が目に浮かぶよ
ほら
あるきだしなよ
生きているあかしに
ほら
大きく息を吸って吐き出してごらん
疑う余地などないだろ
君は生きてる
生きている感覚
こんなもんじゃないはず
楽しく生きるにはそれなりに苦労するけど
おそれず歩きだしてみな
それが明日へと
果ては未来へと
つながる小さくも大きな一歩なんだから
最小にして最大の飛躍なんだから
自分 信じて
進んでごらん
かならず その先に光はある
君が求めてやまない
答がある
だから進め
夜の空には月が君を照らしてるように
いつも君のこと
心配したり守ってくれる誰かが気づかなくてもいるから
それを支えに
月を見上げたら
暗闇もさほどこわくない
大丈夫
君は うまくやれる
大丈夫
君は 夢みる場所へゆける
その素質がある
その資格がある
だから進みなさい
思いのまま
やりたいように
自由なつばさ広げて
生まれたあかしに
夢をごほうびとして自分に捧げなさい
それがこの悲しい世界で唯一ゆるされるせめてもの神からのつぐないさ
君を救えなかった僕からのつぐないでもある
どうぞ僕など置き去りにしてどこまでもゆけばいい
それが君のためになるなら僕は笑って見送ろう
最後のメッセージ
いえなくても
君が笑えるなら
僕は幸せだ
それでいいよ。
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正しい事ばかりしてらんない
だからときには悪魔になって
正しい心をとりあえず横に置いといて
正しいように見えてもなんかおかしい
そんなヘンチクリンなルールや決まりを無視して ガードされた看板も標識も蹴っ飛ばして
自分の正義や
正しいと思うキモチをつらぬいてうったえる事も必要だ
それを悪魔だといわれても断固何も言わずにさあ程々なほどやるだけやろうぜ
それがみんなの間違った意識やルールを変える力と化すよ
悪魔はきっと自分じゃなく
そんな正しいルールや決まりを黒く染める奴らの方だと
常識はあくまでもみんなの意見を総合したものをうつしとったカーボン紙のようなもんだから
重ねすぎれば間違いや線のはみ出しがあって当然だ
ルールも変わってきちゃうね
時代が新しい世界の改革を求めればなおさら
悪魔が必要な時代になるとは
なんともおかしな世界だよな
悪魔だって悪魔だってやさしいってとこ
見せてやれよ
悪魔も見てらんないってくらいの悪行はびこる世の中なら
さあ 行動せよ
さあ 今すぐ に。
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本当の気持ちはいつだって自分に正直で素直なはずなのに
いつも人前にでるとなぜか思うようにいかなくて言い訳ばかりしてしまう
本当は君が好きなのに伝えられない今もそんな僕のせい
今までの人生の中でもしたかったけどできなかった事がある
思い出せばそれは悲しくても僕の責任でだれのせいでもない
だけど…また言い訳ばかりしてる僕が逃げ道を走る
時おり追いかけてくる不安な気持ちや日常の影を気にしながらうかがいながら
だって…また僕はそんな言葉でその場をやり過ごそうとしている
振り返ればすべてがまるでうそみたいなお芝居みたいな時間だろうだけど
苦しまなくちゃいけない今はとてもそんなふうには考える余裕などなくただ今目の前にある仕事を片づけるのに精いっぱいで涙の川も涸れてしまったよ
暗い暗い海の底でひっそりと泳ぐ深海魚か自分の心に鍵をかけて閉じこもる少年みたいに人ごみを避けてわざと暗い暗い孤独な場所に逃げる
仕方ないじゃないか
それもまた人間の弱さのあらわれだと思って見逃してよ いつもみたいに
心に平穏がおとずれる日を僕だって願ってるけど日々の冷たい風や大人たちのあのさすようなまなざしが嫌いなだけだよ
社会は地獄だとなにかの本で読んだよ
少年は瞳をとじる
永久に もしかしたら
少女は雨の中に立ちつくしてわかるはずもない答を探す
それが無意味だとしてもなぜかそうしないではいられないよ
明日もずっと
ホントの言葉
心の中にあるゴミ箱に捨てちゃうのかな
自分だけを守るための姑息な言い訳で
歩きづらい道をかためて楽に楽にただ世話してくれる誰かのすねをずっと一心不乱にかじり続けるのかな
それはがんばる事じゃないよ
おきまりの言葉だけどどんなに悲しい今を抱えてもどんな場所を居場所に決めても歩きだした人のほうが絶対えらいと僕は思う。