詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕はその奇跡によって生まれ ここにいる
6面中 6〜1が当たる確率はすべて6/1
だから人はその6から1の確率で
サイコロを転がすように僕は出た目の数に等しい境遇を手にした
神の手が死という運命を作り
悪魔の手が苦しみや絶望といった負の宿命を授け
あわれんだ天使の手がせめてと僕に絶え間ない幸せを与えた
その6/1の確率はすべてがすべて素晴らしい事じゃないが
6/1中 確率はいつも変動するから
今日はだめでも明日はうまくいく
そういう日もある
今日は6かもしれないし1かもしれない
だけどなにがでるかわからない不安とドキドキ感があるからスリルが楽しめる
今日がだめでも運命だけが左右するとしても確率は6通りにとどまらず無限通りあるから
大丈夫 大丈夫と自分を励ましていく
その確率はたとえばの話
6通りあるとして
運命はどんな境遇でも関係なく変えられるし変える権利がある
何通りだろうと同じ事だ
サイコロの目なんか気にせず自分は自分で自分の未来を描く
運命なんか宛にしない
運命は決まってない
サイコロはもうふらない
サイコロふって幸せが手にはいればそれほど楽なことはないから
ここらが限界と勝手に決めずにサイコロなんかに頼らずに自分は自分のままどこまでもイケると思え
限りなんかないから
命がいつかつきようが今はまだ遠い話
終わりなんか見えないから
確率なんかに寄りかからずに自分の足で真実をつくってゆけ
予言や占いや天気予報もくだらないよ
けっきょくはすべて機会やある法則による検討
絶対じゃない
予報も晴れだといいながら雨の日もある
所詮予報は予報
占いは占い
真実とは別物さ
だから 確率なんて考えず
ただ自分が真実だから
まっすぐ自分を信じて惑わされない道を行け
確率なんてアホらしいぜと笑う君がどこか頼もしく見えた。
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小さくたっておろかだって人より足が遅くても君は君しかもってない光をもつ人
だから"自分"というものを信じてゆけ
その枠を時々はみ出したくなってそれでもはみ出せなくて困り果ててしまう
それでもいいじゃないか
自分でもわからない光だから気づいてないだけ
そのうち気づくときはくるよ
それまで自分という存在をもうちょっと我慢しよう
自分というたった一人の存在の価値を自ら汚い言葉で打ち消さないように
自分という存在を信じてゆけ
自分という大切な人を認めてやれ
厳しいばかりでは見えない光もある
自分の痛みは一番自分が知ってるはず
苦しみも誰よりわかってるはず
それはただ単に自分だからだけど
それはステキな事だ
だってその痛みや苦しみは自分しか味わえない自分だけの感覚
だから他人はわからない
でもわかろうとしてくれる人もいる
本当ご苦労な事だ
見えない痛みも感じれられない苦しみもあたかもわかったように話す友達
ごめんね 僕は素直じゃないんだ
ごめんね 本当は嬉しいんだけど
まるで自分の事のように思ってくれるあなたが羨ましかった
自分というものの存在価値がたまにわからなくなる
消えそうになる
でもあなたがいるから僕はいられるんだね
あなたがいなければ僕もいない存在だから
自分は他人に助けられてる 命をつないでもらってる
分け合ってるその痛みも苦しみもすべて自分だけのものじゃない
あなたの痛みや苦しみでもあった
今 わかった
自分の間違いが
正しさの中の過ちが
涙が光って地面にポタリしずくが落ちた
それも君の悲しみなんだよね 痛みを感じようとしないと他人は無視するだけだけどあなたは違った
僕の悲しみはあなたの悲しみ
そんなふうにあなたへと僕の感覚は直接伝わるんだね 僕が痛がるなら君も痛がるように思いは通じ合うもの。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
あなたが僕とは付き合えないって言った瞬間
恋の風船は割れた
パンッってスゴい音を立てて君には聞こえない僕だけに聞こえる衝撃音が鳴った
響いた
僕の恋は終わった
いやいやまだまだこれだろう
その自信はどこからわいてくる?
そう言ってみた自分でもわからないけど
風船をまた膨らますような人があらわれたらいいなと思ってるよ
そのたび割られたんじゃ悲しいけど
頑張ってるつもりだ
どうか誰か風船を割らないでもらってくれる人居ないかな
たくさんたくさん膨らんではすべて割れて
その残骸見れば悲しくなるから
もうそろそろ出逢えないかな
バカみたいに信じてる赤い糸で結ばれた運命のレディー…
姉さんこちら手の鳴る方へ 僕は呼んでみる
いつまでも出逢える日を楽しみに待ってるから。
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この足が止まるとき
前進が止まるとき
それは僕が死ぬときだ
あほらしいくらい当たり前な事にも涙してしまう
現実はいつでもリアルすぎて生々しいんだよ
痛いのとんでけっていって子供をうながしてる団地の母親を今朝見たけど
おかあさん小さいうちは花だよな
そのうち絶望に打ちひしがれるから
子供に伝えたい
ああ 伝えてえ
大人たちの苦しみを
またその姿を
悪気はないが教えたい
こんなにも大人たちは君ら以上に悩んでる事
君らもまた苦しんでるだろうがそんなの比にならないくらい我々は宇宙人だ
違う我々は苦労人だ
子供の苦労
大人の苦悩
決して天秤にかけていいもんじゃない
だけどとても苦しいよ
まるで地獄を絵図を少しかわいく描いてしまったような日々
君らを待つのがどうか僕らのような絶望を抱えて苦しむ未来にならないように
今の大人たちがこの世界を変えていくのだ
平気で道ばたにポイ捨てするような汚れた心じゃ明るい未来は当分期待できない
だから子供たちは悩んでんだな
大人がしっかりしないから
子供もゆがんでくるんだな
間違った正しさを記憶して 罪を問われる子供は大人の間違った姿を正しいと思ってやった
だから本当に裁かれなきゃいけないのは大人でしょう
あいつ等はあいつ等なりに迷ってんだ
眠れない夜もある
歳をくった奴ばかりがものを知るわけでもない
子供だって見てるときは見てる
いろいろ知ってるよ
だから当たり前な事も忘れてる大人よ
自分の過ちを棚に上げて子供をしかる権利はない
さあ謝れ
子を育てるのはいつの時代も大変 難航を極める
だけど確実な間違った正しさを植え付けたのはおまえさん等だ
鏡に映った自分の醜い姿をそのままうつしとったかのようなお子さんですね
その一言正直痛いでしょ
ならば考えてみなさい…
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
勉強が嫌い
人付き合いが嫌い
嫌いと苦手は違うものだけど
おなじようなものだ
大人になってからは少し嫌いが増えた気がしたけど我慢することでなんとか嫌いを苦手におさめている
嫌いよりは苦手のほうが生やさしいから
やっぱり嫌い 嫌い 大嫌い
嫌いなものは嫌いだよ
嫌いから抜け出せない
食べず嫌いじゃないんだ
ただ好きにだけはなれない
そんなものです
嫌いっていうものの末路は
嫌いっていうものの最後は
やっぱり嫌いなままだよ
嫌い 嫌い 大嫌い
でもなんとなく嫌いなものもある
嫌いは嫌い
だけれどなんか
なんとなく好きになれなくてもひとつくらいは気に入れそう
そんな僕は勝手ですか
どんなものより好きなあなた
僕がなかなか言わない言葉
君は簡単にいわせてしまう
だから 好き 好き 大好き
大嫌いなくらいに大好きなんだ
わかってるのかい?
嫌い 好き 嫌い 好き 大嫌い 大好き
矛盾する思いはなんなんだろう
教えて ベイビーガール…?
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
いつの間にかパズルは完成しているよ
君が願ったとおりにパズルは繋がるよ
永遠に散らばらない
人生というパズルが
君だけのパズルが完成しているよ
淋しいくらいこわいくらい切ないけど
パズルは夕暮れの入れに染まってやがてすべてステキな絵になる
人生という絵になるよ
だから泣かないで泣かないで
二人の手で最後の愛のピースはめよう
はめたら逝こう
一緒に 一緒に逝こう 一人にはしないよ
死というピースもこわくないから
今 終わりにしよう
頑張ったね お互いに
悪くはないさ
悪くはないさ
僕らはただ運命のままに生きただけ
それで正しいんだ
それで正しいんだ
きっと僕らは
暮色に染まった空が手を振る
さあ ゆこう
痛くない
ただ安らかに眠るだけ
あっち逝ったらまた話そう 遊ぼう 毎日 楽しく過ごそう
そう生きていたときのことなんかなにもかも忘れて
愛すことだけ考えよう
もうその後は
もうその後の事はすべて僕もわからないが
きっと大丈夫
僕には君
君には僕がいるから
きっと平気さ
だってこんなに最後に見る世界がきれいだもの
だめなはずなんかないさ
大丈夫じゃないはずなんかないさ
だろ?ガール
天へと続く滑走路
走っていこう
今 まとわりつくすべて亡者の手もすべてなぎ払って
逝こう ゆこう 逝こう
夕暮れみたいなきれいな世界へ 二人でゆこう
今 今 今
僕らは何度も薄れてく景色をうらやんだ
だけれどいいんだって目を閉じた
その後は誰もなにも知らない
きっと二人は
きっと二人は
そのあとはわからないから何も言わない 何も言えない。
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昔どこぞの国に双子の二人の王様が住んでたとさ どちらが国を支配するかでもめてたんだ
仲が悪くて分かち合えない二人は面倒だからと範囲を決めて
ここは弟様の支配下
ここは兄様の支配下
と決めたんだ
でも見た目には変わらないし判別することの難しい二人は時々間違われるよ
喧嘩するほど仲がいいとよくいうけどこの二人にはどうやら無縁らしい
だけれどそうでもないような場面いくつか見受けられるよ
二人とも互いを憎んでるわけじゃない
だから二人で国を統一する日もそう遠くない
あとは違う二人の意見をうまくまとめるだけにおさまってる
弟はのんびり屋で争いごとが嫌いなやさしい王様
ところが兄は気が短くてすぐに怒る気性の荒い生意気な王様
育ったところはおなじ親もとうぜんおなじなのにどうしてここまで違うんだろう
こんな似ても似つかない二人だけど兄の国にはやっぱり兄とおなじような性格の人が集まり弟の国にはやさしい人が集まった
ひとつの国の中に二人の王様と半分に分けられた国
悲しいけどそれがやっぱり正しい
やさしい国をつくりたい弟は兄の国にはやっぱり関心が持てなかったみたい
兄弟でも目指すものが違えば離れるよ
でもやがて兄の国は互いが互いにわがままな人ばかりなので争ってとうとう兄の国ごと滅びたんだ
弟はそんな兄に手をさしのべた すばらしい兄弟愛だ
兄もその弟のやさしさにふれ考えをあらためた
やさしさというものを身をもって肉親の弟に知らしめられたから
兄は痛く弟に感激し弟のやさしい国づくりのために滅びてくちた兄の国を再建してひとつの国をつくった
あくまでも支配者じゃなくまとめ役だと兄は笑った
それから何十年と経ってすっかり二人も歳を召して王様をやめるころかつてその二人は喧嘩してたなんて国民は疑うのでした
だって今こんなに二人は仲良しだから。
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あなたをちょこっとだけ愛してる 僕は
二度と会えない気がするけどそんな曖昧な言葉で別れたあの道
長い長い距離を歩いてきたな この僕も
夕暮れみたいなあたたかい思い出くれた人よ、また会いたいけどゆくえ知らずだ
誰かが僕の安い人生の途中話を聞いたら鼻で笑うかなぁ
まだ中盤なのにあきらめムードでもう人生終わった顔でせっかくの若さを無駄にするようにやり直せるものもなにもかも手をつけずに見て見ぬフリ
ちょこっとラブですよ
僕はあなたに
そしてあなたを愛してるくらい自分にもラブ
自分も愛してる
少し今夜は悲しいんだ
めずらしく満月の夜
なにもかも消えゆくがいいさ
時がすべてを水に流すように幻にいつかしてくれる
悲しい思い出もイヤな記憶も そうさ
すべてあの月のように思い出す暗い暗い記憶の引き出しの中から取り出して眺める時以外輝かない
一番さいごのページに記すのは
悲しいくらいうっすらとした文字のさよならひとつだけ
僕の時計の針から数字が 消える日が来るまで僕はたぶん明日も性懲りもなく苦しみにやられながらも何か宛もない光信じてきりもなく繰り返す 日々
今日から明日へ
夜から朝へ
またその逆へ思いをとばしたり振り返ったり
いろいろして 暮らす
思い出の鉢植え育てながら
枯れないように水をやったりして
暇をつぶしたり時間を失ったりするよ
まるで食物繊維みたいに
生まれては死に
生まれては死に
誰かが繰り返す連鎖
夢うつつな気分でみんなやがて目を閉じるんだ
永久に 永久に
いつかあかない世界へ
この光におさらばする時がくる
それまではきっと僕は繰り返し繰り返す
運命なのです
悲しくとも
切なくとも
それが人の運命(さだめ)とあらば頑張れるよ
僕の目に映る世界に 世界に終わりがきて滅びゆくまで
命限り燃えていく…
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旅は道連れ世は情けという言葉にあるように
少し意味は違うけど
僕は君の人生を道連れにして僕と歩く
そして了解の上で愛し合う
でもどこか僕が君に情けを受けて愛してもらった気がするけどぜんぜん気にしてなんかない
僕が君を愛してる
そして
君が僕を愛してる
今はその真実だけで僕はとびきり幸せだ
心は満ちてゆく
体中幸せで満たされていく
だから
僕は大丈夫
君がいるから
僕は 生を保てている
その二つの真実が僕の存在を許す紛れもない真実 真実 真実。
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猫は尻尾を満月にかざして今夜も揺らす
ゆらゆら ゆらゆら
満月もそんな猫を見てニコニコ笑ってる
くだらないくらい当たり前な夜だ
だけれどそんな当たり前な毎日を愛す心
愛せる気持ちがくだらない毎日にちょっとしたピリ辛スパイスまぶしてくれる
信じてる 信じてる
僕も満月も猫もみんな
信じてる 信じてる
そこの君だって本当は
当たり前なくらいステキな夜に満月を眺めてきれいだと思える心もまたきれいだと思う
そんな気持ち忘れてないだろ
幼い日々に捨ててきたわけじゃないでしょ
だから笑え 素直なまでに…
猫は今夜も尻尾を満月にかざしておなじ日々を何度も何度も繰り返す
悲しみ 喜び いろいろ大変だけど
そんな毎日がまた幸せでもあると笑ってる
ゆらゆら ゆらゆら
君があくびしてる今日も積み木は積まれてゆく 時間は過ぎる
すべては満月のむこうへと消えていくために
だけれど忘れないでいて
今感じたときめき
いつしか終わりがきても笑ってさよならできるように
精いっぱい負けずに笑いなさい
尻尾を思い切り激しいくらい振ればいいんだ
猫のように ねえ
すばしっこい夢をつかまえて
未来に転写して
ほら きれいだよ
だから満月は猫の尻尾を見て笑う
頑張るあなたの姿を見て笑う
だから君もせめて好きな人に認めてもらえるため頑張れよ
不器用でも自分なりでいいんだ
肝心の尻尾が 短くても それは君の個性だ
気にせず恥ずかしがらずに振ればいいんだ
短いなりに目いっぱい
できる限り ほら
努力あるのみ
前進あるのみ
そうすりゃいつか見える
あの満月のような光
今 体中 満ちてく
落ちていく夕陽みたいな 真っ赤なぬくもりが僕を抱きしめるよ
猫も満月も満面の笑顔
そんな日々よ 又いつかの夜で逢おうネ…