詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
見えないこたえを探しながら僕らを乗せた汽車は走る 猛スピードで
時のレールをただひたすらに走る
黒いそのからだを輝かせて汽笛鳴らして
今日も終わりに向かって
僕はただ勝手にちがうと逆らいながら
なにもできず
それでも生きていて
すべてがこたえのないものに埋め尽くされた世界
だから僕は僕自身
各々でこたえは決めるものと歌う
僕はただの人間だ
されど幸せな運命を背負って生まれてこれた人かもしれない
終わりがあるからこそそれまでの時間がより鮮やかに輝く
そう思えた日は第二の誕生日です。
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いつからか言葉に人は頼りすぎてしまい
愛も人情もつまらないと偽りでごまかし清い心を自ら捨てた
そんな愚かな人たちは笑顔さえ手放し機械まかせの時代を望んだんだ
素晴らしいこの世界よ
誰もが幸せでいられなくちゃ腐ったも同じ
森をお構いなしにめったやたらに切り開き
建物を建てまくり
鳥たちや花たちはきっと人間を怒り心頭の気持ちでうらんでんだろう
なにがエコだ
なにが自然保護だ
たばこを捨てる奴
その先の未来を生きる人たちを無視して自分が生きてる間だけ素晴らしい環境であれば小さなことだとあざ笑う奴ら
人間になぜこうも神様は自由なからだを与えたんだろう 話もできるしカンタンに人は人を殺められる
神様は人間の中にある悪意に気づいていなかったとは思えないから
それはきっと僕が思うに神様は人間にその自由なからだを使って限りある人生の素晴らしさを伝えたかったからで
決して人を殺めたりさせるために与えた感情じゃない 予期できたからこそ神様は人間を信じ人間の中にある善意を試したんだよ
愛しあい感じあい手をつなぎあうことができる人間はやっぱり素晴らしい
あの人はいい人だぜ
なんて戯言を言いながらも
じつはその人の中にみる影に気づいてたりするもんだ
わからない事ばかりだ
じつは死にたくなるほど悩み迷い頭を抱える日がある
無数の扉があるアリ塚みたいな迷路の中に迷い込んで
いつも…
ばかな人間共よ
自分らがやってきた破壊行動を悔やむがいい
そして死ぬがいい
自分がやってきた罪をいやというくらい知るがいい
津波のように迫りくる罰を受けよ
世界の終わりにこの歌を歌いたいな
事態が重くなってから嘆き出すやつらに向けて いつかね
罪なき人よ
ただちに安全な場所へ逃げよ!
罰を受けるのは
罪な奴らだけさ
歌う この歌を聴け!
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冬の雨は冷たい
あなたの手のように
僕があなたの手を冷たくしてるのか?
あたたかく包んでやらないから
それならちっぽけな僕は意味をなくす
冬の雨にカンタンに流されて 排水溝に吸い込まれる水のごとく
ただ冷たい手をした君に悲しみを背負わせたままで僕一人唯一永遠が許された死の世界へ逃げる
もうすぐ夜明けは近いけど君は昨日の朝から流す涙でおぼれかけている
窓の外はやはり土砂降り
昨日の続きで悲しみは新しい朝さえも黒く塗りつぶす…闇
一面の景色は細い糸雨に覆われてその先の光さえ未だ見えぬ
見えるのは漆黒の闇 ただひとつ そう
ただひとつのみだ。
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頭隠して尻隠さずの意味はわからないけど
僕の場合頭は隠したものの
尻を隠せないでいた その結果悲しみに見つかっちゃった
おとぎ話の中の羊みたいに隠れ上手な羊ならば狼に食べられないですむのに
残念ながら僕は嘘や隠し事をうまく隠せない質(たち)でして
隠してるつもりでもすぐにバレちまう
どんな名探偵でも解けないなぞなぞ
どんな大泥棒でも盗めない代物
僕はもってんだ
この手に握ってんだ
いや…ちがうかな
僕のほうが握られてるのかも
すべての権利を
それでも僕はいいんだ いいんだ
アンデルセン物語のようにただ楽しいだけの日々でかまわない
それこそが夢
君とみていたい夢
夢の終わり
目覚めるまで
サヨナラの鐘が鳴り響くまで君と二人このリアルな物語の中で精いっぱい笑ってたい
また悲しみに出会ってしまっても 僕ら二人なら
どんな壁も困難も越えられる
どんな問題にぶつかっても二人は二人でいることをやめない
二人は二人のまま
それを生き甲斐にしてお互い生きているから当然の話だがずっとずっと一緒に生きていきたいよ
おふたりさん…
おふたりさん…
渋い声で言わないでね
歌謡曲みたいに聞こえるから
どうか言葉にするなら
明るく前向きに
どんな不安が胸の中で渦巻いていても
笑顔で 真顔で
うたをうたうように言葉にしよう
愛はここにある
愛し合う二人だけが見える真の愛が僕ら包み込んでる
ほら ほら おふたりさん どうかお幸せに…
なんて関係ないやみたいに遠くで言うよ
愛よ 愛よ 僕らと踊ろう ずっと側にいて
それは愛 君もだよ
二人と一つの愛でひと家族
それでこそ幸せって言えるもんだ
胸を張って高らかに愛を叫べるんだ
だから 愛よ もう僕は用済みだなんてゆかないで
二人にはまだ必要さ 離れたら悲しいよ…
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愛がこの場所を離れた日は悲しい記念日さ
今日という日はずっと憶えていなくちゃね
また同じ失敗で愛を手放さないように
違うことでサヨナラ言われちゃ元も子もないけどとりあえずはこれだけは心に刻んでおく
いつかサヨナラした日がずっとずっと続く運命の人との記念日になるように
僕は生まれ変われる 新しい翼を生やしたから
それで君とあの空へ飛翔(と)んでいくんだ
今日はなんの日?
君と出会い永遠を誓った日
これからも変わらないよね?
君の前
僕は笑顔でうなずく
その笑顔は永遠を伝えてる
嘘偽りのない愛を
終わらない愛を
君との日々を
だから今日は絶対
誰がなんて言おうと君と僕と愛を育んだ記念日
記念日だ
いつまでも
変わらず僕らの大切な日
終わりの場所から始まる次のストーリー ゴールがスタート地点に変わる
恋は終わったはずの場所でまた始まる
ここからだ
これからだ
今度こそはかならずだよ かならずだよ
君といつまでも
そう思えた日もまた僕らの記念日
心に鮮やかな光が差した日はすべて記念日にしようね
僕らの愛はいよいよカンタンじゃなくなる
たやすくは終われなくなる
心の中で生まれた光を抱きしめたまま
赤い糸ほどけないようにきつく結ぶ真似をする僕に笑う君
ああ 絶対 記念日
これも記念日リストに加えとこう
いつか 心のアルバムひらいて 見返す日まで もっと もっと カンタンには見終われないくらいリストをふやそう
涙やせつない記憶も思い出だから消さずに喜ばしい記憶の付け合わせみたいにそっと戒めのように添えてこう
ぬかりなく シャッターを僕は切るから
鮮やかに残る 僕の思い出になるよ。
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かわいいあの娘(こ)に一目惚れ
もうあの娘以外見えない
あの娘を見る僕の瞳はもう釘付けだ
釘抜きでも取れません
深く釘はささってるから
ジョーダン混じりに愛してるなんか言いたくないから
言葉にするなら
こんなとびきりのチャンス感じる夜に言いたいな
一目惚れしたんだよ
君に
大好きだって
愛してるって 言わせて
僕は君に釘付け
磔にされたみたいに僕は君にもう魂抜かれてるよ
終わらない永久のメロディーこの胸に響いています
君が大好き
ただ とても すごく
少しずつ切なさと一緒に愛は膨らんでゆくんだよ
君はだんだん輝いて見える 美しい幻がまた僕に笑った
たとえ 叶わぬ恋としても
君と出会えて良かった
そんな恋なら素晴らしいね
そんな恋がしたいよ
君と
叶うなら 叶うなら
ずっと側にいてふるえる僕の寒さをなぐさめてほしい…
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無意識の中で知らないうちに通り過ぎる未確認の時間たち
数字は踊る 僕の前で
でもただ僕は生きることに夢中で気づかないだけだった
季節の美しさも鮮やかな四季の移り変わりも見逃したテレビ番組と同じにするようじゃ僕はまだ幼い子供だね
抜けきらない幼さを僕はずっと抱いたまま
今の今まで無意識の中で夢を見ていた
長い夢を見ていた
その夢の中ではちゃんと感じてたつもりだったんだ そのつもりだったよ
君の涙もすがりたい気持ちも…
でも でも 僕は自分のことに精いっぱい手いっぱいで君を見過ごしてた
無意識の中で
無意識の中で僕は悪魔だったね
はやく心の意識を取り戻せ!僕よ
最愛の人をなくさぬうちに さあ目覚めてくれ!
愛してる
愛してるのは確かだけど一度ほかのことに意識を集めたらそれに真剣になりすぎてほかのことに目がいかない
時折人ならあることだと思うけど
大切な人の涙やもろもろを見過ごすようじゃ僕は君の恋人として失格だね
ああ されど君をそばにおいていたい
矛盾している
交錯している
どちらでもなく
どちらでもある
曖昧な気持ち
僕を苦しませる
君はもっとそれより苦しい
わかってる…
なんて また
僕は自分が情けなくなってしまうよ
意識をもっていられる今みたいにできるときはできるのに
なぜ 意識は彼方にとぶのだろう
無意識の中でふと頭をよぎるよ
ちゃんと世界をみれてない証だろうか…?
誰か僕に教えて…
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君が悲しい日には
僕の心にも雨が降る
君の心と僕の心は
裏と表のリバーシブル
気持ちはいつも裏返し くだらない事でケンカがはじまる
悲しいのは目に見えてるのになぜか悪魔が囁くんだ
君は表で僕は裏生地だ
悲しみと喜びのリバーシブル
君が悲しい日には表生地の僕の心も君の気持ちがしみてきて悲しい色に染まるよ
なぜか表生地は僕で裏生地が君
これじゃだめだな反対にしようか
なんてやさしさを見せてみても… でも裏生地に君がなることで一番に悲しみにふれる君を守りたいのさ
それでも悲しい雨がやむわけじゃない
けれど少しは少しは君の悲しみも薄まるだろと笑ってみせた僕の真意が明らかにされたあの夏を君は今もおぼえてるかな
その真意
伝わってなかったにしても
悲しみと喜びのリバーシブルは 今でも続いてる
人間のあいだで
誰もが誰かとリバーシブル
ときに悲しくって
ときにうれしくなって
笑ってしまう
不思議なリバーシブルで僕ら重なっている
二人で一つ
その真実だけで十分だとは思えませんか?
僕は想う
あの日と同じくらい暑い暑い夏の午後に
畳に寝ころびながら
耳の奥 通り過ぎる風鈴の音を聴いた
今 思えばその音は君の叫びだったのかな…
なんてことも同じく想う 想う 想う
つよく想うのです
ただ 想うのです
目がくらむほどのきつい陽射しに目をそらしたときすべてが奪われた
遠いようで近い歩幅
中途半端な距離の先で必死に笑う君を見ていた
僕と君のあいだその距離を本当はもっと埋めたいのに
なにも言えなかった
幻が先に埋め尽くしてる気がして 気がして 気がして
とても言える勇気はなかった
ある夏の日の僕の心
その日だけはリバーシブルになれずにあとに僕の心の中とっかかりになっていたんだ
その日は僕ら別々の色 単色 孤高の色。
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人生で僕は何度 泣け何度笑えるのだろう
大切な君の前で
誰かの前で
家族の前で
本気の思いをしっかり声にして言葉にできるだろう
イメージを形にできるだろう
伝えたい
伝わらない
そんなきりのない繰り返しの向こうにある幸せに笑いかけるように僕は生きてる
信じたい
信じてる
だけど時おり 疑う僕の瞳に不安が映る
でも光は捨てない
どんな闇にのまれても
信じたい人がいるから
僕はしっかりとした理性を保ち生きれるんだよ
確信なんかない
だけど ただ
信じたい気持ちが力になって僕を動かす
いつも
いつの日も
だから 流したい
やさしい涙
すべての人の心を揺らすよな
あたたかい涙
やさしい涙を流しましょう
あなたも
幸せのレシピ心の中でめくってつくろうよ
幸せランチ
何ページに書いてある?
君の好きな未来は?
大丈夫 そのうち頑張っていれば想像どおりの未来にゆける ゆける
泣いても
笑っても
最後にたどり着く場所は皆さん 同じ場所だ
その涙は その笑顔はそれまでの時をやさしく生きるために必要な大切な具材さ
心にふっと そっと差しこむやさしい光
泣いちゃうくらい僕にあたたかくていつもなにも言えなくなる
今 この涙が最後です
なんていつも言うけど
やっぱり泣いちゃうときは泣いちゃうな
その場にへたり込む僕を眺める夕陽は明日もきっと鮮やかに世界を照らす
景色を橙に染め上げて
さあ 落ち込んでる時間があるなら
さらなる 次の幸せのレシピ探しましょ
いくよって君が言ってくれたから
僕はうれしくなった
嘘みたいに心が晴れやかだ
完全にやさしい言葉とは思えないけど僕には十分だった
十分だったよ
本気で久々に笑えた日にはきっと見上げた空も晴れだから 僕の心を橙に色づける。
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言葉の国では言葉じゃない言葉は使えない
その国の言葉はちゃんとした言葉しか使っちゃいけない
言葉が 言葉が生まれた国だから
言葉を最もどこよりも大事にする国さ
ばかだとか 人を傷つける言葉は使っちゃいけない
使えば罪になり裁かれる
その国はやはり他国から見れば不自由に見えるけどどこかやさしい国な気がする
その国の国民はみな本当の言葉しか知らない幸せな人たちだけだから
その国の人たちを見習って僕たちも真の言葉を学ぼう
なにが言葉でなにが言葉じゃないのか
そして今まで間違った言葉の使い方をしてあるはずもない言葉を使ってなかったか
考えてごらん
それは言葉であって言葉じゃない
言葉と呼べるのは人を楽しませたり笑わせたり愉快な気持ちにする言葉だけ
それが真の言葉なんだよ
少し難しいかな
言葉の国
僕も早いうち
お近づきになりたいな
僕の言葉の汚さを
言葉づかいの間違ったとこを直して大切な君に真の言葉で愛を語りたいから
学ぼう 言葉の国でホームステイだ!
胸を張って君に好きだとか言えるように
その日まで僕の使う言葉は全て不完全だ。