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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 投稿順表示 〜


[3505] 下界におりてみよう
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


何かおもしろいことはいつも下界にあるという
僕らにとっての下界とはつまり そうさ
窓の外に広がる青空の下さ 太陽の陽射しが照り返す道の上

何か楽しいことを探したいなら
下界におりてみればいい
人間の世界にはじめて関心をもった天使みたいに
羽を広げてさ

天使みたいにきれいな翼はなくても
君は下界におりれる
大丈夫

電車に乗って 車に乗って 自転車にまたがって
移動手段はひとつじゃないさ〜

見下ろせばパラダイス
こんなにも近くに家という最高の天国に勝るともおとらない世界があったんだね
見過ごしてた
怖がっていた

君とも出会えたことだし
もっとこの街を見てみたいな
せっかく生まれた故郷(ふるさと)だから

ゴーゴータウン!
何十年も住んでてもわからない事はある
何十年も住んでたって知ろうとしなければわからない
さあ だから
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう

今すぐに
ありのままのその翼でいいから
少しずつでいい
明るい場所に慣れておこう
暗いとこばかりにいないで
日陰でしか生きれない植物じゃないんだから
じめじめしたとこを好むカビじゃないんだから
繁殖力はないけど…

とにかく下界へおりてみよう
話はそれから
それからだよ

引きこもり人間たちよ
外へ飛び出せ!
何か探しに
ゆけば笑える ゆけば何かわかる

キミを見つめるまなざし
今日もあなたの大切な人はあなたの笑う顔を待ってる
ドアの前 食器を片付けながら
母は唇をかんでノックするかしないか
それだけで心を痛めてる すべてはそうあなたのために。

2009/01/12 (Mon)

[3506] 最低と最高
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


最低だと思う日があるならば
きっと
最高だと思う日も隣にはある

人生はその繰り返しだ

キミは最高で最低な繰り返しの中で生きる

なんて素晴らしいんだ
なんて恵まれてるんだろう

最低と思う日があるから最高と思える日には最低と思う日に流した涙のぶん笑えるんだから
恵まれてないはずはない
幸せじゃないはずはない

そうだろ?

最高の次には最低が待っていて
最低の次には最高が待っている
涙流した日の次には笑顔できる日が待っている
土砂降りの日ばかりじゃないように必ず晴れの日はおとずれる
心にも晴れ間が差す日かおとずれるんだ

最低と思う日があるならば
きっと
最高だと思う日が隣にはある

そんなふうに生きていけば幸せだと思うよ
喜びにひたる日はたとえ明日心に雨が降ろうと精一杯笑う
真っ白い心で
何もかも忘れて
その喜びに全身つかって全身で喜びにひたる
妥協しないで
最高の日も最低の日も
でも無理はしない

そんなふつうな繰り返しを繰り返してるうちにやがて生きてることの素晴らしさや
今 こうして何不自由なく暮らせることの尊さ 命の大事さに自分でなんとなく気づける

そんな光差す瞬間に人は悲しみにひたってる中でも笑顔を忘れないでいられる

そんなふうに思う

だからこそ悲しみを乗り越えて何か喜びにひたる時精一杯喜べる 悲しみも完全に嫌いにはならずにすむ

そんなふうにも思う。

2009/01/12 (Mon)

[3507] 幸せびより
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


なんかコトコト台所で鳴ってるのは今夜の夕食さ
まるで食器やなべたちがオーケストラしてるみたいだ
僕は指揮者になろう
母はうたっておくれよ

楽しい日曜日の朝
なんてさわやかな日なんだろう
毎日がこうなら幸せなのに

でも
1日の中でわずかでもそう思える瞬間があれば幸せ

幸せは多くても少なすぎてもだめだから
幸せにはなれないから幸せになるために
きっと僕らは繰り返すんだよ
悲しい日 うれしい日
雨の日 晴れの日
泣いちゃう日 笑えちゃう日

それでも今日は幸せ日和
涙なんか今日は要らないから笑える今日は関係なく
ほら 精一杯 笑っちゃおう
明日 もし 笑えなくなるならば明日のぶんまで ほら さあ
つよく つよく
笑っちゃおう
笑い飛ばそう
悲しみなんかに負けないで…

おなべが奏でるメロディーはシチューができあがった音
コトコト ぐつぐつ
美味しそう
味見はまかせて
お母さん!

こんな今日を
こんな瞬間を
幸せだといえる事こそが
今 まさに幸せだよ!
僕はもう悲しみからは目を付けられてるから逃れられないが幸せからも逃れられないよ

ほら また 幸せはすぐそこで靴音を立ててる
玄関先
窓辺
階段で
ルッタッタ
ルッタッタ
幸せはいつも人のそばに咲く
悲しみはいつも人のそばにある
でも今日は幸せびより
だから笑っちゃうのだ。

2009/01/12 (Mon)

[3508] 一瞬は永遠より尊く
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


人が一瞬だけ見せる笑顔 または涙
死ぬとき
生まれたとき
生きてる最中
様々な笑顔があるかもね
つくり笑いもね 嘘泣きもね

短い笑顔や涙なのになぜか心に残る 不思議な泣き笑いに心は揺れるのさ

その一瞬はもう戻らない
だからその笑顔は永遠になるのさ

ついもらい泣き
止まらない
止まらない
もらい笑いも
思い出し笑いもすべてが永遠の中へ消えるからもう二度と同じ笑顔は涙は見せられない

すべて いえることは
一瞬は永遠より尊くってこと
だって だって だってなんだから

ふざけたあなたの顔も今 一瞬で永遠に消えたよ
自覚してますか?
たまらず浮かべても無理だよ
さっきの涙や笑顔には似ても似つかない
だから尊い 一瞬の笑顔 一瞬の涙。

2009/01/12 (Mon)

[3509] 欲望とワルツ
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人生という舞台上でみんな偽りという仮面で素顔 隠して生きる貴族なんだよ
社会は世の中は規模のでかい仮面舞踏会 踊るための舞台
金と欲望を踊らせてその身体(み)に罪を背負い
誰もが野ざらしの自由を与えられた罪多き野獣(けもの)だ

仮面の裏に隠したその素顔を見せてはくれまいか
どれだけの愛を注ごうとそれは結局水の泡
金さえあればとんずらさ
そんな小汚いずる賢いネズミたち
自分たちの利益のためなら他人のことなどいとわない、他人の不幸は密の味
今宵は誰をカモにしてこの磨きかけられた金儲けの道具(からだ)を使って
いくら稼ごうか

欲望と甘美なる音楽に包まれてワルツでも
ワインと泥水くらいに違いがわかるならワインも好きになれるけど
私専門家じゃないからワイン全般はぜんぜんわからない

ステップは続く
金しか見えてない
悪いわね あんたの金 ぜんぶ私のものよ
当然よ
あんたみたいな奴とつきあってあげてるんだから
いわばレンタル料ね
つまらないのに話聞いてあげたんだから
銭はもらうわよ
泣くんじゃないわよ
悪く思わないでね
少しかわいそうだけど

これが私悪女の姿
素顔なの
誰よりもだまされた
あんたが知ってるでしょ

もうすぐそこまで
財布までそこまで
それまでくだらない
やりたくもない
ワルツを でも私はあなたとじゃなく欲望とワルツしてるのよ

なんかひとつの人生みたいね
なんか誰かの人生みたいね

思わず 笑いがこみ上げる 夜。

2009/01/12 (Mon)

[3510] かわいそうなペットボトル
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捨てられたのさ
心ない人に
ポイ捨てされたのさ
ポイ捨てされたのさ

ペットボトルくんは川に流されて
やがて川の下流に行き着いた
魚釣りをするおじさんとその隣にはおじさんの背中にもたれて眠る子供

夕暮れ時になり
あたりも暗くなっておじさんと子供も家に帰ってく

僕だけひとりぼっちだ
遠くで影が揺れているのさ

みんな リサイクルしようぜ
リサイクルすればまた使いものになるよ
再使用できるよ
ただ廃棄処分するより絶対地球にやさしいよ

捨てられるペットボトルのことも考えてね
自分たちのことばかりじゃなくて
ただのゴミにしないで
シャツや鉛筆に生まれ変わりたいよ
せめてまたペットボトルに
せめてまたペットボトルに
僕は生まれたい

ペットボトルは旅の中でそんなことを思いながら永い眠りについた

もう僕みたいな犠牲者は出さないで…と言い残しながら。

2009/01/12 (Mon)

[3511] ロリコンORマザコン
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


ロリコンとマザコンってどっちがどのくらいマシなんだろう
シスコンやグラマザコンも忘れないで

愛してる その延長線の彼方にある行き過ぎた愛情の泥沼

それでもあなたが僕は好き
たとえ他人にロリコンとかマザコンといわれても
それでもいいあなたが好き
あなただからこそ僕はいつでも強い僕で毎日生きていられる

愛って強けりゃ強いほど素晴らしいんだぜ
ほら夜が今 明ける

あなたが好き
大切な人だから ただそれだけだけど
あなたを愛してる
大事な大事な人だから それだけで僕は…

当たり前さ

誰になにを言われてもあなたが僕の人生ただひとりの伴侶なんです

それでも僕をロリコンとかマザコンとか言うならばなんでもいい

君にこの気持ちをわかっててもらえるなら僕は幸せ。

2009/01/12 (Mon)

[3512] 誓いの言葉はベロベロバー
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悲しみに沈んでるときでもいつもすぐそばにいて励ましてくれる人は
案外近くにいるのかもね
素直になれないからほんとの気持ちはまだまだ言えそうにないけど
いつか言うから
覚悟しておいてね

君も相当の変わり者だよね
物好きにもほどがあるよね
まさか僕みたいなばかでアホな奴を君みたいな美人がお近づきになってくれるなんて

自分でもわかってるんだ
自分はおそらく世界で一番ばかな奴だとわかってるんだよ

それでも君はまるでそんなこと関係ないわと言うように僕を愛してくれる
とてもうれしい話だ
一時期は実は君はガラスの靴を履いたシンデレラで
魔法がとけたら僕を忘れちゃうんじゃないのかい?

なんて考えてたけどそれは僕の考えすぎだったようだね

ありがとうの言葉もまるで歯が立たぬ
愛してると言うたびに君は涙する
ありがとうはその後に言うものよって言うのさ
僕はうなずいてありがとう 愛してるよ
つぶやいた

君が好き
やっぱり気持ちにうそはつけないから
この愛をあげたいのは君だけさ
伝えたい この気持ち
これからいっしょに暮らしてく中で
いっしょに暮らすだけじゃ愛は伝わらないから
楽しくばかばかしく二人仲良く 生きていこう
誓ったんだ
誓ったんだ
いつでも明るくいられるように
泣き虫だから涙する僕に君がくれた
ベロベロバー
誓いの言葉さ
そうだ
ベロベロバー
明るく楽しく愉快に生きていこう
明日も今日と同じように歩いていけば大丈夫さ
僕らなら。

2009/01/12 (Mon)

[3513] 暗い話 明るい話
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


暗い話ばかりしてるから明るい話題出してもなんだか暗い話の余韻にじゃまされて笑えない今日この頃
私にとっちゃほんとどうでもいい話だけど何かと知りたい人の話
それがたとえ作り話でも暇つぶしくらいにはなるからね
ただそれだけ

僕も話の輪の中に入れておくれよ
まるで嘘みたいに自分が笑ってる
それはきっとこうして他愛もない話を心のどこかでは幸せと思ってるから

素晴らしい話をしようとしたって僕ごときじゃまだまだ人生歩き始めたばかりだから
あんまり素晴らしい話はできないけど
こんな話でよければどうぞお聞きになって

興味本位から始まる楽しい毎日 今日も僕は輪の中へ
友達の輪を最初は馬鹿らしいと思ってたけどあんがい入ってみりゃなかなかおもしろいじゃない

今からでも
あなたとお友達になりたいよ
なんて自分から言えちゃうほどに成長したよ
自分をなでたい
なでなで なでたい

昨日の暗い話から一変して今日は明るい話ができそう
あなたに みんなに
家族に 飼い犬に…
それから…
もう昨日の人形だけが友達の暗い自分にはバイバイさ
明日からは本当のお友達と話をしたりばかみたいなことをしたりして笑いあいたい

だから ねえ
この僕とお友達になってくれませんか?
もちろんだよ
君はもうお友達
マイフレンド
ユーはフレンド
暗い暗い世界から出ておいで…
あの日の君の言葉忘れないよ
あの日から僕は打って変わって暗い世界から明るい世界に出られた
君のおかげだよ
やだな 恥ずかしいよ
なんて言う君の前
僕は笑ってた

かけがえのない親友が君で良かったよ
僕もだよ
二人の言葉が描くのはぜったい幸せな結末さ
もうひとりになんかさせないから
あの君の言葉
普段じゃ見せない強いとこ見れたんだ
君に救われて 救われて 僕はここに生きてるよ。

2009/01/12 (Mon)

[3514] 私の夢は三流詩人
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


我は三流詩人
所詮 三流だ
どっちに転がってみたって一流にはなれないよ
三流からは抜け出せない
一生 三流詩人だ

なんて戯言を繰り返しながら暗い話引っ張りだしてきて
さらなる悲しみにひたるんだ 肩まで

涙を隠すなら涙の中
木の葉を隠すなら木の葉の中
同じようなもんだ

風に吹かれて 独り
この世界にあるべき自分の居場所を探してた
めんどくさがって歩き出すこともせずにただあたりを 近場を彷徨(うろつ)くだけ

その辺が 三流詩人
言われても仕方ないな
僕は所詮 三流詩人

時に悲しみを
時に喜びを
時に憎しみを
時に他人のこと
時に自分のこと
時に世界の…

様々なものを題材にして自分さえも材料にするよ
売れるためなら金も惜しまない
そんな詩人にはなりたくない
ひっそり こっそり
根暗みたいでも自分の正義に忠実な丸い人を目指してるから
そんな詩人になりたいよ
そんな人間になりたいよ

人間は詩人で
詩人は人間で
所詮 人間の線からははみ出せない
罪人もお偉いさんも誰も彼もみんな人間でしかなく人間にしかなれないしいられないのさ

だからなるなら三流詩人がいい
無駄でつまらない欲が出ないため
僕は三流詩人になる
金は持っててもいい仕事についてても家はボロ 着るものだけしっかりして
マイホームも買わない人みたいになんだか不思議な無欲の生活
心が清いのか無欲なだけなのかわからない珍しい人

三流詩人にたくさんのあふれる欲望は要らない
要るのは人間の心
生きるために最低限必要なものだけ
私は無欲な人
たかが三流詩人
されど三流詩人
少しややこしい人

今 僕 そんな人
永遠に止まらない振り子みたいに
右にも左にも止まらないで行ったり来たりを繰り返す日々 私こう見えても一応は詩人です。

2009/01/12 (Mon)
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