詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
そこからの眺めはどうですか? 人を傷つけて得た欲望の財産はステキですか?
私には 私にはわからない あなたが理解できない
あなたがなぜそんな未来を選んだのかはわからない
あなたが今 のぞいてる窓からはなにが見えていますか?
輝く宝石の山ですか?
それとも積み重なった札束の山?
あれ、でもよく見ればそれは屍の山 骨の山
本当に眺めてステキだと思う景色はきっとあなたが見てる世界にはないんだ
僕はあなたにはわからない景色を探すよ
サヨナラ
あなたみたいに裕福じゃない未来に歩き出す
金に埋もれニヤニヤ
宝石に囲まれニシニシ
あなたを見ているとなんだか気分が悪くなるから
ごめんね
僕は別の窓を探すよ
そこからの眺めはきつすぎる 僕には
未来はやっぱりきれいなものがいい
だけど人を傷つけて得る未来にきれいさなど欠片もない
努力もなくつかんだ未来はただ汚いだけ
血にまみれた札束や宝石だとあなたは気づかず今も夢の中
麻酔に揺られてる
欲望に対する免疫力があって良かった
幸せな未来はあなたが見ている未来にはないよ
って聞こえないか…
サヨナラ…
サヨナラ…
かつて愛してた過去の幻よ……。
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雷のようなあなたのサヨナラの声が今も僕の脳髄を駆け巡ってる
あなたが僕に落とした雷は今も僕の中で僕を苦しめ続けているよ
サヨナラだなんてはじめて言われたよ
好きだよもはじめて言われた僕だから
初恋にサヨナラを告げたら新しい明日を探しにゆくから
君と愛し合った日々のようにずっとずっとずっとその幸せが続くように願うから
僕は君をひとつの経験にして僕はまた歩き出す
その先へ
その次へ
光の中へ
君がくれた期待とそれに対する裏切りを不幸と思わずチャンスに変えて憎しみを悦びに変えて…。
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どこかにいる
かならずいる
運命の赤い糸でつながれたあなたに会いたい
私も 僕も 俺も おいらも
みんな会いたい
あなたに会うために僕はいつもあなただと思う人に目星をつけてアタックかけるのさ
もちろん僕は行き当たりばったりだから間違うこともしょっちゅうだけど
いつかかならず会いにゆくよ
会いたいよ
あなたに会いたい
この長い道 歩いてる途中に最初はぜんぜん知らない人同士
運命は心がつながったときにはじめて始まるものだから
会いたい気持ちを集めたらあなたに会える気がする
あなたに会いたい
あなたに会いたい
今日はきっとステキな日
君に会えるだろう
君に会えるだろう
僕は会えるだろう
僕は会えるだろう
そう一心に信じる気持ちが明日をひらく 素晴らしい未来を導く
鮮やかな場所へ連れて行ってくれるんだ
たとえ不安が揺れてても。
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愛してるって言えない僕の気持ちはたとえりゃ視力があるのに人生から目をそらしなにも見ようとしない人みたいだ
視力が完全にない人を完全にばかにしているようなもんだ
もったいない
もったいない
愛することができるのにも関わらず
愛の言葉が言えてしまえるのに
なぜ人は言えないのかな ためらうのかな
こんなに好きなのに
こんなに切ないのに
もどかしさ 抱えたままで抱えても言えない それがまたもどかしい
胸の痛みを抱きしめて僕はがまんを繰り返す
愚かな僕なれど
なぜか責められず自分甘やかして言えない日々が続いてしまう
自分の背中すら押せなくて 自分だから押せなくて
わがままに悲しくて
悲しくて。
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菊池さんの家はとてもみんな仲がいいから笑い声が絶えない
でもその隣の山内さんの家では喧嘩ばかりする声が夜通し聞こえてくるよ
その違いは幸せの度合いを物語る
ほんのちょっとしたやさしさ持つだけできっと解決してしまうようなくだらない理由でいがみ合ってるのかな
それならすぐに仲良くなるすべを考えたまえ
隣の家を見習うのもいい
さあ つらいのはそれを見る子供だよ
ああ 子供の潤んだ目を見てなにも思わないならばきっと親失格だよ
自分に悪いと思うところがあるなら頭を冷やせ
喧嘩をやめろ
つまりそういうことだ。
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この素晴らしき世界よ
今 扉を開いて
その向こうがわへ僕を連れて行って
キミがいて
僕がいて
今の生活が回る
そんなふつうの毎日を幸せだと涙ながらに叫びたいよ
ほんとは何ひとつ汚れやうそのない人でいたいけれど
どうしても僕はうそをついてしまう 人を傷つけてしまう
そんな自分にふいに気づいてしまう瞬間僕は深いため息をつくのです
自分を守るため
逃げ道を走る
きれいな月を後ろにして
遠ざかるほんとの気持ち
善意と悪意が心の中で混ざる 何になるかはその時次第
なんて僕はわがままなんだろうな
いつもそう思う
思うけど僕は変わらず悪くて正しい矛盾した心をもつだけだ
見上げた空に今日も月が揺れている
涙でなぜか霞んでゆく
すべてがまるで終わりのない時間であるかのように長い長い日々にボケる僕
歳をとってボケる前に僕はボケていた
この素晴らしき世界に
たたずむ真夜中
幾千もの星の中に僕らしい未来を探していた
見つけたくて
見つけたくて
色のない毎日にそっと光を灯したくて探していた
明日も引き続き探すつもりさ
あきらめずやめてしまわずにいれば見つかると信じてる
つよさと弱さ 繰り返し引き出しながら日々は波のようにときに激しくときにゆったりとうねっていく
そんな世界に生きることの喜び 悲しみこの身に燦然と受けて天に向かって蔦をのばしてく
僕はまだ幼い一本の苗木です。
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明るい鮮やかな朝を待たずにおとずれる朝一番目の不安が今日もどっさり僕に覆い被さる
その中に埋もれていく僕とタイムアップが近づくたび不安材料がふえてく
憂うつな気持ちで見上げた空はどんより曇って見える
雨など降ってない
誰でも見りゃわかる
だけれど僕の心には晴れてる空とは対照的にやまない悲しみの雨が降り続いてる それはずっと昔から
他人にはわからない理由で涙がポロポロ せつなさなどもつのる
だからよけいに孤独になり独りよがりなわがままと片付けられる 現状が出来てしまう
それでも夜は更けてゆく たくさんの不安を背負ったまま
引き連れて出かける僕の車のトランクにも入りきらないくらいだから心からはみ出してしまう
重い足取り 引きずるようになんとか前に進む 少しずつよちよち歩きで
ぴよぴよヒヨコみたいに
びっこを引いているよ
「仕方ないや…」
そんな安っぽい言葉で片付ける僕もどうかとは思うけど
それを笑ってゆるしたあの時の僕もどうかと思う
今でこそ言えるよ
それでも気がつけばそこに朝が咲き
目を閉じているようにとぼけたふりを押し通すうちに1日が終わる
暮れゆく空の真下にある電線にカラスが何匹か群をなして一斉に飛ぶように
思えば一瞬
振り返れば長く
僕の1日は終わる
もう戻らない1日が映画を観終わったあとみたいにさり気ないさよならで幕を閉じる
バイバイ…それだけで
言葉も役に立たない
自分をなぐさめる
痛みも安らぎも眠りの中では無痛だし何も感じない
だから言葉だけで安らげてなんかいない
むしろ不安が増したよ
その喜びはつかの間のものですぐそのくだらない安堵は昨日の続きでため息に変わる
カレンダーの数字を目で追いながら
昨日と違う何かを今日で探す
そして時間は狂うことなく始まり・終わりを正確に生けとし生ける者に告げる。
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命の炎を揺らそう
メラメラ
ボーボー
命の炎をともそう
ゴーゴー
テラテラ
生きている喜びを意味としてそこに咲かそう
生まれてこられた素晴らしい奇跡に笑おう
君は意味があって生まれてきたわけじゃない
意味は自分が見いだし決めるものだから
神様にすがらず甘えを求めずに自分で決めなさい
真の自由はそこにある
さあ 手を伸ばそう
さあ 手に入れよう
さあ 掴み取ろう
命を輝かせるために命を削り思い通りの形に作り替えよう
すべては君の腕次第
君だけの人生だ 君のためにもうけられた時間だ
さあ その事実を理解できたら目を開けて目の前に広がる世界をまず自分の目で認めよう 見極めよう
今 さあ まだまだ遅くない
生きていられる限りは限度や規制はないから歩き出そう
明日へ さらなる明日へ 次の扉へ
その先へ さらなる先へ 次の洞穴へ
そうやって命を 自分だけの時間を鮮やかに彩ってゆこう
それが君のつとめで
最初から皆に申し与えられた意味だよ
それひとつでどこへでも行けるから
そこから少しずつ大きく立派になっていこう
夢に近づこう
いつか夢をつかむための努力と汗を握りしめ頑張れ 頑張れ
僕は 君は 自分のために必要な人
誰になんて言われてもそれが真実と誰かのいやな言葉を真っ向からねじ曲げよう
大丈夫 僕は僕自身が証明してる
ここにいる僕が
脈動してる命が
そう訴えてる
自分を認めよう
自分を見つめよう
命の炎が大きく揺らぎすぎて消えてしまうことのないように…。
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ここはどこ 私は誰?
目を閉じて気がつけばそこには今日がありなぜか目を覚ましたように意識がはっきりすれば今日と呼べれていた昨日は明日と呼んでた今日に変わる
何ひとつ何ひとつ変わってないよでも何かが違う
今日は今日で
明日は明日で
その日にしかないほかの日にはない特別な何かがあるんだよ
僕はどこで目覚める?
夢を見ているようにその間の記憶はない
まるで一夜だけ失神してたみたいにのびやかな時間は眠っただけでさらに短縮される
今日はほんとに今日という場所なのか疑う気持ちも揺れる
夢から覚めたら
そんな疑問や疑惑など消えてしまうよ
忘れたよと小さなことだと笑って記憶から消すんだ
または自動的に消えるのさ
今日はなんのために
僕は
明日は
立て続けに迫りくるこれからの日々は
意味などなくたって自分で見いだすさ
夢から 夢から 飛び出して意識のある時間帯の中だけで僕は旅を繰り返す
そんな運命のもとに僕は生きてる
そして夢から覚めたようにいつか闇にのまれるのかな
昨日とさほど変わらない日々の繰り返しが僕をどこまで生かすか
自分のことながら見物だ そんな僕は干物みたいにいつまでもいつまでも干上がった地面の上でパタパタ悪あがき
やがて息絶える
さよならの時が僕におとずれる おとずれる
日は昇る
こっちの話や事情などお構いなしに足音を立てる
やかましいくらい
ドンドン ダンダン
僕を不安にさせるだけ
それでも笑わなくちゃと苦笑い 苦笑い。
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キミは僕のことをどれくらい知っていらっしゃるのかな
すべてを理解するにはあまりに多すぎるその人の宇宙
今なら言えるよ
その時言えなきゃ意味はない言葉もただ悲しかったねで終わらせることのないように
きっと人にはちゃんと思いを言葉に変えて伝えられる勇気があるのだから
さあ 背中に隠した翼をおもいきり広げて
自由の空へ 飛び立とうよ
きらめく明日は
輝く未来は
そこにあるから
そこにあるから
おそれずにゆこう
ゆこう ゆこう
今 ドアを開けよう
自分の手で 開けよう
明日は快晴なり
つぶやいたら嬉しい気持ちがもっとふくらんだ
そう僕は今 幸せの中にいてその絶頂期をむかえているのさ
ほんとにほんとに僕はこれが現実のことなのかと疑ってしまうほどだよ
でもほほをつねってその痛みを確かめたから
これは夢じゃない
そう理解できる
それもまた嬉しい
もーすべてが鮮やかに見える
今日も快晴
どこまでも青い空
僕の心も。