詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ラブラブラブラブラブラブ…繰り返す愛の言葉 聞くも恥ずかしい言葉
恋人たちは恋をするために目当ての席にのりこんで楽しく今日もおしゃべり
僕も仲間に入れてよ
どうやらお呼びじゃないようでそそくさその場から逃げる僕
恋人って素晴らしいけれど
恋人って呼び合える人もいない僕にはとても悲しい言葉さ
空が心なしかせつない色ににじんで見える
メリーゴーランドは恋をする人のためだけに回り続ける
僕にもそのチャンスをめぐらせて
運命の人なんか贅沢は言わないから
誰か心やさしい人に出会わせておくれ
きっと今よりずっとずっともっと頑張れるはずなのさ
犯した罪もついたウソもすべて素直に悪いと言えるよ
だから僕にその手助けするような女の子をおくれよ
まるで天使のような無邪気な女の子を
精いっぱい愛すからたのみますよ
恋はとても素晴らしいよ
でも一歩間違えば一人の時の淋しさよりずっと淋しい一人になる
愛ややさしさを知ったから一人がさらに切なくなる
何百倍も悲しい気持ちになる
だから慎重に愛さなくちゃ傷つけないように手荒にしないようにそっとふれてみよう
自分のものさしなんて折らなくちゃ恋なんてできないさ
喧嘩するほど仲がいいと言うけれどし過ぎちゃ逆に二人の心に亀裂が走るよ
だから喧嘩もほどほどに
愛する基本はいつも変わらずひとつさ
そうさ
分け合って譲り合って愛させてもらってる愛してもらってる
どうぞどうぞの精神で行けばいい
あくまでもこちら側はあなた様の部下です
なんて弱気でもちゃんと愛は心をあたたかく照らす
それが愛だ
不器用なほど味があり知れば知るほど面白味も増す
それこそが愛です
回り続けて このまま
青い地球にも負けないくらいずっとずっと見守っててね
恋のキューピットの弓矢がそれても自力で君に言ってみせるよ
愛してると。
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君の懐かしい香りが僕を包む
やさしいあのまなざしがまたこの場所に戻る
僕の瞳はまるで君を閉じ込める鶏小屋のように存在しているんだ
逃しはしない
ずっと君は僕のそばで笑う
その笑顔は僕のものさ
君のすべては僕のもの
その代わりに僕のすべても君にささげよう
どこまでも君を愛してゆく
たとえ海や空のように限りなく果てしなくても
宇宙のように無限大だって僕は君を愛してゆく
寿命は永遠じゃないけど追いつけるとこまで僕は君を愛すよ
気持ちなら宇宙にも負けないさ
不器用な人だから
時々傷つけてしまうけど君のこと
愛してる
それだけはいつまでも変わらないから
何度も言わせて
あの世でも言わせて
ずっと君は僕の恋人のまま
そんな風に愛せたら幸せさ
なにが幸せなのか
なにが不幸なのか
今 わかったよ
それは君がいないことだよ
だから大事にする
君がいない世界を想像すれば悲しいどころじゃないから
正夢にならないように悪夢を獏みたいに食べてやる
君の悪夢も一緒に背負う覚悟で僕は君を愛し君のすべてを理解してみせる
僕を誰だと思ってるんだい?
君の恋人さ
天才の恋人さ
そんな自意識過剰でもいいだろう?
君がこんな僕を愛したんだぜ?
神様に報告だ
マイエンジェル
楽園に飛び立つ
翼を授けよう
君だけに
世界一 宇宙一 生涯一
一番愛してる君のために
一肌も二肌も脱ごう
本物の愛ならここにあるさ
いつでも君が笑える場所に
いつでも見えない愛がある
本物の愛がここで生きてる
それは君であったり僕であったり
愛し合う誰かだったりいろいろさ
でも一番言えるのはどれもとてもすてきさ
どれが一番とかじゃなくすべてが輝いてることがすてきさ
これが愛なんだね
街中世界中
ネオンなんかより光り輝いているよ。
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悲しい気持ちを胸に抱いていつまで僕はこうやってウソの笑顔で悲しみ隠していくのか
飛び立つ翼も真実と偽りを見極める瞳もなにもない
つくりだした方程式はゆがんだ光で錯乱状態のまま本当の正義を汚す
ただ人々は凝り固まった正義を振りかざす
常識を盾にして僕らの言い分をはじき落とす
縦にのびたグラフは決して横へはそれない
鳥のようにどこまでも自由な空へ羽ばたいて
画家のように素晴らしい色彩で世界を彩って高い高い塀の上で人権を再度叫ぶのさ
紫色に変色した空を眺めてたら流れ星が光りながら瞳の中を右から左へ流れ去っていった
悲しみはまだぬぐい去れないけど
きっとバラ色の明日へとこの路は続く
未来はすぐそこにあるはずだ
悲しみはすぐに忘れられる
悲しみが消えないならそれ以上の喜びを手に入れればいい
悲しみがつのる夜には
さらなる悲しみで痛みを消すんじゃなく
悲しみかつのる夜なら
それに勝る喜びで痛みをいやせばいい
半分に欠けた血だらけの月が悲しみに嘆く僕らを見て笑ってる
赤い空は燃えるように理不尽極まりない運命を背負った僕をやさしく抱きしめる
それなのにそんなやさしささえ出来すぎのからくりなのか
ゼンマイ仕掛けのおもちゃみたいに回しさえすれば誰にでもやさしさをくばりやさしい笑顔を見せる
そんなからくりなら不幸だなと思うよ
そんな夜には星が蛍のように飛びかう
見上げればまるで天と地がひっくり返ったかのようなにぎわい
笑顔あふれる愛すべき夜
悲しみに負けたくない気持ちが闇を引き裂いて光をつれてくる
ヒーローみたいに僕らの前でマントをひるがえして悲しみをもらってくれた
まんまる満月の夜に
不思議な夜に僕はいたんだ
まんまる満月の夜に
不思議な夜が僕を笑わせた
とても悲しいのになぜか幸せ感じるこの気持ちがミステリー
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時計はいつでも夢の中さ
僕らを夢の中から見ているんだ
三本お髭を生やしてまるでどこかの金持ちの貴族みたいにえらそうだよ
でも実際えらいんだよ
時計は僕らをずっと時間の中に閉じ込めて定められた時間を正確に僕らに告げていつもの生活に縛り付けるよ
でも感謝もしたりするよ
おじいさんになっても時計は死なないから仕事の定年もこないんだ
ずっと時計は時間の番人さ
何世代にもわたって時間をつかさどる時計は仕事をしてる
とてもえらいんだよ
そして大変なんだよ
いつも早起きだ
時計のおじさん
寝てなんかいらんない休日もない
でもイヤじゃない
疲れるわけじゃないから
時計は時計のお仕事をただ時計は時計として続け 針を回すだけ
それが時計のお仕事さ
感情もなにもないけど
やさしさもなにもありはしないけれど
なんだかとても憎らしいときもあるけど嫌いじゃない奴さ
時計のおじさん
今日もいつの間にか夜を僕に告げて
明日の朝になれば
目覚ましで僕を揺り起こすのだろう
時計のおじさん
素晴らしい
仕事をサボらない
仕事に正確だ
ただただそれだけを仕事にして金ももらってないのに時の神様のために時間を操る
時計のおじさん 聞いてくれよ
涙を流して情けない男の話を ぐちを 聞いてくれよ
なにも話してくれなくてもかまわない
無意味だっていい
時計のおじさん
話し相手になってよ
ただ聞いてくれよ
それもお仕事だと思ってうなずいて
その悲しいようなすてきなベルの音で僕を励まして 背中を押して 切なくさせて すべてを受け入れて
窓の外には今にも消えそうなくらいかすかに雲の隙間に隠れた月と少しのお星様
なんて切ない夜
僕の悲しみにも負けないくらい切ない夜
でもいくらかは僕の勝ちさ
なんてつぶやいてみたら少し楽になったんだ
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笑って怒って泣いて頼って突き放してみたりする日々
何度僕はそんなふうに君を困らせんだろう
強がっては弱気になってみたり必要な時だけ君を呼んだり
何度僕はそんなふうに君を傷つけるんだろ
「愛してる」って僕からはじめたダンスなのに勝手なもんだよな 僕から手を離してしまったんだよ
雨音のダンスがまるでステップを踏む恋人のように見えるのは昔の君との楽しかった思い出を忘れられないからなのか
僕は売れない失恋家
ふざけた言葉を街に落書きするように
飼い慣らされた犬のように決められた自由の中で窮屈な靴を履かされて絶え間なく流れる好きでもない音楽を聴かされながら笑う ばかだよな
ほら月も笑いこらえられずついに笑ってら
ちょっとムカッとくるけど今夜はゆるしてやろう
感謝しな ムーン
嵐の海をわたる船のようにグラスの中でブランデーに浮かんだ氷が揺れているウイスキーの海に溶けて小さくなる
僕と君の恋のように
幸せだった時は短くやがて小さくなる氷のように割れることもなくひどく静かな閉幕をむかえた
それでも 僕は
何度だって
泣いて笑って頼って…繰り返し繰り返す
誰の前でだって変わらないまなざしで振る舞ってみせる
まるで君への当てつけのように
ほら何度だって笑って泣いて生きていける
心にうそをつけなくたって涙でぐしゃぐしゃの表情が説得力のなさを象徴していたって問題なしさ
やがて静かに君という雨は心の中でやむだろう
そして濡れた僕という傘をしまい陽射しの下へと歩いていける
傘はいつかは乾くからそんな悲しい思い出があったことさえ愚かな僕は記憶から除外して
雨粒がほらバンパーを濡らす
君の面影が悲しい幻になって天井をスキップしながら踊る
忘れようとしても忘れられないから
僕はそれを偽っているだけ
今も消えない雨音がザーザーと鼓膜を震わす。
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黒い観覧車が僕の部屋でキリキリ錆びた音を立てて回る
部屋の外では一日中黒い虹が空に架かっている
止まった時間が虚無の部屋には行き届かないから観覧車は回ることをゆるされる
唯一この部屋にだけ時間は存在する
だから観覧車は回る
それが時間が流れているあかし
動いているものがそれをおしえてる
犬は餌を恋しがらない
猫もこたつで丸くなることもない
時が止まった世界では生き物は生き物としての活動を停止する 血も流れないから死ぬこともないという本当の不老不死
時の止まった世界と動いている世界の狭間で僕は止まったりせわしく動き回ったり忙しい
身体の半身は止まっていてもう半身は動いている
そんな日々の中で
時間は今も僕をいつか終わりへといやな音を立てて虚無の中へ虚無の中へと追いつめる
逃れられないから
一歩ずつ一歩ずつ毎日気づかないあいだに少しずつ死に近づいてる
死という恐怖
そして
生という恐怖
両方を天秤に掛け右手には涙左手には笑顔
不死鳥のように振る舞うけどいつかは僕にもそんな日が わかってる
ジョークもジョークに聞こえない
ただそれまでの時間を人は与えられた恐怖という感情を理由にふるえている ウサギのような赤い目で喜びを見つけてはもみ消そうと計らう
なぜ始まりなぜ終わるのか この時間はなんなのか意図が分からない 論理的な思考では神の意図は読み取れない
そんな論理的な思考さえ神の手によるものだからわかるはずはない
ただ1つわかるのは自分自身は虚無の生んだもろい石膏だということ
水滴のようなはかない命を手のひらに集めながら僕は祈る
どうか世界にもっと幸せが降るように
色をはがせば汚いモノクロでも鮮やかな皮をかぶったペンキに笑うよ
風船は割れる
つくり話もアイデアもいつかはつきる
形をもった永遠はない、つまりそういう事。
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幸福になりたくて
幸福になりたくて
でも
幸福になるすべがわからなくて
幸福になれなくて
幸福になれなくて
でも
幸福になるすべがわかればあとは
幸福になりたかった
幸福になりたかった
いつの間にかそんなことさえ忘れていつもと変わらない胸焦がす日々の中にうもれてた
取り替えたばかりの枕をぬらしている
幸福はどこにある
幸福はそこにある
でも
幸福は僕ら人間には見えないんだ
幸福は僕らの瞳には映らないんだ
だけど
幸福をつかまえろと人はわけのわからないことを言う
それは
幸福を心で感じるということだったんだね やっとわかったよ
満たすのは心
財布じゃない
満たされないのは心
金じゃない
リッチさじゃない
幸福のゼンマイ
左に右に回しても音沙汰ないときは押してみて
ほらひらく扉 光がもれている
扉だって押しても引いてもだめなら横にスライドさせればいい
よく考えて角度を変えて見方を変えればほら見えてくるものがある
それが幸せへの道さ
幸福になりたいならなればいいのさ
幸福になれないと決めつけちゃだめさ
幸福になれるんだと強い意志をもって
幸福になりにゆこう 生きていこう
ゼンマイ回して
だめなら押して
ボタンかもしれないから
ゼンマイ押して
だめなら引いて
ドアかもしれないから
考え方は無限大
ほら光が君に笑いかける
君はもう幸せ
見えないから感じない限りわかるわけがないだろう
心に聞いてごらん
案外幸せだろ
その満たされた心が幸せをまねく
おしえてくれるはずだ
本当の幸福をね。
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宇宙の中の小さな星に生まれた命ひとつ光る
暗い暗い闇の底でこの時を待っていた
母親の腹の中の小さな小さな宇宙の中で
星より小さい僕という命が息づいている
始まりそして終わる短い物語の中で僕は光る
宇宙のように果てしなく限りのない命がひとつ光る
やがて僕をとりまく時間も終わりがくれば止まる
こんどは死という永遠の宇宙で待つことも待たすこともなく
ずっと僕はその闇の中で眠りつづけ色のない夢を見続ける
暗く静かな海の底で夢を見続ける
夢を見続ける
そしてまた暗い宇宙にひとつ生まれる命が光る
今にもカンタンに消えそうなくらいはかなく小さな命が精いっぱい生まれてこようと光ってる
そんな命がひとつ夢を見ようとしている
夢を見るために生まれてこようとしている
夢の中で夢を見ようとしている
悲しくてうれしくて尊くてとても不思議な夢を現実という世界に見に来ようとしている
腹の中から飛び出して今にも生まれてこようとしている
小さな小さな光がひとつ
命という光がひとつ。
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歯車は回り続ける
寄り添うように
ふたついっしょに
かみ合わないところも少しずつ削って
譲り合って重なり合おうとする
歯車は回り続ける
寄り合うように
ふたついっしょに
速さを同じにできない時もあるけど
話し合って仲を取り戻そうとする
ふたつの歯車 回り続ける
いつでも いっしょに
ずっと いっしょに
ふたつの歯車 回り続ける。
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君に恋をしてる
でも言えない
ずっとおんなじ気持ちを抱えているよ
恋をするとほほが赤くなるけどなぜ心までもピンク色に染まるのか
君が大好き 君もおなじかな
そう言えたら
明日から僕は誰より先に幸せになれる
世界で一人しかいない君を独占できる
なのになのになぜか言えない僕は臆病者
恋わずらい
まだまだ治りそうもない
心は切ないまま
永久に叶わなくなりそうな未来を描いてしまっている
もどかしいばかりの日々だよ
恋はこんなに素晴らしいものだと思えるのに心から愛せない
切ない恋もあるから
憎しみさえ生まれてしまうんだ
切ない恋があるから
切ない恋をしているから
でも君を愛してる
ただその愛をうまく言葉にできない
想いはいつまでも君に届けられないまま僕が胸の中であたためている
なんて悲しい恋だろう
本来は素晴らしいのに
なんで憎々しい恋だろう
君の存在が
恋い焦がれる気持ちがうとましく思う
なんておろかなんだ
恋はなにも悪くはないのに言えない僕が意気地なしなだけなのにまったく切ない恋だな
それにしても
恋心に目覚め
熟しすぎた
若い時を過ぎても
未だ夢見ている僕ときらめく彼女
素晴らしい
憎々しい
それが恋ってものさ
切ない恋
素晴らしい恋
かけても割ってもすべて恋です
カンタンにはいかないです
だって君はそれほどの価値がある
だからカンタンには手の届かない人
当たり前さ
僕が好きになった人だもん
それくらい難しくなきゃ張り合いがないさ
最後まで腹が立つ
それでも君を好きになれる
そんな気持ちもたしかに必要さ
でも悲しいな
ああ どっちだろう
恋ってなんだか難しいな
単純すぎるだけか
恋の痛みがあきらめようとする僕を引き止める
何度も何度でも。