詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
雨は止まない
心の雨が
雨が止まない
悲しみはつづく
明日もまたつづく
引き続きつづく
喜びもつづく
いつまでもつづく
きりもなくつづく
だから
雨は止まない
喜びの雨
悲しみの雨
瞳から流れる雨は
降り続く 心の空に
死ぬまで 降り続く
雨だから雨は降るんだ
死ぬまで 降り続く
ずっと雨は降るんだよ
雨は止まない
カタツムリも止んでほしくないはず
でも僕はどうだろう
悲しみは止んでほしいが喜びの雨は止んでほしくないな
なんて都合のよろしいこと言うかな
でも雨はどちらか一方だけじゃ雨とは呼ばない
涙という名は悲しみにも喜びにも平等に名付けられてるから
片方を止ますのは無理さ 無理さ 無理さ
わかってるよ
だから雨は止まない
だから悲しくて嬉しくていろんな意味でいろんな理由が混ざって泣いちゃうんだ
わかってるよ
だからね だからね
うれし涙時々悲しみの雨に降られ濡れられ生きるんだ
それでも生きるんだ
また昇るだろう太陽を待ちながら雨の中 たたずむ僕は一人つよく弱くさりげなく。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕のはき出す声はただの音だから誰にも届くことはなく
誰の鼓膜もふるわせることはできない
まるで石のように僕のムネの中にずしり重くのしかかる
悲しみは波のように揺らぐばかり 繰り返すばかり
喜びもまた波のように揺らぐばかり 繰り返すばかり
そんな日々の連鎖に退屈してたえきれなくなって死にたいとほざけどいつまでも千切れそうな生への執着心をはなさない
僕は飛び立つツバサも地面を駆けるヒヅメもなにもないままで生まれてきてしまった裸の羊
たとえ僕の明日が僕を嫌いになっても僕は明日を嫌いにはなれない あとをつけるように僕のほうから明日に向かうから
こたえが見える日もそんなに遠くはないさ
頭のなか無数にある神経さえとぐろを巻いてるもののピアノ線のように背骨はまっすぐ空に向かう
最後の手段さえ石と化してもかならずどこかに突破口はありすべてが白紙になることはないさ
明日がどす黒く染まってもどこかで僕と同じ痛みを持つ人がいてみんな嘆いてるんだ そう思えばこんな痛みなどどうということはない
聞こえるその声が
聞こえたその声が
僕を導いて
暗闇から抜け出せる出口へいざなう
聞こえている声に
聞こえたその声に
僕は導かれ
悪夢から抜け出す方法を知るんだ
帰る場所はきっといつまでも悲しみが待つこの世界 この部屋
されど喜びが暗闇に沈む僕に手を伸ばす
永久の闇に沈みきるまでは僕を何度でも暗闇から救い暗闇へまた落とす
そんな意味のないようなことを繰り返してる
見えない影に突き動かされる身体
手にした運命に嘆いたりそっと物陰でほくそ笑んだり 様々に人は生きてそして終わってゆく
身構える私
気をゆるす私
途方にくれる私
いろんな私がいろんな気持ちをかかえて絶え間なく打ちつける波にたえて生きる日々
我慢の極地も限度もかるく超えていた。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
あざやかとしか言いようがない未来にいるよ
素晴らしい期待と素晴らしい教育でたくさん知識を蓄えたよ
でもちょっと淋しいな
それより僕は知識や教養がなくても素晴らしい生き方を知ってるよ
それはただ思ったように生きてしまうこと
過ちも罰もすべて自分にくるから思ったよりも気が楽だよ
目障りな期待や誰かのためにとかのない未来なら一番いい
そうやって出来上がった未来が一番いい
貧しくても生活苦でもなにより笑顔にあふれた未来ならなにも望まないんだ
僕って人は欲に疎いから
思ったよりもあざやかな未来まで陽気にダンスしながらワンツーステップかろやかに
あざやかさの違いひとつで人は貧しい未来にいながら光を感じる
目でじゃなく心で感じる
それは形のない幸せ
満ち足りたという快感
見えているものと感じているものの違いが幻覚のように現実にかぶさる
でも本当に僕は幸せ
人が引いたレールを走るよりずっと幸せ
幸せってたぶんそんなもんだろうと思うんです
あざやかさってきっとそんな気持ちだと思うんです
到達する場所が闇でも光でもそこに見える幸せが多少なりとも自分の気持ちを安らかにさせてくれるなら僕は闇でもかまわない どうぞ落としてくださいと願ったっていい
悲しみ 喜び 繰り返す法則からはどうせどこへ行こうと逃げらんないんだから
どんな未来だって幸せなはず 喜びがあるのなら文句はない
光は闇の中でこそあざやかに見える
だから だとすれば
喜びも悲しみがあるからこそ引き立つ
無意味ではないんだ
理不尽じゃないんだ
どんなにうまい料理にも隠し味やスパイスは必要だ
日常や人生にだってきっと必要だ
それが人間には悲しみとか苦しみだってだけ
喜びや幸福という主食をより引き立てるためにそれは必要なんだ
そう思うから涙にはおぼれずにすむ私。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕のあいだにはさまるようにしてある
迷い 悩み 苦しみ
悲しみ 切なさ 難題 未だ解けない謎
それをはさむようにしてまたあるそれらを克服するたくさんの調合薬
同じ数だけあるそれとそれ
僕をどん底に突き落とし悲しませる現実
にらむように監視する歪な現実
夢も一束の気休め
ああ それが悲しくて
ああ それが嬉しくて
なんだか言葉にならないくらいにくいのにいとおしい
そんな現実と現実にはさまれて僕はなにを一番に願う?
僕は僕に問いかけた
でもたぶん僕はわからない
僕が僕に問いかけても願いなどあまりにはかなく悲しいものだと知ってるから
すでに枯れ咲くことのない花に期待を寄せても滑稽なだけだから
そんなことより僕は今あるだけの可能性に手を伸ばす
無理せずできることなただひたすらうちこむ
歪な日常という現実がもう一つの安息という現実を歪めないように
日常で生きる現実の僕と夢で生きる僕の二役を演じるこの一定の程よいリズムの安定を崩さないように
僕は気をゆるめないでいつも四方八方に目を配る
そのうち日常というめまぐるしい現実で生きる僕の生活が夢を浸食していく様が思い浮かんだけど気にせず僕は歪な自分を正そうと常識というライフルで歪な箇所を撃ち落とし
小さな間違いも認めない
まるで枯れた草や葉をちぎるようにいつでも完璧なままでいたいから人はゆがんだ自分をかき消す為に夢を犠牲に現実をきらめかせようとつとめる
そしてやがて現実はひとつと重なり
完璧なる常識人がそこに誕生する
それこそ歪な第二章の始まり
完璧な明日を求めた人はゆがんだ正義でいつの間にか心を正義を語った悪に染めた
それを必要悪と呼びながら人は汚れのない常識で人を傷つけていく
まるで当たり前のような顔で冷たい仮面をかぶったような冷ややかな笑顔を浮かべてる。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕のつたない想いはふいの風に吹かれてどこかに消えていく 影も名残もなく
幻と隣り合って自由なる死と隣り合わせの毎日をなぜか僕は生きてる
明日へ向かう選択肢をつかんだ
はかなくも素晴らしい夢を見て
あこがれを空に重ねて
小さなプライド揺らしながら意地っ張りになって歯を食いしばって僕は絶え間ない道のりを行くんだ
瞬間だけの1日もまばたきするように指の隙間すり抜けていくときめきも忘れない気持ちがあれば何度だってその気持ちにかえれる
はじまりにもどれる
あたたかな風 凍るようにつめたい風
そんな現実に吹かれている僕と立ち止まる夕暮れ その背中にひとつ赤い夕陽
観覧車のようなゆったりとした時の流れ
されど過ぎゆく運命
決められた宿命
笑え 僕よ 君よ
泣くな 僕よ 君よ
生まれもって手に握らされていた理不尽と不具合を欲望で塗りつぶせ
光は影を 影は光を
打ち負かすため生まれてきたものだから
悲しまずには生きられぬけど喜びをつかめるのもまた事実だから悲しみに涙を流しきらずに喜びに出会ったときにこそあたたかい涙を流せ
せつなくもいとおしい
この世に吹き荒れる砂嵐に吹かれてもなお前に進もうとする奇なる偶然の下に生まれ落ちた僕を僕はみとめよう 今
僕だけにしかわからぬ痛みと僕だけにしか伝わらぬ感傷を手に旅立つ
明日からまた明日へ
繰り返すその先に求めていた光があるんだと悲しくも美しい期待を素直に信じるよ
汚れなき瞳はきれいな円を描きながら未来をすこしずつ描いてく 下書きしていく
僕が色を塗るのを待つように
未来は思ったのと違ったって泣きはしないさ
現実はそんなもんだと小さな違いに笑ってみせる
その違いが逆に生きてるってあかしを伝えてるようで嬉しかったんだ
妙にそんな欠落した未来がいとしくて抱きしめたくなった。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君のこと 好きになってほんとによかった
そう思える今があってよかった
君といてよかった
あの日 あの時
あの場所で
とある偶然か必然か運命か 出逢ったからこそ今の二人はある
そんなキザなセリフさえ言えてしまうのはほんとにそう思うからです
恥ずかしさなんかラララっと歌ってごまかしてしまえ
好きの気持ちがこんなにあふれてる
ムネの中 ざわざわとさわぐよ
まるで花が咲くように奇跡的な一瞬を見たようなときめきが回りだす
素敵な恋が僕を光へと導く
手を引いて
君の 君の かわいいえくぼに春を見たから駆け出すよ
たとえ桜も咲いてないまだ二月の寒い毎日だとしても 心には早くも春の息吹がほらさわさわさわる
ありがとう…
愛してる…
決まりきった言葉
されど不変の名文句 飛び出すよ今夜も
愛し愛され続いていく
日々に今こそ言うのだ
あの人を永久に愛すことを誓うと
結婚式より先に天に叫ぶよ
ラララ
愛してる
愛してる
もうこれだけで
僕の心空っぽ
ただそれだけさ
だからこそ
思いを込めて
その一言にすべてをかけて言うのだ
そうさ
愛してる
愛してる
愛していただなんて過去に流されないように君を愛そう
愛しどころがなくなったって今日は今日
明日は明日の君の新しい一面を探すから気にせず愛しあおう
遠慮なんて必要ないさ
大丈夫
飽きなんてこないさ
君は僕の永遠の欲望そのもの
なんて笑う
なんて笑う
ふたり笑う
そんな春の風景
春めいていく街
つぼみは膨らみ
今にも咲きそう
僕ら笑う
僕ら笑う
桜の木の下で
幸せの下で
ふたり笑う
そろそろ待ちに待った春ですよ
寒いのはあと少し
もう冬も終わり
桜さん
咲く準備は整っていますでしょうか?
燦然と降り注げ 花びらの雨!!!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
いつまで経っても
拭えやしないんだ
この胸を焦がす想いは僕をつかんで離さない
深く胸をえぐるナイフのようにやわらかい痛みが僕を苦しめてるんだよ
日常の外に溶け出したいんだ
もうこんな毎日だなんてくだらない
そんなこんなで悲しみに沈む
色眼鏡で見られたくなくてわざと尖った自分装った 冷たい鎧で身を包みまくって
泣いて泣いて泣いて今日はたくさん泣き明かしたから 明日はさすがに泣けないだろう
明日はそのぶん笑いましょうよ 自分
誰もなぐさめてくれないならば自分のやさしい言葉で消えそうなろうそくにまた灯をともそう
たとえ明日が雨でも嵐でも風がおだやかじゃなくても
そんなこともうしょっちゅうだから慣れました 慣れました
うそだよ
だけど我慢するよ
悲しくても
せつなくても
悲しみに沈むとしてもこれ以上は苦しまないでいられる
楽な道はないとわかってる だからこそ少しでもなだらかな道を歩きたい
歩道にそれたいんだ
理不尽や不具合が行き交う車道にはなるべく出たくないんだ
わかったら独りにしておくれ
ひとりよがりの孤独な野郎だと言われても平気だぜ
今が悲しいなら
もう今以上の
今がそうさ
最低の時
今がそうさ
一番 最下部
この穴の底
ほら叫んでみれば
洞穴の中
音が上まで吸い込まれてぐわんぐわん響く
見渡しても人っ子ひとりいない世界
気づくと目に涙
これが悲しみって奴かな
これが孤独ってことかな
思ったより悲しいな
なめていたよ
光が恋しい
笑っていられた自分が名残惜しい
悲しみに沈みきった今では這い上がる力さえなくて僕は手を伸ばすのが精一杯
それでもそんな世界に見たんだ
闇の中に見たあこがれは幻だったのか
まぶしいくらい見えたのにな
それが今はうそのようにさびしい
小さな灯りの下 さびしい…
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕はまだ君の甘い夢の中にいるよ
うそだと今でも思ってる
ばかみたいに僕ひとりだけ頑固に君が戻るのを待っている
僕はまだなくした恋にも気づいてないよ
悪い夢だと疑わないんだ
火を見るよりも明らかなのに自分で見えてる現実を消そうとして目隠ししてる
僕はまだあの日のさよなら 消せずにいるよ…記憶に深く刻まれすぎたのかな
うそだろ
夢だよ
そうだと言って
カムバック
カムバック
君じゃなきゃ意味はない
でも君は戻らない
わかってる
わかってる
でもそう思いたくない そう思う理由もすべて痛いくらいわかってる
だから今も性懲りもなく信じてんだ
君の帰りを待っているんだ そうなんだ
暗雲たちこめた空に虹が架かる日をなにより願ってる
ただ単に悲しいだけじゃない恋だから
君がくれたこの力で待っているよ
希望がちょっとだけ揺れる空の下
僕はまだ君の見せる夢の中
古びた記憶の中で
君の面影を乗せて自転車こぎ続けてる
僕はまだ夢の中にいるってことは
僕らまだ終わってないあかしかな
そう思わせて
そうじゃないと悲しいから
それが僕のさよならの仕方
忘れられなくて終わったと思うのがこわいから意気地なしだけど意気地なしなりに考えて考えぬいたんだ
だから まだ
君の甘い夢の中にいさせて
あともう少しだけ
君の見せる夢の中で眠らせて
たのむよ たのむよ
明日が見えなくなるまえに歩けなくならないように君との楽しかった思い出だけを力に変えさせて
ペットボトルの再利用みたいに
たのむよ たのむよ
ゆりかごの上の赤ちゃんのように
よく眠る僕をまだ起こさないで 僕にあともう少し君の面影を借りさせておいて
抜き足差し足忍び足で僕の夢の中で手に手を取りあいダンスをしよう
あのころのよに
同じ未来を確信してた
あのころのよに。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ダンスを踊るように
ステップ踏むように
いい歳のとり方したい
あざやかな人生がいい
かろやかにスムーズにつまずかず一定のリズムで
すてきだけどなんか嫌みな感じがしてどこか人間らしくないな
やっぱり僕らは恵まれてるのか
間違いは人間の先輩特許でもしかしたら思考より感情より秀でた能力かもしれない
僕らはそれにより人間としての自覚を保てるのかも
なんて
僕のダンスは空回り
相手は世の中 社会様
僕のダンスは絡まってばかり
でもなんかそれでただしい気がする
僕にはあざやかだよ
間違いのない人生なんてくそくらいだ
そんな自分が愛しい気持ち
いつまでも
いつまでも
完璧でいたい気持ちの隣に置いていたいものです
完全な完璧さを求める自分に一喝したいものです
そんな気持ち
思うより大事だったんだ
そーなんだ
そーなんです
それなら僕のはダンスじゃなくてあわおどりだね
そっちのほうがなんか楽しそうだよ
なあ
なあ
なあ?
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
切なさがムネの中咲きました
あなたが咲かせた花だよ
悲しくて仕方ないよ
だからあなただけしかこの切なさ摘み取れない
ねえあわよくばこの切なさ僕ごともらってよ
愛してるよ
小さい男だけど
愛してほしいよ
気持ちはパンクしそうさ
どうか君と同じ未来を生きたい
君を夢みた僕と僕が夢みた君との明日を現実に重ねよう
夢じゃない
覚めない夢をください
見たいのは君だけとさ
さあ この手を握って連れて行って
バラ色の世界へ
僕らが笑いあえる場所へ
僕は君を
君は僕を
愛しながら
愛しながら
同じだけの日々の中で切なさを少しずつやわらげていく
愛だけが
愛だけが
なせる技さ
愛だけが
愛だけが
癒せる傷さ
だから君を愛したいんだ
フォユー マイラブ
自分を愛す以上の思いで君を愛したいんだ
フォユー ユアラブ
今、君のすべてをもらうからね
いつか僕のすべてに変わる 変わる
魔法のように切なさいっぱいの日々もあざやかに変わる
変わるさ
僕は君に伝えるよ
アイラブユーのかわりに日本人らしく
愛してるよとだけ
その一言ですべての愛を語れはしない
けれどその一部だけでもできるだけ君に精一杯の思いを歌い続けよう。